あみたろう徒然小箱

お気に入りのモノに囲まれ、
顔のつぶれたキジ猫と暮らせば、あぁ、極楽、極楽♪

春の花*はな*花*

2020-04-13 | 散歩の道すがら

いつも散歩する大学通り。
たくさんの桜とイチョウの並木が1㎞以上続いています。
桜の木の下にはたくさんの花々が植えられていて、
国立市の緑のボランティアのおじさん達が植えたものもあれば、
その辺りの住民が植えたものなど、好きずきに植えているので、個性があって楽しいです。
(通りの向こう側に見えるのは一橋大学)

こちらは国立駅前の桜の木の下に植えられた花壇。
これだけの量が植えられてると圧巻で、この前でスマホを構えてパチリとする人の多いこと。

整っている花壇もそれなりに良いけれど、ランダムに植えてあるのも味わい深い。
 
黄色くパチッと咲く野生のタンポポは健気でとても可愛い。

野生のスミレもたくさん群生しています。

誰が植えたのでしょう。ネモフィラのブルーが目を惹きます。

山吹は黄色と白が咲いています。
 
黄色い大きなラッパ水仙より、可憐で香りの良い白い水仙が断然好きです。

何種類かの白い花が混ざって群生している。
花びらのヒラヒラした刻みが特徴のシャガ、頼り気なく風に揺れるイチリンソウ、
ハナニラの集合です。

お馴染みのクリスマスローズ、終わり頃の緑の花が好きです。

シャクナゲは鮮やかなピンクと白。どうしてこんなに目立つんでしょう。

“あ~っ、だれ? こんなところに山の花のマムシ草を植えたのは!”

若草色の葉と赤い小さな花との対比がきれいな春のモミジ。

新緑が目を惹く美しさはほどんどモミジの大木。

大学の敷地奥の池にはまだ帰り損ねた鴨が10匹ほど。
早く北国に帰りなさいよ。

非常事態宣言が出たから大学の門が閉じられて、もう餌をやりに来られない。
来年また会おうね。

何でも食べちゃう中国の食文化

2020-04-06 | 少数民族あれこれ
世の中はすっかり新型コロナウィルスの話題一色になってしまいました。
SARSにしても新型コロナウィルスにしても、発生源は中国とか。
そうなんでしょうか? 
「はい、・・・そうだと思います」
中国の田舎都市に住んだことがある身としては、
あの清潔感のなさというか不潔な実生活、
ゲテモノでもどんどん食べる食に対する貪欲さを身に浸みて感じました。
漢方にもなるからだということでもあるそうですが、
それとは別に“美味しいから食べるのだ”という理由も大いにあるのだとか。

こんなふうに書くと、中国嫌いかと思われてしまいそうですが、
私の場合、中国に関してはそれほど単純ではありません。
中国南西部の辺境地の少数民族調査に関わってきたからか、
ガスも水道も電気もない少数民族は、どちらかというと、
明治時代や江戸時代の田舎に住んでいただろう純朴な日本の庶民のようでした。
しかし、中国の少数民族に圧倒的な優位を感じている漢民族は、
私の嫌いな中国人の特質をより多く持っているように思います。
その典型的なものが、
「相手が気づかないうちにだまして金もうけをしてしまおう」というもの。
初めて中国に足を踏み入れたとき、私たちは散々その対象とされました。
のちのち「どっこいそうはさせないぞっ!」と息巻いた私、
目端が鋭くなっていたのか、
姉から、「あなた、何だか最近顔つきが下品になってきたわね」と言われ、
人の性行というのは自ずと顔つきに出てくるものなのだと悟って、しょんぼりしたのでした。

私は中国人を、どちらかというと純朴な少数民族と
主に都市に住む漢民族とに分けて考えています。
「向銭(シアン チエン:お金に向かう)」という大のお金好き、
お金を儲けた者が成功者という都市の漢民族の考え方が特に目立ちます。
もちろん日本人だってお金は好きなんですが、それを前面に出すほどはしたなくはない。
「武士は食わねど高楊枝」というように、
それを前面に出すぐらいなら恥じて死んだ方がまし。
そんなふうな武士道の精神が多少とも底辺に残っているのではないでしょうか。
日本人は人としての矜持を持てば「向銭」は絶対にプライドが許さないのです。

新型コロナの話に戻りますと、
中国人のゲテモノでも何でも食べてしまう食に対する貪欲さは、
漢民族のみならず、辺境地の少数民族にも感じました。
中国人の食について、
「四つ足で食べない物は机と椅子だけ、
二本足で食べない物は両親だけ、
空を飛ぶ物で食べないのは飛行機だけ、
水中に居る物で食べないのは潜水艦だけ」という言い方があるそうですが、
これは中国人全般に対してではなくて、他省の人が広東省の人に対して言う言葉だとか。
そんなことを言ったら広東人が怒りそうですが、
広東ではサルの脳みそを食べるのだとか、中国に居るときはいろいろ聞きましたっけ。

辺境地に少数民族を訪ねると、
地元の政府の役人方が村に入る前に町でちょっとした宴会を設けてくれました。
そしてそれを機会に地元の知り合いが押し寄せて皆で食べるのです。
主客である私たちは「あの人だ~れ?」状態。
そんなときとっておきの大ごちそうをしてくれるのですが、
だいたいの場合見たこともない動物や生きものの料理が必ず混じっていました。

これらは住んでいた雲南省昆明市(省都)の花鳥市場に行くと、必ず見かけた食用の野生猫。
たっぷり肉を与えられているかと思えば、片や水だけを与えられていました。
翌日行くと、売れてしまったのか檻の中は空でした。
こんなんじゃぁ、新型コロナウィルスもSARSも始まるでしょう!!
特にタンパク質系の食物に対して非常に貪欲です。
たっぷりの肉を与えられた若い野猫
水だけ与えられたしょんぼり野猫

雲南省南西部の端にある西盟(シーモン)はワ族の居住地。
これは神話を語ってくれたときのワ族の首長夫婦です。
西盟は特別に太陽光が強いので、一様に真っ黒に焼けています。
神話を語るときは必ず頭にターバンを巻き、このような手つきを上下しつつ語り歌います。
首長夫婦の高床式の家、
屋根の裏側には狩った動物の頭蓋骨がたくさん飾られていました。
  (『西盟ワ族民間舞踏』より転載) 
ワ族はかつて首刈り族として有名で、人の頭蓋骨も飾っていたのだとか。
しかしワ族を擁護して言うなら、ワ族の首刈りはただ残酷というわけではなく、
民族の文化として行ってきたものです。
狩った(人の)首を杭の上に載せ、
杭の下に灰を置き首から垂れた血を米の種に混ぜて植えるとよく実るとか、
血の浸み方で五穀豊穣を占うというものでした。
  

西盟近くの市場で、つがいの鶏が売られていました。
ちょっと狭いけれど、なかなか素敵な籠です。
女性達が売る漬物はどれも真っ赤。
さすが辛いもの大好きな雲南省の食べ物です。
 

西盟の宴会で出してくれた大ごちそうがこちら。
竹虫の炒め物、黒蛇のスープ、うさぎ肉の炒め物。
黒蛇にはたっぷりのウロコがついていました。
竹虫は油で揚げてあるのでナッツのようで美味しかったのですが、
なんと言っても見た目が・・・。
別の西盟の宴会ではリスの干物が出てきました。
ワ族はネズミをよく食べるということで、
ネズミの味は苦いと散々脅かされたので恐れていたのですが、
出てきたのはリスの干物でした。
リスの手がそのまま付いていて、こちらは食べられませんでした。
  蛇にはたっぷりのウロコ 
竹虫は見た目が・・・
 リスの干物