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「長新太展ナノヨ」!

 絵本作家で漫画家の長新太さんは、2005年の6月、惜しくもがんのために亡くなった。長さんの訃報を知ったとき、子供のときに読んだ、長さんの「おなら」という絵本を思い出した。たくさん読んだ絵本の中で特に覚えているから、インパクトが強かったのだろうと思う。最近、長さんについて書かれた月刊誌の記事に、「ごろごろにゃーん」という絵本が紹介されていたから買ってみたら、長さん特有のナンセンスな本で、長さんって、すごいなあと思った。
 そんなこんなで、大丸ミュージアムKYOTOの「ありがとう!チョーさん 長新太展ナノヨ」という展覧会に、興味しんしんで行ってみた。
 展示されている作品のいろんなところに、長さんを思わせる鼻の大きなおじさんがいた。それが長さん独特の絵だと私は思っていたのだけれど、長さんの描く絵というのは、それだけではなくて、とても幅が広いということを知った。淡い色彩の洗練された絵があるかと思えば、子供の落書きみたいなものもある。色使いや線のタッチもさまざま。小さい頃に読んだこの絵本も長さんだったのかと、発見がいっぱいあった。
 長さんの遺作となったのが、「ころころにゃーん」(「ごろごろにゃーん」ではなくて、「ころころにゃーん」。展覧会に出されていた試作の表紙にも、「『ごろごろにゃーん』ではありません」と手書きされている。)。「ごろごろにゃーん」がナンセンスな内容だったのに対し、「ころころにゃーん」は、猫の家族の団欒を描いた微笑ましい作品である。この本が欲しくてネットで探したりしたけれどなかなか見つからなかったのが、今回の展覧会の販売コーナーにたくさん積まれていたので、嬉しく思って、一冊買って帰った。
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コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
 
 
ぬおおおおおッ! (のり)
2007-08-28 20:59:14
購買意欲を刺激しまくるタイトル。
ネットで引っ掛からないんですか…
出張るか?
 
祝辞有難うございました
やる気が湧いてきてます
 
 
 
ごろごろところころ (雲島)
2007-08-28 22:16:30
それぞれ、タイトルと内容を区別して
2つの作品を出しているあたり、長さんの
猫に対する思いの深さが出ているようですね。

チナツさんの記事を見て、僕も読んでみたくなりました。
ナンセンスも大好きですし(^^)、
楽しみです。

早速、本屋さんで探してみようっと。
 
 
 
のりさんへ (チナツ)
2007-08-29 22:37:08
ころころにゃーんは、予約して配本するようなタイプの絵本なのかもしれません。

いえいえ、お互い、これからもがんばって更新していきましょう
 
 
 
雲島さんへ (チナツ)
2007-08-29 22:39:28
ナンセンスがお好きなのなら、おすすめかも。
ごろごろにゃーんは、1976年に出た当時は、ナンセンスすぎて、結構批判の声もあったらしいです。
ころころにゃーんは、可愛い話ですよ。でも、やっぱりちょっとナンセンスです。
 
 
 
行ってきたノネ! (弟子)
2007-08-30 14:14:15
「ころころにゃーん」は「こどものとも」のシリーズででてるっしょ。このシリーズも(人気のあるのだけかも知れんけど)そのうちしっかりした絵本の体裁で出るんじゃあないかしら。しかし安く買えるほうがいいけどネッ!
 
 
 
行ってきたノヨ! (師匠)
2007-08-31 12:43:47
長さん展、面白かったッス。ナンセンスな波動を感じました。
…アンタ、絵本に詳しいな。そういうもんなのか。たしかに、ころころにゃーんは410円でお安かったざます。
 
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