あみたろう徒然小箱

お気に入りのモノに囲まれ、
顔のつぶれたキジ猫と暮らせば、あぁ、極楽、極楽♪

REDECKERの隙間ブラシ  狭い隙間掃除に威力発揮!

2015-02-23 | goods ・インテリア
 美しいフォルムにも惚れ惚れ。それにしても、なんて長いブラシでしょう。 

 
1936年創業のドイツの老舗ブラシメーカー。天然素材を使った丁寧な造り、デザイン、機能性で高い評価が

REDECKER/レデッカーの隙間ブラシです。
オーディオ機器を重ねた隙間、冷蔵庫の下、冷蔵庫と調理台の間、
電子レンジ周りの狭い隙間・・・などなど、
いままでさんざん苦労して掃除していた苦手な場所、
ほこりが溜まっていると判っていても知らんぷりしていた場所、
そんな場所にこんなに行き届く道具があるなんて!
特にケーブルだらけの重いオーディオ機器を動かすのはほんとうに大変でした。

それが、今ごろにしてこの道具との出会い、ほんとに嬉しかった。
大げさじゃありません。
見て見ぬふりをしていたうちの隙間は、いま驚くほど埃知らずです。

このブラシ、「葉山セレクトinnocence」や「ZUTTO」というオンラインshopにあります。
こちらのショップには機能的でシンプルなデザインの、
REDECKERのブラシがたくさん揃っています。

 太い部分
 先端は細いけれど、仕事ぶりはしっかり

この隙間ブラシ、一見固そうに見えますが、
驚くほど軟らかな山羊の毛が使われています。
一番太い部分のブラシの直径は約6㎝、先端の細い部分は約2㎝。
持ち手はブナ材で作られています。
ブラシ部の長さは70㎝もあり、
植毛してあるベース部分は直径2mm程度のワイヤー2本を撚り合わせたものです。
ベースはしなやかに曲がりますから、
無理かなと思う隙間にも難なく入り込み、
驚くほど奥深くからの埃を絡め取ってくれます。

サイトの説明によると、ブラシの毛はベリーソフトタイプの高級な山羊毛を使用しているのだとか。
山羊のどこの部位の毛が使われているのでしょうか?
掃除道具のブラシで、こんなにソフトな毛のブラシがあるなんて驚きです。

軟らかな毛だけに、絡み取った埃はブラシに絡みつきやすく、
丁寧に取り除かなければなりません。
私は、ざっと手で落とした後、要らなくなったクシを使って取り除いています。



森からの贈り物──枯れ木のウォールデコ

2015-02-20 | goods ・インテリア



リビングの装飾でもっとも気に入っているのが額と古い枝のコーナーです。

ここに引っ越す前の、おそらく20年近く前、蓼科の知人の山荘に行きました。
山荘は山の奥深くにポツンとあり、周囲を散策したり温泉に入ったり、
知り合いの草木染めの工房を訪ねたり。
山の中に入っていったとき、落ちている枯れ木が目に入り、
“これは魅力的”と大事に持ち帰ったのがこれ。
以来、ソファ正面の一番目立つ壁に掛けた額に添わせています。


そのうち、前の家を引っ越すことになったのですが、どうにも捨てがたく、
この枝だけは自分の車で運び、ふたたび新たな家の壁を飾ること14、5年。

剥け落ちかかった木の皮、朽ちて無くなった枝の先、心細げに残ったままの細い枝。
何年見ていても飽きることがありません。
自然が無作為に創り出した造形に敵うものは無いというのが実感です。
そのまま切ったり剥いだりもせず、森に落ちていた時の姿をいまも保っています。

高価な装飾品は何もない家ですが、
一番お気に入りのウォールデコと問われれば、森からの贈り物のコレであることは間違いなしです。


ついでに1つ、こちらも古い木を利用した花活け。
こちらは国立駅近くのギャラリーで買ったもの。
離れたところに置いていますが、古木同士で呼応し合い仲良しです。

ヨーガンレールのピーナッツネックレス

2015-02-15 | goods ・インテリア

ピーナッツネックレス。ふだんは壁に掛けてインテリアに一役

これが本来の姿

いま一番お気に入りのアクセサリーといえば、だんぜんこれ。

丸い石を、細いシルク糸を使って細編みで包み込んでいます。
石が1つだけのものがあれば、2つのも3つのも。
実が2つあるのはピーナッツにそっくり。
それらのパーツを鎖編みで繋いだロングネックレスです。
シルク糸は強いので、紐の部分もかなり丈夫、
糸を使ったアクセサリーですが、素材による不安感はまったくありません。
中身の石は重すぎず程良い落ち感があり、ネックレスとしてちょうどいい付け心地です。


見たところ簡単に作れそうなのでできるなら作ってみたいのですが、実際は難しそう。
簡単そうに見えて実は・・・というところが、ヨーガンレールならではの製品です。
あくまで自然素材にこだわり、素朴でユニーク、
かつ自信たっぷりの頑固者ブランドならではのデザインと素材、造りです。

ヨーガンレールは、1944年生まれのドイツ人男性です。
パリ、ニューヨークでテキスタイルデザイナーとして活躍後、
旅行に来た日本に住み着いてしまったのだとか。
自宅は六本木ですが、石垣島にも別宅と製作拠点を持ち活躍していました。
2014年9月、石垣島での自動車事故で亡くなったのが惜しまれます。
徹頭徹尾、自然素材と手作りにこだわった、
服、アクセサリー、バッグ、家具、食器などを手がけていました。
ヨーガンレールの家具も単なるアジアンテイストではなく、
ちょっと特異な印象さえあり、
価格も半端ではないのに売り切れ続出というのですから、世の中いろいろですね。
熱狂的なヨーガンレールファンの顰蹙を買いそうですが、
平凡な私には、「え~っ! こういうベッド、誰がどんな部屋で使うの?」としか思えません。

当然、ファッション素材は、麻、絹、綿が主で、
ユニークで個性的な意匠は、平凡な私にはとうてい着こなせないものが多く、
合わせるアイテムもヨーガンレールラインにしないとフィットしにくいのです。
自然志向の強い、やや高い年齢層から熱い支持を得ています。

とは言え、アクセサリーなら私でも使いこなせそう。
このピーナッツネックレスは一目惚れでした。
ヨーガンレールのアクセサリーは
ピーナッツネックレスを含め、このサイトでたっぷり見ることができます。
ピーナッツネックレスは『クロワッサン』7月10日号に掲載されていたのだとか。
サイトを見ると超ロングタイプや色違いもあるようですが、
私は、この深い赤色がとっても好きです。

■ヨーガンレールのサイトの画像
 一重で使うとこんな感じ
私は二重使いの方が好き。これは色違い


1人暮らしの親をデジタルで見守る方法 その②

2015-02-10 | よもやま話
イマドコサーチなど、モバイルによるGPS機能を利用するには、
まず対象となる本人がモバイルを携行していなければなりません。
うちの場合、父が必ず杖を使うようになったので可能でしたが、
お年寄りは必ず持参してほしいと頼んでも忘れがちですから、
GPSの利用は役立たないケースも多いことでしょう。

しかし、どの家でも可能で、いつでも見守ることができる方法があります。
それは、離れた家にいる親の安否を随時確認できるネットワークカメラでしょう。
これにはまず、ネットワークカメラの会社と契約をし、
送られてきたカメラを部屋に取り付け、
確認する人のモバイルやパソコンから見ることができるよう、
所定の設定をする必要があります。
うちが契約したのは、 ネットカムシステムズ(NetCam)」という会社で、
カメラは Panasonic 製でした。

確認する人は、何人でも可能です。
契約会社からログイン番号とパスワードが送られてきますから、
それを各自が所定のサイトにアクセスし、設定すればいいのです。

うちの場合、デジタルに強い兄が手続きや、カメラの設置をしてくれました。
カメラを取り付けるとき、最終的なカメラ調整は、
自分のモバイルやパソコンで、カメラ位置を確認すればOK。
もっとも効率よく見守りできる位置を決めることができます。
見守る側のモバイルの▼▲方向指示や、パソコンのマウス操作で、
カメラを遠隔操作で自在に動かすことができますから、
一台がカバーできるのは180度近い広範囲です。

さて、家にいるときの父がもっとも時間を費やすのは、
読書、ワープロ打ち、ゲーム遊び、食事、テレビ、庭の散歩、
就寝または昼寝など、たいへんバラエティに富んでいました。
それらの行動を見守ることができる部屋は、
居間と食堂、寝室とワープロも打つゲーム室の合計4部屋でした。
そこで、居間と食堂をひと眺めできる天井近くに1台、
寝室とゲーム室をひと眺めできる同様の箇所にもう1台と、
合計2個のカメラを設置しました。
洗面所に行く、トイレに行く、ポストに新聞を取りに行く、
庭に出るなどの行動はカバーできませんが、
少なくとも父がもっとも時間を費やしている時間帯は常に見守ることが可能です。

こちらの機器で映像を出すと現場の音声も拾ってくれますから、
たとえ姿が見えない場所にいても、
“これは○○をしているらしい”と判ることがあります。
そのうちカメラの映し出す範疇に姿が映ってくることが大半でした。

気になることを目にすると電話をかけ、
「今日は寒いからそんな薄着じゃ風邪引くわよ。もう一枚上着を着てね」
「熱中症になるから、もっと水分を摂ってね」などと世話をやいていました。

“知らないうちに見られているなんて、いやだ”と思う親もいるかもしれません。
しかし、父のようにかなりの高齢者になると、
“見ていてくれるから安心する”とか、“施設に入るよりはいいから”
という考えが先に立つようで、とても喜んでいました。
ときどき映像を見て世話やきの電話を入れると、
「おぉ、そうか、わかったわかった」と、嬉しそうでした。

なにしろ103歳まで1人暮らしでしたから、いくら持病がないといっても、
明日の朝には亡くなっているということだってあり得ます。
今朝はちゃんと起きているだろうか、
転んで倒れたりしていないだろうか、
時間を忘れて夜更かしし過ぎていないだろうか、などと心配になります。

しかし、この映像チェックで、何度安心をもらったことでしょう。
ネットワークカメラでの見守りほど、
安心をもたらしてくれたデジタルアイテムはありませんでした。

1人暮らしの親をデジタルで見守る方法 その①

2015-02-07 | よもやま話
親の介護に関して、
アナログ(直接、顔を合わせて)対応に優るものはないのは言うまでもありません。
しかし、遠く離れた実家に1人暮らしの親がいるとか、
近所であっても仕事の関係で毎日は顔を出せないとか、事情はひと様々です。
親の体調、高齢、判断力などにより、
親が1人暮らしならいつも気になっている人は多いはず。

そんなとき、GPSやインターネットなど、
デジタルでも見守ることができるなら、それに越したことはないというのが、
それらがあったればこそ安心を得られた私なりの結論です。

約1年前、もうすぐ106歳という高齢の父を亡くしました。
本人が自宅で暮らしたいと強く望むものの、
同居する家族がいないため、98歳から103歳までの6年間、自宅で1人暮らしでした。
それというのも父に持病もなく、
たまに風邪を引く程度の大変健康な人だったからできたことです。

1人暮らしになって以来、
子供とその配偶者の合計4人が月の半分近く滞在していました。
各人がきちんとしたローテーションでこなし、
空いた時間や夜はヘルパーさんをお願いして、父1人の時間帯を極力減らしました。
全員が遠距離から通っていましたから、
通い続けた8年間、私は月に2回ずつ数日間滞在、
実家通いのスケジュール最優先で生活が回っていました。
東京から静岡に通った回数は200回弱、この年齢でよくまぁ続けられたと思います。

父は呆けるどころか、考えを巡らしては周囲に配慮する人でしたから、
ヘルパーさん達もたいへん好意的に接してくださいました。
趣味は、読書、音楽鑑賞、映画鑑賞、麻雀ゲーム、食べ歩き、
骨董市巡り、カメラいじり、園芸と幅広く、大変活発で外出好きでした。
ただ、活発で健康な生活に感謝しつつ、困ったことがありました。
新聞広告で古書店祭りがあると知ると、矢も楯もたまらず出かけてしまうのです。
さすがに100歳を超えているとなると、何があるか判りませんから、
家族と一緒のときに外出して欲しいと何度も話しているのに、
タクシーを呼んで出かけてしまい、慌てることがしばしば。
何でも自分1人で活発にやってきただけに、好きなようにしたい思いを抑えられないのです。
  古書祭りで買い込んだたくさんの本に囲まれ至福のとき(100歳9か月)
 骨董市でも古文書を開いて吟味。骨董品も隅々までチェックする(101歳8か月) 

そこで、杖を持つようになったのを機に、杖に父の携帯を括り付けました。
携帯にはマドコサーチという契約をしてあり、
パソコンまたは携帯で見ると、GPSで父の居場所が分かるようになっています。
これは、学童を持つ親などが子供の行動を把握するため、携帯に契約する機能です。
老親にしても子供にしても、外出の際に携帯を持っていなければ用を足しません。

100歳のあるとき、静岡駅近くの会館で会合に出席した父に付き添って退出する際、
「ここで待っててね、役員さん達に挨拶してくるから・・・」と言い残し、
ちょっと離れたことがあります。
戻ってみると、父はいません。
父は自宅の鍵を持っていないので、この真夏、外にずっといれば熱中症になりかねません。
GPSで対象点を確認すると、まだ静岡駅近くにいるようです。
近辺を探し回っても見つからないので、駅前の交番に飛び込みました。
「100歳の父がこの辺りにいるようなんですが、見かけませんでしたか?」
100歳と聞いて、お巡りさんも「そりゃ、大変だ」と真剣になってくれます。
携帯にあった父の画像を見せると、
「う~ん、これは80か90歳にしか見えないなぁ」
よぼよぼのお爺さんというイメージとは程遠かったかもしれません。

そのうちGPSを見ると、目標は実家方向に向かってどんどん移動しています。
これはタクシーに乗ったと判断し、私も慌ててタクシーに。
実家に戻ると、庭の濡れ縁に腰を掛けて私の帰りを待っていました。
会場で私を待つ間、ちょっと外に出たら隣の神社で骨董市をやっていたのだとか。
父の横には大きな壺がありました。

このように、イマドコサーチによるGPS検索にはずいぶん助けられました。

さてもう一つは、もっと見守る時間帯が長い、特にお勧めのデジタル策です。