願わくば傍らに猫を

 お酒はてんで飲めないし、交友関係も広くないので、お花見宴会などには縁がない。花見はもっぱら散歩でするから、花見の持ち物は何もなくていい。明るい時間の、青空の下の桜でも、夜空に白く花が浮かぶ夜桜でも、桜の枝の下をゆっくりと歩いて、花を眺める。そのほうが、純粋に花を観賞できる。
 春の暖かないいお天気の日に、花の下でお弁当を広げるのは悪くないが、できることなら、お弁当よりも、傍らに眠る猫がいればもっといい。猫の柔らかい毛を撫でながら、草をそよがせる春風に吹かれていれば、きっと時間を忘れていつまでも花を見ていられるだろうと思う。
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