やっと今日からスタートすることができます。つまらぬ旅行記ですが、ご覧いた
だけたらば幸いです。
さて今回はお財布事情により初めてのハワイアンエアラインで出発となりました。
初ハワイアンの利用にあたり、事前にハワイベテランブロガーのハイチュウさん
に沢山の情報を頂きました。
羽田空港国際線出発ロビー、本来はＡＮＡさんのカウンターでチケット発行＆手荷
物預かりとなります。余談ですが羽田出発の場合、我が家から近い空港のため、必殺
技を使います。前夜空港の30分無料駐車時間を使い、スーツケース2個をマイカーで
運び込みます。そしてそれらの荷物を空港荷物預所を利用して、なんとスーツケース
1個500円/24ｈの料金で預けるのです。お蔭で出発当日は在来線を利用してラクラク空
港入りとなります。
さて話は戻りまして最初の目的地はハワイ島はコナ空港、昨年12月に就航した新しい路
線（羽田～コナ）です。しかしコナは飽くまで通過点にすぎず、本当の目的地はマウイ
島キヘイであります。なぜそんな面倒な乗り継ぎをするかと云うと、恥ずかしながら
我がお財布事情なのです。時期にもよりますが、昨年8月チケット手配時でＪＡＬさん
との比較で驚異的なお値段の差がありまして、今ＧＷハワイはこのような経路となった
次第であります。
ＨＡ852便コナ空港行きの搭乗ゲートは143番、空港の一番端です。そのためかなり長い
距離を歩きました。23区で最大面積を誇る大田区ですが、その大きな大田区の面積の
3分の1を占めるのが羽田空港と聞いた事があります。そんな大きな空港の端のゲート
ですから、歩いて当然なのでしょうね(^O^）
機体はエアバスA330、こちらもあまり乗ったことがありませんでしたが、USB端子でス
マホを充電できるなど便利なところがたくさんありました。メインキャビンと言う名の
エコノミークラスに座りましたが、そんなに狭くは感じなかったです。
まぁ生まれついての貧乏性が幸いしたと言うことでしょうか(笑）
離陸後最初に出てくるのが軽食です。簡単なおにぎりと飲み物、離陸時間が12時近い
ので、私的にはちょうど良かったですね。
続いて数時間後に出てくるのが、ポークパテのロコモコです。こちらも美味しく戴き
ました。ハワイアン航空はマド側席が寒いとハイチュウさんに伺っていたので、あえて
通路側の席に致しましたが、コレも正解でありました。さらに羽田カウンターで機体前
方席が空いている為移動を進められましたが、予約席の臨席が空席と聞きそのまま後列34
に腰かけた次第です。
そうこうしているうちにコナ空港に到着しました。この日のコナは快晴でした。
イミグレでは新しい入国システムが取り入れられておりました。それは米政府のCBPが提
供する「Automated Passport Control（APC）」制度によるもので、入国係官による審査
前に自分でパスポート、指紋登録、写真を撮影するシステムなんです。これはキオスク端末
と呼ぶものらしく、何やら小難しい匂いがいたします。
2008年以降にESTAでの入国経験者の方は機械で入国審査がOK。そうでない人は従来通り審査官による審査の方に並ぶらしいんです。しかし大きな声では言えませんが
直接審査官の方がはるかに早かったです。
ＪＡＬ直行便時代に使われていた、懐かしテントで入国審査をうけます。イソイソとテントに
入りますと、そこは既に長蛇の列と化しておりました。ほとんどの人がキオスクに行きます。
端末の台数は10台弱はあったかと思いますが、みな慣れぬ操作に手間取っております。
この端末は家族の場合は1ファミリー1台、友人同士の場合は1人1台の使用となります。
我慢して待つこと数10分、やっと我が家の番が回ってきました。画面日本語を指定して、
パスポートをスキャンしたら、画面に質問事項が表示されますフライト情報と税関申告書と
同じ内容をチェックで入力。次に片方の手の指紋スキャンです。右か左かどちらか自分で指
定してスキャンをします。私の場合ココがうまく行かず何度もやり直しておりますと、親切
そうな初老の男性係がやって来て色々と手伝ってくれます。彼の指示通りやるのですが、エ
ラーがでます。右手でスキャンしていたので、左手に変えてもダメです(涙）
「手が曲がっているのかな」的な呟きを親切な初老係員さんが口にします。
チョイチョイ！
そんな事はあるもんか怖い事いうオッチャンやな。（もしかして私の聞き間違いかもしれ
んが）次にオッチャンが「あんたハンカチ持ってるか？持ってたらスキャン板面拭いてみ
！」的な事を宣うんですわ。オッチャァ～ン係なんやから(其処はアンタがウエスを持っとけよ！）
と思ったんですが、ぐっと我慢して自分のハンカチで色々な人の手脂が付着しているであ
ろうスキャン板面をぬぐいました。それが幸いしたのか、その後指紋はすんなり認識され
たんです。
最後は端末のカメラで写真撮影。これは目を閉じたなどあれば撮り直しもできます。これ
で全て完了、端末の前からレシートのようなものが出てきます。レシートには今撮影した
写真が。ひょえ～！なんと悪人面で写ってしまった！とショックを受けつつ、同行の妻も
同じ操作を行います。こんなに時間がかかるならば、別々にやった方が早かったと思う！
さらにぬぁ～んと！レシートには大きく〇とか×印字され
ております。次の段階で〇の人は並びの少ない列に振り分けられます。私は×だった
ので、沢山の人が並ぶ列の最後尾に案内されます。この〇と×の意味がわかりません？
兎に角×に並んでおると・・いつもの入国審査官のブースに通されます。ここでいく
つか質問をされパスポートを提出、ぬぁ～んと！指紋をスキャンされます。
さっき苦労したのにマタマタ指紋スキャンです。まさかと思っておると、いつも
のカメラが我が顔前に近づいて来ます。
結局同じやないかい！
それでもなんとかイミグレ通過、いやぁ～時間がかかったかかった！安心するまも
なく、次の長蛇列が目に飛び込んで来ました。
じぇジェっ！
バッケージクレームでピックアップしたスーツケースを再度Ｘ線検査しておるじゃ
ありませんか！しかもＸ線検査機は1台のみ、そりゃ～当然長い列になりますわな。
私の場合時間があったから良かったですが、乗り継ぎに2時間くらいしか無かったら、
こりゃ間に合いませんぜ！事実ワケを話て先に通してもらう方も見受けました。
数々の難関も無事とおり外へ出ますと、天上の陽は傾き蒼穹の空は無くなっておりまし
た。乗り換えまでに時間があれば、タクシーを使いカイルアコナにでも繰り出そうと考え、
流行りのＵberをスマホに落としておいたのですが、まさかこんなに時間が掛かるとは・・
もはや時間も気力も減少し、おとなしく乗り継ぎ便を待つ事に致しました。
ＪＡＬのコナ便が飛んでいた時と同じ、なつかしい国内線、国際線ごちゃ混ぜの
出発ロビーです。まったく国際空港と思えぬ作りにコナ空港への親しみを感じます。
ここで、au世界データ定額をつなぎ（980円/24ｈ）会社のメールをチェックしたり、
ＦＢのコメント返してたりしていたら、思ったより早くマウイ行きの便の搭乗となりま
した。
HA645便 カフルイ行、5～60人乗りオハナ・バイ・ハワイアンの機体です。
記憶では死にかけた程にゆれた、グランドキャニオン以来のプロペラ機でした。
かなり揺れるんやろと覚悟してましたら、意外に安定した飛行でございました。
