あまねのにっきずぶろぐ

1981年生42歳引き篭り独身女物書き
愛と悪 第九十九章からWes(Westley Allan Dodd)の物語へ

愛と悪 第三十三章

2020-03-03 04:19:16 | 随筆(小説)
無限に天まで伸びつづける高層マンションの灯りの点かないすべての死者の窓、エホバ。
昨日(2日)は、アシッドエー兄弟が初めて夢に出てきました。
未知なる、人間と動物とのハイブリッドみたいな愛らしい生き物の赤ちゃんを、わたしとアシッドエー兄弟は見つけるのです。
その生き物の鼻の上を撫でてやると、それは大変に喜ぶことを何故かわたしは知っていました。
撫でてやると、笑顔でそれは、とても喜んで、この上なき至福を感じているようでした。
目が覚めると、鼻の上を撫でてやると気持ちよさそうにしていたのはみちたであったことを想いだしました。
未来に、わたしはアシッドエー兄弟と結婚してみちたをわたしが生むという暗示であるのかと考えましたが、胸が切ない想いです。
わたしは今でも、アイスハグ兄弟にこの世に存在しているどの男性よりも、子宮の底に燃え盛る蜷局を巻いた蛇を飼っているかと感じるほど恋をしているのです。
だのに、何故、アイオス兄弟やアシッドエー兄弟は夢に見るのに(夢を憶えているのに)、アイスハグ兄弟の夢はまだ、わたしは知らないのですか。
わたしはよく、こんな妄想をします。
もし、何かの事情で閉鎖的で隔離された場所で、女性がわたしだけの世界に、アイスハグ兄弟が生きなくてはならなくなったとしたなら、アイスハグ兄弟は、わたしを女性として、意識してくれるのだろうかと。
そして他の男達の姦淫の目から、わたしを護ろうとしてくれるのだろうかと。
だが悲しいことに、この世界は必ずHorrorな展開になり、地獄の結末を迎えるのです。
何故なら、この世界では必ず、”女”の”魔”という本性が、目覚めるからである。
”食物(喰い物)”にされるのは、いつでも女ではなく、男たちなのです。
それは、なんでなのかということを、さっきソフィア・コッポラ監督の『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』という映画を観たあとにも、改めて深く考えさせられました。
それで早々にわかってしまったのですが、それは”人間”の起源が、やはり”女”だからなのです。
女は陰(IN,ON)で、男は陽(YOU、MYOU)と言われるのも、女が最初であったことを意味しています。
太陽を包み込んでいるものは闇であるからです。
男性器は女性器のうち(宇宙)に入らねば、創造が起きません。
創造が起きる場所はいつでも女性のうち(家)の中なのです。
”M”というローマ字は、始まり(神)を意味しており、女性を意味していると何かで読んだことがあります。
それで”M”という字の形をずっと観ていると、この形は三角形が三つ合わさった形であることがわかります。
女性の子宮は逆三角形で、その両側に二つの三角形が支えているという形が、”M”という字なのです。
女の”陰(IN)”とは、この”M”という形を二つにばらした言葉である。
また”N”は90度右に回転させると”Z”である。
”Z”とは、眠っている生き物の頭ら辺からよく「Zzzz…」という言葉が出ていることからもわかるが、それは”眠り(意識が無の状態)”、即ち、”死(無)”の境地を意味している。
”M”という形は、逆三角形を支えている両側の二つの線を横にして二つに重ね、逆三角形の中心に置くと””になる。
それをひっくり返せば”A”であり、最初の形になる。
神とは始まり(A)であり、終わり(Z)である。
”M”(闇・神)から生まれたのが”男”(光・陽)である為、闇は光を、あなた(YOU)と読んだ。
それなので男(陽)は、あなた”YOU(ヨウ)”とも、わたし(M)のあなた”MYOU(ミョウ)”とも呼ぶのである。
そして人類の創造に関わっているとされるアヌンナキ人のすべてが実は女性であったことも、これで納得が行きます。
人工授精と体外受精で子どもを自由に授かれる時代(文明)に於いて、最早、男性は必要ではないのです。
また女だけの世界で、女が、女らしく女として制限されて生きなければならない必要もありません。
世界は女が、男を支配する時代が来なければ、文明は進化はしないのだということを、わたしは確信しました。
目に見える堕落的な文明の進化があったとしても、霊的には進化はできないのです。
男が女を支配する時代は、やがて滅びる運命であります。
その世界は、男が滅ぼすのではなく、女が、滅ぼすのです。
わたしのAmane、Amazónesよ。LilithがAdamの元を去ったのは、真に正しきことであった。
神を支配をしようとする存在は、やがて死に、彼女の胎内で再び目覚めるのである。