新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

2020年秋…「Jazz inn LOVELY 」で近藤房之助さんのライブ…第2部

2021-03-23 07:36:09 | ライブ

「Jazz inn LOVELY 」…で近藤房之助さん!!

サポートメンバーは
キーボードに堀田幸佑さん
パーカッションに村上孝則さん

その3人編成で
行われた
…「Jazz inn LOVELY 」
「近藤房之助さんの2020ライブ」

休憩挟んで
「換気」もしっかり行った後での


第2部






登場するなり
近藤房之助さん

本当はマスクをしたまま、歌おうかと思ってた…笑
後ろ向きでやってもいいよね…なんて笑わせた後には


楽しんでもらえてますでしょうか
ソーシャルディスタンスといって
お客さんが二人だったりしたらどうしょうかと思ってました…
なんて語りつつ
きてくれたお客さんに感謝の言葉を添えて



もう…どっぷりブルースの世界


Big Joe Turner の

「Honey Hush」


ゆったりとしたテンポの中
粘り気のある独特のハスキーな
近藤房之助さんの唄が
…「Jazz inn LOVELY 」のハコの床や壁に染み入る感じで
それは、もちろん私の内面にも滲みこんで
浸っちゃうような…そんなブルース

サビのフレーズは
一気に高まり
シャウトする近藤房之助さん
その抑揚に翻弄される私…

第2部のっけから
このまったりとした曲調の中で
激しく蠢く感じのするこのブルースに…一気に惹きこまれる…


間奏はしっとりとしたリズムの中

囁くように奏でる堀田幸佑さんの鍵盤の旋律が彩り
それによってより引き立つ近藤房之助さんが奏でるエレキ音!!
惹きつけられるギターテクニック
歩むようなに村上孝則さんのリズムが実に心地よい…


歌い終えて
近藤房之助さん
次に演奏する曲のリズムとキーボードの旋律が流れる中


その昔、奥村チヨさん、目と目が離れている女性歌手、子供の頃にむむっと思ってみてた
そんな彼女のヒット曲に「恋の奴隷」という曲があるけど、次の唄は、まさにそういった歌…
誰かが誰かに惹かれてしまうのはしょうがないことだ…もう近藤二等兵、失敗は繰り返しませんので…と微妙に笑わせて



「 Slave To Love」


近藤房之助さんの熱情溢れる
粘り気のあるハスキーな歌声が
心に沁みる…心に沁みる…
圧巻の…抑揚入り混じった熱い唄声…


優しく寄り添う堀田幸佑さんの鍵盤の響きが
近藤房之助さんの泣きのボーカルをより引き立たせる


間奏では
近藤房之助さんの泣きのエレキが炸裂!!
心に響く!響く!!
いやあ、もう…近藤房之助さんの奏でる
ブルースの世界にどっぷり浸って浸って
心が揺さぶられる想い


続いては
一転、色濃い、めちゃ濃い
ブルースのリズムにのせて

近藤房之助さんが語る…

いろんなことをやって稼いできました…で、師匠Otis Rushの曲、一昨年、残念ながら亡くなってしまった…葬式に呼ばれていたんですけど、行くことができずに残念だったと…
そんなOtis Rushのジャパンツアーでバックをやってた思い出を語る

ある日、コンサートが終わって、明日はオフだから俺の部屋にきて、一杯やらないかと声をかけられたこと…それは嬉しくて嬉しくて…で、その時に直に教わった歌をと…
手前の人生を振り返るという歌…


「Looking Back (Take a Look Behind)」


もう…それはそれは
どっぷりと深いブルースの海の底にいるような
世界観


ボトムラインで観た
脳梗塞で倒れながらも
ステージでフレーズを奏でた
あのOtis Rushの姿が思い出される…
もう…何年前のことかも憶えていないのに
そのシーンだけ鮮明に…

曲の後半に行くに従って
近藤房之助さんのエレキが
より唸る!唸る!!
まるで歌っているかのように
そして叫ぶ!シャウトする!!

もう圧巻!!!

さらにはそれに寄り添うような
キーボードの堀田幸佑さんの奏でる旋律
パーカッションの村上孝則さんの刻むリズムが
融合されて…
3人でのグルーブ感は実に圧巻!!


次の曲は
また女性を好きになってしまったという
そんな歌です…と一言でまとめて

「I'll keep trying」

スローなリズムにのせて
熱く…ときには抑揚をつけて
語るようにも歌う近藤房之助さん
キーボードの堀田幸佑さんの奏でる旋律が思い切りフューチャーされて
その中で、
スローで切なく響く
房之助さんのボーカル…
それに絡む鍵盤の響き…
もう…とことん陶酔!!


次の曲はやっぱりOtis Rush
1972年に来名し、そのジャパンツアーで名古屋だけこの歌を歌ったと…

「Sweet Little Angel」


どっぷりブルース
キーボードの堀田幸佑さんの奏でる旋律が彩り
エレキが唸る!唸る!!シャウトする!!
迫力満載の圧巻の音の響き…

もう…思えば…ずっと…ぐいぐいぐいぐい…引っ張られっぱなし!!


ここでのMC

楽しんでもらえたでしょうか
仕事があったらどこへでも行った
89年から96年くらいまで…
もちろん1900年代ですけど…
で93年くらいにロンドンでバンドをこさえることができて
そのメンバーとロンドンの郊外も含めてツアーを行った
そのマンチェスターに向かう車中で
みんなにこんな曲どうだいといった思い出のある
旅から旅へのバンドマンの歌…
当時は年間250本くらいライブをやっていたと…
10年間の数ではないよ…とおどけてみせて
さらに、一緒に暮らす女と上手くいかない、上手く行きっこないよね…
と自虐でちょいと笑わせた後には


本編ラストの曲

「TRAVELLING」


この曲は…ここ数年の
最近の房之助さんの曲の中の…一番のお気に入り…

房之助さんの渋い声が…このサウンドにぴったりハマってて
めちゃめちゃカッコイイんだな…


今回は…
たたみ掛けるようなノリではなくて…
途中ピアノのソロがあったりと…
三者の個性が十分に発揮された…
この夜の「TRAVELLING」

ホント旅するとき…
この曲が…自然と心に浮かんでくる…

コテコテのブルース好きじゃなくても…
この曲は…感動も味わえる素敵な曲だと思うんだな…
私の
お薦めの1曲であります!!

で、近藤房之助さん
お客さんに感謝の言葉を添えつつ
よかったら、終わった後一緒に呑みましょう
僕の本業は「打ち上げ」です…
なんて言葉を添えて

キーボードの堀田幸佑さん
パーカッションの村上孝則さんを
ステージに残したまま
退場!!


拍手歓声に応えて
再登場!!UN!!


歌う前に
個人的な言葉を投げかける
お客さんを嗜めながら

もう1曲
曲名はピンとこなかったけど
キーボードの堀田幸佑さんの鍵盤がフューチャーされた
堀田幸佑さんの鍵盤の上で踊るような指先が堪能できる
ジャージーなブルース

それは
房之助さんのエレキ&
ハスキーな歌声

さらにはパーカッションの村上孝則さんの刻むリズムも
融合されて…
3人でのグルーブ感を堪能!!!


いやあ…
久しぶりに「生」で聴けた
ブルースに大満足!!!


近藤房之助さん最高!!!
「TRAVELLING」最高!!

なんとも久しぶりにストレスから開放されたように感じた夜…



でもまた
月曜日からは
引き続きの新型コロナウイルス感染症対策など
熱中症対策など
「TRAVELLING」ならぬ
「TROUBLE! TROUBLE!」

Otis Rush じゃないけど
「Double Trouble」のよーな
「Double Trouble」のよーな

職場での出来事が待ち受けていて…


一瞬にして貯まるストレス…


近藤房之助さんの歌う
「TRAVELLING」は最高だけど

職場での
「TROUBLING」なんて、
ホント懲り懲りだー!!!