新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

日間賀島から篠島へ…神明神社と八王子社を参拝する!

2021-03-04 06:05:48 | B級スポット

日間賀島観光を

お島い」???

もとい


おしまい」にして


高速船で

日間賀島の西港から
東港経由












篠島へと…












デッキにでれば
船が停まってるとクソ暑いけど
進むと風が気持ちいい





約10分の船旅で…



篠島に到着…


高速船乗り場で
迎えてくれたのが

なんだか
タイの知れない魚だなあと思いきや
タイ」が…

タイへんな暑さの中
タイ」が…



タイそうデカい
タイ」が…




これをみて
「ギョ!(魚!)」と思ったのは
言うまでもない



しらすの島 篠島のキャラクター
「しらっぴー」「しらっぴーな」



この強烈な日差しの中なので
顔出しパネルもところどころ
色褪せていました…






そんなこと
「知らんぴー」…汗


加藤清正が名古屋城築城時に石を切り出したといわれる
場所が…この篠島…


その「石」が飾ってありました…







切り込んだ跡でしょうか…


さてさて
篠島に着いたら
まず神様へご挨拶を…と思い…

神明神社に向かうことに…


徒歩で…とほとほと…


日差しは強烈で
アイスクリームだったら
間違いなく溶けるでしょうが…
人間なので…笑








海辺から
街の中へと


篠島の街の中に
細い路地の中に


神明神社はありました!









正月の「おわたりさま」の神事により
この神明神社が女宮
ちょいと離れたところにある八王子社が男宮とされ、
縁結びの神として信仰が厚いとか…

20年ごとに行われる伊勢神宮の式年遷宮の際に
伊勢神宮の古材を神明神社が譲り受けて社殿を建て替えるそうな…
さらに、この際に出た神明神社の古材で八王子社も社殿を立て替えているとのこと




現在でも伊勢神宮の社殿一式を移築する伝統を有しているのは、日本で
この篠島の神明神社のみだそうで…



ここは「女の神様」


神明造の社殿にて

「二礼二拝一礼」









どーか…縁(えん)が…いや…
円(えん)との結びつきが…深くなりますようにと

要は、お金はやっぱりある方がいいに決まっているので…


でも
専門分野は
交通安全や海上安全の神様のようで…


社殿の右側には
ずらっと摂社が





左側にも並んでたけど
こちらに神様は…いてるのかな…








拝むスペースすらなくて
なんかしまってある感じだけど…
あ、だけに…しまってある???のかな…

さて「女の神様」を拝んだ後には

「男の神様」

八王子社
参拝したいと



だいたい
神明神社から徒歩で、海沿いを歩いて
徒歩5分くらいかな…

この神明神社と八王子社には面白い伝説があって

篠島では「おわたりさま」といって
毎年正月の3日の夕方には、男神を祭る八王子社の神様が女神を祭る神明神社にお渡りになる
…この間は島中の灯りを消し、静かにお渡りが終わるのを待つ習わしとなっているそうな

でも
ある年のお渡りの最中、八王子社の方角から荒々しい犬の鳴き声が聞こえてきた
その頃の篠島には1匹の犬もいないはずなのに…

その年の漁時期は海が荒れ、あまりにも荒天が続くので
漁師達はこの八王子社の神様に願掛けのお参りをすることに…

すると、そこの境内のこま犬が台座の下に転がり落ちているのに気付いたそうな…
漁師達は誰かのいたずらと思い、こま犬を元の位置に戻したのに…
明くる日も明くる日もこま犬は台座から転がり落ちていたそうな…
そこで、そのこま犬をひと山越えたお寺、医徳院へと移したところ、荒れに荒れていた天気は急に上天気となり
それ以降は大漁が続き篠島の人々は豊かな生活がおくれるようになったとか…

時が過ぎて
太平洋戦争中、篠島から8人の戦死者が出たとのこと…
調べたら、島内に禁止のはずの犬が8頭もいることがわかった…
この戦死者が出ることに対して
「島で犬を飼う者がいるから八王子様が怒っていらっしゃるのではないか」
という噂が広まって
島民達はすべての犬を島から追い出すことに…

以来篠島では何年もの間、島で犬を飼うことは決して許されなかったとか…


篠島では神社でなく、医徳院というお寺の前に
一対のこま犬がでんと座っているとのこと

神様は犬嫌い???
は、かなワン!」と思ってるのでしょうか…



八王子社の


鳥居…





反対側から覗くと
ビーチが広がる!!




素敵なロケーション…
おお、ワンダフル!!!

参道を進むと
注連縄を掲げる柱があって
縄で結ばれています…





石段を登ると





神明造の本殿…
おお、新しそう…
神明神社の木を使ってるそうだけど
なかなかの新築感…


それにしても
雰囲気が伊勢神宮そっくり…
伊勢神宮のミニチュア版みたい…

「日本書紀」によると、伊勢神宮を建立した
皇女倭姫命が船で伊勢湾を巡る旅の最中に篠島に立ち寄り
鯛の漁をご覧になって「ぜひ伊勢神宮へ献上を」と言われたそうで…
それ以来、鯛を塩漬けにした「おんべ鯛」が
毎年、千年以上にわたって伊勢神宮へ献上されているとかで…






「二礼二拝一礼」


「フワン」???


もとい


「フアン(不)に思う日々が解消されますように…」





末社が並ぶ!並ぶ!!






八王子社の左側には

招魂社…


が鳥居の奥にありました…












県知事からの石碑…





この島で犬を飼ってたから
「八王子社」の神様がお怒りになって
この篠島出身の
戦争で
亡くなったのかも知れない人たち…
に合掌!!







確かに…
篠島の
民家の立ち並ぶ路地を歩きましたけど…
「犬」はみませんでしたな…

私が歩いた路地には
ドックにも…もとい…どこにも
見当たらなかったような



「犬」ゐぬ


お後がよろしいようで…


PS…今はフツーに篠島で犬を飼ってらっしゃる方も多くいるようです…
ただ、他の街に比べて
ウンとウンと少ないと思います…
犬は「医徳院」にあった「こま犬」しか???
みなかったのでね…