新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

京都は…東山…知恩院に行く!!…前篇

2019-07-21 15:23:51 | 歴史史跡
別に観たいわけではないのに
オモシロイ訳でもないのに


毎年…必ず観てしまうTV番組の一つが



新年の変わり目に放送される


「ゆく年くる年」





この番組で
除夜の鐘をつく映像で
京都からの中継…でよく放送されてるのが…

今回、紹介しようとしてる



知恩院


なんだな…



年に1回…だけですが
画面を通して…目にする…知恩院


常々いつかは行ってみたいと
思ってて



今回の京都の旅


実際に行きたいところは
他にあったんですが…


今回…たまたま目の前を通りかかって
思い立って初めていってきました!





知恩院は浄土宗の総本山になるお寺





詳称は

華頂山知恩教院大谷寺


鎌倉時代初期に浄土宗の宗祖の法然が、知恩院勢至堂の近くに建てた草庵が始まりだとか…


現存の三門本堂(御影堂)をはじめとする壮大な伽藍が建設されるのは江戸時代に入ってからのこと


浄土宗徒であった徳川家康は知恩院の寺地を拡大し、諸堂の造営を行ったとか…
1633年の火災で、三門、経蔵、勢至堂を残しほぼ全焼するも
3代将軍徳川家光のもとでただちに再建が進められたとのこと


徳川家が知恩院の造営に力を入れたのは
徳川家が浄土宗徒であったことはもちろんのこと…
二条城とともに京都における徳川家の拠点とすること

さらには、徳川家の威勢を誇示し
京都御所を見下ろし朝廷を牽制することといった、政治的な背景もあったとか…




とにかく…
行ってみて驚いたことは
想像以上に広いの!!


ちょいと立ち寄った…つもりで寄ったのに


もう…
知恩院の境内を散策しただけで…
疲労感も感じられるほど
広いうえに
そこにある壮大な境内の中に
荘厳なる建築物がいくつも…
もう…見ごたえたっぷりなのよ…







三門に向かう途中にあるムクロジ






京都の街中に
こんな大木が残っていることが稀なんだそうな…


こんな立て看板をみれば

ムクロジの方を…ムク(向く)…ロジ(路地)






おお、いきなり…
冴えてる???オヤジギャグ!!…???


今回のブログは
オチ満載…の楽しいブログ…になりそうな予感…笑


さてさて
目指す三門の左横には





売店がありまして
いきなりおねーちゃんが声を掛けてきました…



これって
逆ナン???


な訳はなく…


まんまと商売戦略にハマって
ここで帰り際にお土産を買ったことを記しておく…


相変わらず
この歳になっても
おねーちゃんに弱い???のよ…汗






さてさて
それはそれは
荘厳さを感じさせる
山門…じゃなくて…三門









日本でも一番大きな木造の門としても知られ
国宝にもなっているこの門


徳川幕府2代将軍、秀忠によって寄進され
途中火災が起こったため3代家光によって再興されたこの門…


知恩院の門は、悟りに通じる三つの境地を表わしてまして
空門という門と無相門
そして無願門を意味している3つの門をひとつに表した門とのことで
そのため三門というそうな…




非公開ですが
楼上の内部は仏堂になっているとのこと








いやあ…
実に立派な…三門がみれてよかった…


「早起きは三門の得」って言いますしね???


あ、これボケですよ!!
マジメに間違えている訳ではないですからね…
そのところお間違いのないように…



三門をくぐったらすぐに
待ち構えているのが急な登るのに急すぎる
階段落ちしたら
命も落としかねないほどの
急な…石段







年老いてから
参拝しにこなくて
よかった…と思いながらも
汗を掻き掻き…ゼーゼー




ゼーゼーいいながら
足腰の健康は…大事だなあ…と思いつつ
石段を登りきって

石段を見下ろす…

見下ろしたときは
登山の山頂に辿り着いたときのようで
妙な達成感が感じられます…
よくぞ、登り切ったぞ…ってな感じで…






でも…
この石段は1段上がるごとに運気も上昇すると言われるパワースポットの石段だとか…


パワーをいただきながらも

ゼーゼーゼー…苦笑









さて石段を上がりきると
境内の敷地は
とにかく広くて


二重の塔??






そして

本堂である御影堂







御影堂は

知恩院の開祖、法然上人の御影を祀っている建物なので、御影堂と呼ばれているとか
1633年に一度焼失し
家光によって再建されたこの荘厳な建造物…
ただいま大修理中で
2020年春完成予定だとか…


納骨堂






蓮の花が
一輪…綺麗に咲いていました…











阿弥陀堂








この中には
実に立派な
巨大な
阿弥陀如来さまが座ってらっしゃいました…
大仏好きな私にはタマラナイ!

(写真撮影禁止)


さらには
宝佛殿の奥には

「ゆく年くる年」
でお馴染みの???


大鐘楼も…







さてさて
だだっ広い境内を


足は…境内の奥の方へと進んで…






と…そこには法然上人がおられました…








その右手の石段を
またまた登ります…





待ち構えていたのは
強烈な…これまた急な石段…







またまた思ったこと
それは
足腰が悪くなると
こうして思うように参拝できなくなるじゃない…
だって、こんな石段を登れきれなくなってくる訳だし…



だから
自らが…やがては…仏になっていくんだ…



と実に何の根拠もない三段論法を
またまた思い描きながらも











やっと到着
門をくぐって











まずは写真の右側

辿り着いたのが

御廟




ここは
法然上人のご遺骨を納めている
廟堂とのこと…






その下方
勢至堂近くにある


影向石










法然の臨終のときに賀茂大明神がこの石に降臨したといわれる石…



へーって
ホンマかいな…って感じですが
場所は全然違うんですが
黒門の近くに

瓜生石

というのが
ありまして








誰も植えてた覚えがないのに瓜が実ったとか
八坂神社の牛頭天王がこの石に降臨したら瓜が生えたとか


さらにこの石をどけると二条城まで続く抜け道があるとか
隕石が落ちた場所とか


とにかく
不思議な石なんですね…



話を
影向石の方に
戻して

勢至堂近くにある

紫雲水







法然上人ご入滅の時
聖衆が来迎し紫雲が水面に現れ、芳香が漂ったという言い伝えがあるとか…



いやあ…
不思議…不思議…
ただの石…ただの水に見えますけど
不思議なこといっぱいで…



そして
勢至堂









1530年に再建されたもので、知恩院の中では最古の建築物だとか…
もともとのご本尊は法然上人の御尊像でしたが
御影堂建立とともに移されたため
現在は法然上人の本地身とされる勢至菩薩像が御本尊だとか…





さてさて
勢至堂の裏の墓地の奥にあるのが







千姫のお墓








徳川二代将軍秀忠の長女千姫のお墓ですね
合掌…



その横にあるのは

濡髪大明神

濡神童子(白キツネ)を祀るこの祠











昔からこの地に棲んでいた白キツネが
法然上人を祀る御廟堂の建設の為に住み処を失っていたとか
そんなある日のこと…
霊巖上人の枕元に
雨に濡れた童子が泣きながら
私はこの地に住む白キツネですが
御影堂が建てられたために棲む所がありませんと訴えたそうな…
そこで霊巖上人は童子が寝て暮らせる寝ぐらを作ってやりました…
童子はそのお礼に知恩院を火災から守ることを上人に誓ったそうな
霊巖上人は白キツネの化身を濡髪童子と名付けて祀ったのが濡髪大明神だとか…



別の逸話では
白キツネは住処を失ったことを恨んで
雨水で髪を濡らした子どもに化けて霊巖上人の前に現れたものの
霊巖上人の説法に改心し
知恩院を火災から守ることを誓って
その印に傘を置いて帰ったとか…
その傘が知恩院の七不思議の一つの「忘れ傘」で、今の御影堂の軒にあるとか…


いやあ不思議な逸話がいっぱいで…


なんでも
このあたり
最近では
猿の被害に遭われた方が多く出ているようで…











いや…
それどころか

「猿出没中」???





そのうち
ご住職の枕元に
雨に濡れた童子が泣きながら
私はこの地に住むサルですが
棲む所がありませんと訴えにくることがありそうな…



あるいは
サルは住処を失ったことを恨んで
雨水で髪を濡らした子どもに化けてご住職の前に現れる日がくるのかも



猿の森の衣食住を保障すれば
が…難が去る…なんて言ってくれたりして…



で…やがて…
サルはサル…

なんて妄想を描きながらも
「猿出没中」






ふと思い出した
私…以前

渓流釣りで
養老の山を歩いてた最中
森の中でサルに囲まれたことがあったんだよね…


そのときのことだけど
サルには…
絶対背中をみせて逃げようとしたり
オドオドしたりしちゃダメなんだよね…
格下と見なして襲ってくるから…


なんてことを知識で得ていた私…


は…その時
じっと睨んで…木々に囲んだサルを見渡して
一番デカそうなサルをみつけて
釣り竿を鉄砲にみたてて
構えたのよ…

そしたら
そのボス猿っぽいものが逃げ出すと
一斉に猿の集団が…その場を去って行ったのよ…



なので…
ここは…
毅然とした態度で…???


一目散に
ひたすら…
やや駆け足で…
背中を見せて
その場を…サル私…



だって
「猿出没中」とあっても
猿の姿はさすがにみえなかった…からね…


サルは見えザル…笑













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