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猫に名前をつけすぎると

 十年ばかり前だったか、立ち寄った本屋の新刊コーナーに、「猫に名前をつけすぎると」という本を見つけた。思わず手が伸びたが、その頃は、猫本というだけで手当たり次第に買い漁って、その結果、たいして良い出来ともいえないものにもいくつか当たって、いささか食傷気味になっていたから、伸ばしかけた手を引っ込めて、中も見ずにその場を去った。だから、猫に名前をつけすぎるといったいどうなるのか、わからずじまいであった。
 その本のことを、なぜか、最近思い出した。十年経って、猫に名前をつけすぎたらどうなるのか気になって、あの時、買っておけばよかったと思った。ネット書店で調べてみたら、著者は阿部昭、知らなかったのだけれど、きれいな文章を書く人だそうである。「猫に名前をつけすぎると」は品切れ、重版未定の状態で、いよいよ、十年前に買わなかったことを後悔した。
 猫が別名を持つことは、特に外飼いの場合では、そうめずらしいことではない。家ではミミちゃんでも、通い先の別宅ではタマちゃん、通りの向こうの顔馴染みの店ではミケちゃん、というふうである。
 完全室内飼いの猫でも、家の者によって呼び名が違うことがあって、実家のデビンちゃんも、父には「ぷーちゃん」、「ぷーちん」などと呼ばれている。駆け出したり椅子から飛び降りたりするときに、気合が入るのか、よくデビンちゃんは「ぷう」という声を漏らすのである。
 我が家では、まだ言葉の上手く喋れない息子が、最近、みゆちゃんのことを「みんま」と呼ぶようになった。自分のことだとわかっているのかわかっていないのか、「みんま、みんま」と慕ってくる息子に、ともかくみゆちゃんは目を細めて応じている。
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さつきさんへ (チナツ)
2007-06-27 20:04:53
はい、もしも本を入手して読み終わったら、必ずご報告いたします。
皆さん、気になっていらっしゃるようですから…

でも、さつきさんは考えすぎだと思いますよ。
著者の阿部昭さんが、どういう意見であろうとも、さつきさんが神様からの預かり物というくらい大事にして、いろんな名前で呼んであげていたのなら、その名前の一つ一つにちゃんと愛情がこもっていることを、きっとみいこちゃんはわかっていたと思いますし。
世の中には、いろんな人にいろんな名前で呼ばれながら、ふてぶてしく長生きしている野良猫もいるでしょうし、名前の数と、健康状態とはまったく関係ないと思います。
 
 
 
ジュリママさんへ (チナツ)
2007-06-27 19:59:34
古本について、いろいろ教えてくださって、どうもありがとうございます。
勉強になりました。

犬のオナラって、人間のと同じような音がするのですか~。
子供の頃、犬を飼っていましたが、どうだったか、忘れてしまいました。
言われてみると、そんなこともあったような気もしますが…
猫って、いつも無音ですよね。それでいて、やっぱり肉食だからむちゃくちゃクサイです…
 
 
 
Unknown (さつき)
2007-06-27 12:25:00
もしも、手に入って読むことがあれば、感想をお願いします。m(_ _)m
なに、自分でも探せと…ごもっともです。

実のところ、この本の題名がどうして気になるかというと、初代猫のみいこは本当に初めての猫で、神様からの預かり物と思い込みすぎたのがいけないのか、いくつもニックネームをつけて楽しみに呼んだのがいけないのか……

それが原因で、あんなに病院通いをしたとか、早死にしたのではとか、違うと思いながらも、心のどこかでは思っていたりするのです。
ただ、未だにちー坊にも数個ニックネームを付けてますから、気にしてる割に学習能力が低い訳で・・・

夢枕漠さんの陰陽師を読むと、やっぱり名前自体に意味があるから、たくさんの名前で呼んだらいけないのかな…なんて思ったりするわけでして。

そんなこんなで、この本の題名がすごく気になります。(内容は私の想像とはぜんぜん違うでしょうけれど。)
 
 
 
私も知りたい! (ジュリママ)
2007-06-26 12:40:52
チナツさん

アマゾンはわかりませんが、
信頼のおける古書店(ネット)なら、
本の状態も記載していますから、
良好と書かれているものを求めれば大丈夫です。

古書店は余程の希少本以外、
汚い本は買い取りませんし、
買い取った本は大切に扱いますから、
思ったよりきれいですよ。

文章に線が引かれていたりすると、
前に読んだ人と時間を共有しているようで、
それはそれでワクワクします。

ところで・・・犬のオナラは人間と同じですけれど、
私も猫のは聞いたことがないんです(笑)
 
 
 
ジュリママさんへ (チナツ)
2007-06-25 23:47:44
アドバイス、ありがとうございます。
アマゾンでも、絶版になった本を、中古品で購入できますね。
でもネットだと、どんな状態かわからないから、躊躇してしまいますが…

猫のオナラって、私は今まで音を聞いたことがないんですが、やっぱり「ぷう」っと出るんでしょうか?
 
 
 
のりさんへ (チナツ)
2007-06-25 23:45:14
猫のアニメ!それは知りませんでした。見たらよかったなぁ。
それにしても、面白い名前の付け方ですねぇ。猫の生活をよく知っている人が作ったんでしょうね。

デビンちゃんの「ぷう」は、実際聞いてみると、オナラとは間違えないと思いますので、ご安心を。

自分の猫が、よそで別の名前で呼ばれているところを想像したら、なんだか不思議な気分です。
 
 
 
本を手に入れる方法 (ジュリママ)
2007-06-25 22:54:34
チナツさん

私は、絶版になってしまった本は、
図書館より先に、古本屋さんで探すんですよ。
「猫に名前をつけすぎると」も、
古書店なら500円程度で手に入るみたい。

古本って、いやだあっていう人もいますから、
あまりお勧めできないですけど。

「ぷう」・・・私も勘違い(笑)

 
 
 
気になって (のり)
2007-06-25 19:51:45
夜も寝れないかも。。。
一体どーなるんだ!?
市立図書館なんかに置いてないかなぁ。
 
少し前に教育テレビで猫のアニメをやっていました。
野良猫なんですが名前は「たくさん」だったか「いっぱい」だったか、そんな感じの名前。
行く先々で違う名で呼ばれるので
その野良猫はそう名乗ってました。
同行する猫が不思議そうにしてました。
 
デビンちゃんの気合の「ぷう」を
私はオナラと勘違いするかも。
なんて失礼な奴なんだ! 私は。
 
コゲも名前が3つありますなぁ。
私が知らない名前もありそうですが・・・。
 
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