久能山東照宮へは日本平ロープウエイに乗って…

徳川家康公のお墓がある
久能山東照宮を参拝したいと思って出かけた…その

久能山東照宮へアクセスする方法なんですが
なんせ、山の上にあるので
車で直接、久能山東照宮へ行けるような自動車道はなく

久能山下から石段を昇って歩いて向かうか
日本平ロープウエイに乗って楽々に行く方法がありまして

正直、どうしようか迷った…

久能山下から石段を昇って向かいたいとは思う…
だって、この日本平ロープウエイができる前に、久能山東照宮へ参拝する人は、石段を昇って参拝してた訳だし…

でも、その石段1159段、あるんだって

1159段あるから
石段を昇りながら「いちいちご苦労さん」なんて言った語呂合わせもある
久能山東照宮の石段
きっと石段を昇ることで、昔の旅人の気分も味わえて、いいようにも思うものですが…

高度経済成長以降の「便利な世の中」にどっぷり浸って生きてきた私

「便利」なものに流される傾向にあるのよ

「便利」がゆえに、失ってきたものがあることは、じゅうじゅう承知しているのですが…
やはり「便利」を最優先…笑


…ということで
日本平ロープウエイ一択！！


いや、この日本平ロープウエイに乗ってみたかったのよ
このロープウエイの日本平駅そばに
日本一の富士山の眺望がみられる
「日本平夢テラス」っていうのができてて、行ってみたかったし

さらには、この日本平ロープウエイ、実に珍しいのよ

普通は目的地が山頂近辺にあって、まず行きはロープウエイで昇っていくのが王道じゃないですか…

ここ日本平駅は、久能山よりも高い山頂にあって
ロープウエイで、行きは下っていくのよ！！
帰りに昇っていくのよ！！
実に珍しいじゃないか！！

珍しいもの好きな私で
かつ「便利」を最優先する私ですから

…ってことで
ここが日本平ロープウエイの日本平駅



ロープウエイの駅ですから
さっそくロープウエイ乗り場へと
「どうする家康」ブームですな
だって、久能山東照宮は徳川家康公ゆかりの地でありますしね



平ぺったい久能あいらさんと音羽ないろさん
久能あいらさんは、久能山からきてるんだろうと思うけど
音羽ないろさんは、名前の縁がわかんない…
かといって、ググってみたいと思うほど、興味がない



国宝・久能山東照宮の案内板
「金のなる木」に興味津々
やっぱり人生で占めるもの、ウンじゅうパーセントは「カネ」だと思うのよ
それが、なるのよ？？？
模擬小判とかぶら下げているのかな？？？
妄想するだけでも楽しい…



徳川家康の三つ葉葵
徳川家康公身長159センチ
ところで反対側の紫色の人物は誰？？？








さて乗車…
行きは、なんかちょうど発車時刻ってことで、もうゴンドラはぎゅうぎゅうでして、まるで満員電車のように、詰め込まれて乗せられました…苦笑
もう、久能山東照宮に参拝される方の多くが、私と同じように「便利」を最優先されているようで…







眼下は四季折々姿を変える屏風谷

屏風のようにみえるから屏風谷
全長1065mの空中遊覧とか言いながらも
もう通勤電車の扉のところにへばりついたような状態で乗ってますので
ホントは進路方向に、久能山や、その奥に駿河湾までみえるんでしょうけど
ギュウギュウ詰め、通勤の満員電車状態なので
へばりついた扉の外にみえる屏風谷を眺めながら、乗車時間5分間
紅葉の終わりかけの頃

きっと、一、二週前は、もっと紅葉も色鮮やかで
このゴンドラのギュウギュウ詰めも、もっと続いていたことでしょう
ちなみに、ゴンドラは40人乗りだそうなので
次のゴンドラへと待たされたりしたのかな











さて、久能山駅にあっという間に到着
この到着ポイントから見える石垣
これ、久能城の遺構なんだって







久能山城は駿河国に侵攻した武田信玄によって築かれ、岩殿城、岩櫃城とともに「武田の三名城」といわれている城
その後、徳川家康によって奪われるが、家康の関東移封に伴い、駿府城主となった中村一氏の家臣・松下吉綱が城主となる…
その後も大久保忠政、榊原清政・照久父子らが在城したが、家康が駿府城にて没するとその遺言により久能山城は廃城となった、そんな歴史をもつ城

武田信玄の頃は断崖絶壁にある難攻不落の城だったよう





さてさて、降りた時にゴンドラの写真を撮りました
ゴンドラは大名の籠をイメージしているらしい…





ギュウギュウ詰めで、乗ってる時には大名の籠をイメージしてるとは微塵も感じなかったけれど…
2基ゴンドラがあって
青色の「あおい号」はお殿様、赤色の「たちばな号」はお姫様を乗せた駕籠をイメージしているそう



さて、その帰り、帰りは、40人定員がいっぱいになっちゃったようで、１回ゴンドラを見送り…列に並んで、前から三番目…






紅葉が、もう終わりがけでも、ところどころ色鮮やか




おお、帰りもお殿様をイメージした青色の「あおい号」に乗るようで















三番目に並んでいたので
最前列の窓際のスペースをゲット
思えば最後部のスペースに立てば、駿河湾が眺望できたかも知れないけど

やっぱ、行きの満員電車の気分じゃなくて
最前列で眺めれば、鳥になったような気分が味わえる！！





うわー！鳥になったかのよう…
広がる景色は圧巻！！
絶景！！



















真下の屏風谷








もう一度、鳥になって
とり（撮り）まくり！！










行き交う…お姫様を乗せた駕籠をイメージした赤色の「たちばな号」には
な、なんと救急隊員が乗ってました
久能山東照宮で、具合の悪い人や怪我人がでると
救急車では、久能山東照宮へ直接駆けつけることはできないので、こうして久能山ロープウエイを使って救急隊員がみえるとのことでした



さて、その後も屏風谷を眺めながら
5分間の眺望を楽しむ







おお、日本平駅がみえてきた！！






最後に名残惜しく
屏風谷を見下ろして











5分間の鳥気分は終了…












ゴンドラが到着！！



名残惜しく、最後にゴンドラから
久能山方面、駿河湾を見下ろして



ゴンドラを降りても
しばらくは、この眺望を楽しんで

そう、バカは高いところに昇りたがる！バカは高いところに昇りたがる！バカは高いところに昇りたがる！










今、乗った「新型ゴンドラ」
お殿様をイメージした青色の「あおい号」



こちらは初代ゴンドラ
私より、ウンと先輩でした！！



今度、久能山東照宮へ参拝するときには
石段1159段、登ってみたいかな
「いちいちご苦労さん」なんて言った語呂合わせじゃなくて
たぶん、何度も休憩を挟んで「いちいち、ごくごく」水分を摂りながら
登っていくことでしょう！！


そして、最後に、いつもこの長文につきあってくれてる
読者のみなさんへ言いたい
「いちいちご苦労さん」！！