
明日からもう5月です。
今年の春は急に暖かくなったり寒くなったり、花達もさぞ戸惑ったことでしょう。
ウォーキングしていても、友人宅を訪問するにしても、
美しい花が咲いていると決して見逃すことができない私。
つい1週間ほど前、前々から用事があった用賀の友人宅を思い切って訪問しました。
この腰痛ですから、なるべく空いている始発電車を乗り継いで。
3回乗り継いで小一時間、初めての場所に行くのはとても勇気がいりました。
用賀駅まで出迎えてくれた彼女が自宅の駐車場に車を入れている間に、
向かいのお宅の外壁に這っていたのがこの淡いピンクの花。
あまりに可憐で美しい姿に目が釘付けになってしまいました。
用賀らしくどのお宅もとてもお洒落で、外壁だってこの通り。
その外壁をはらりと這っていたのです。
壁を伝う姿と淡いピンクの花の可憐さが美しく、思わず見とれていました。
ところでクレマチスといえば8枚の花弁の紫の花がおなじみです。
たくさんの種類があると聞いていましたが、この種類を見たのは初めて。
帰宅して調べてみたら「クレマチス モンタナ ルーベンス」という名でした。
クレマチスの花弁は8枚、6枚などが一般的ですが、こちらは4枚です。
ところで、東海道線三島駅から行く静岡県の長泉町には「クレマチスの丘」というクレマチスガーデンがあって、春咲きクレマチス、夏から秋に咲くクレマチスなど、
多くの種類のクレマチスが咲いているそうです。
このモンタナルーベンスは人気がある品種なのですが、
これを育てている方のサイトを見ると、皆さんなかなか難しそうです。
さて、話は国立の大学通りのウォーキングコースに戻ります。
ちょうどいま、イチョウとサクラ並木の間の下に、たくさんの草花が咲き乱れています。
今年は早めに春が来たので、すでに5月の花も咲いていて、
それぞれに過ぎゆく春を惜しんでいます。
毎年咲く「シラー・カンパニュラータ」。
よく見るのは紫ですが、そばにはピンク系紫も。
3月から元気に咲いていたコデマリは、
“私は来春またお目にかかります”と言っているみたい。
さすがにもう終わりですね。
地味なコデマリですが、これだけ大きな株になると存在感があります。





下向きに咲くシラー・カンパニュラータは健気でひたむき

大学構内にある池には、昨年秋から20羽ほどの鴨が来ていました。
ほとんどの仲間が3月には寒冷地に戻って行ったのに、
この画像を撮った4月7日、今年もつがいの2羽が残っていたので、
パンの切れ端たっぷりとキャッツフードをあげました。
昨年も2羽残っていたので、「早く連れ立ってお帰り」と声をかけていたのに、
とうとう1羽だけが夏を越してしまい、
こんなに暑い日本の夏にたった1羽で堪えられるのだろうかと心配しました。
今年の夏はひときわ暑いというから、今年は居残りをしないでね。
そう思っていたら今日(4月30)、池はもぬけのカラ。
仲良く連れだって帰っ行ったようです。めでたしめでたし。

花期が長く丈夫なビオラもさすがに終わりに近づいていますが、
ときに笑っているように見えるビオラに出合います。
目をつり上げて笑い転げているように見えるのは、私だけでしょうか。