先日、田んぼの除草作業をしました。
時期的に、タイミング的に・・・
ちょっと遅くなってしまったのですが。
その日は曇っていて、天気予報では夕方から激しく降るという。。。
もしも雨が降っても、途中まででもやろうと決めて田んぼへ。
最近思うのは、4WDの軽トラがほしい。
短パンで、汚れてもよい格好で歩いていくのはちょっと恥ずかしい。
愛犬を連れていれば、あんまりそうも思わないけど、この日はお留守番をさせている。
村の中の道を歩いて行くにしても・・・
あんまり人に会いたくないなぁ。。。
だからと言って、2号線沿いを歩くのもどうだろう??
まぁ、結局・・・
村の中の道を行きつつ、前方に村の人がいたら2号線へ出たり。。。
普通なら、除草剤を散布するところを大きな竹ぼうきを持って田んぼの中を作業するのだから、「ちょっと頭イタイ子」と見られても仕方ない。
しかも、短パンにポニーテールの女子が田んぼの中をたくましく歩いている。
泥だらけになりながら。。。
実際、田んぼの中を歩くと、膝下10cmくらいまで身体が沈む。
でもなんでだろう??
膝上10cmくらいまで泥だらけになってるのは。
跳ねた泥は、腕や胸元まで届いている。
汗を拭おうとすると、うっかり顔が汚れそうだ。
まぁ・・・
想定済みのことではある。
でも、こうやって体一つで自然に向き合っていると何とも言えない幸福感がある。
嫌な気分のひとつも起きない。
泥に汚れた分だけ、心がすがすがしくなっていくような気がする。
自分が浄化されているような気がする。
作業が終わると、達成感でいっぱいになる。
作業が終わるころ、ちいさな雨粒が落ちてきた。
見計らったように。
作業をしている様子を見ていた人に声をかけられた。
「ここの娘さん??」って。
フーレの仕事をしていることもご存じだった。
初対面だったけど、どこの方かすぐにわかった。
その人は、何か言葉にならない様子で
「すごいなー」とだけ何回もおっしゃっていた。
「いや、この田んぼをお願いして作らせてもらっているんです」って言っておいた。
どういう「すごい」かわからないけど。。。
まぁ、こんなことをやってる人はなかなかいないでしょうから。。。
たぶん、いろんな人の目に触れただろうな。
「あそこの娘さん、なんか変わったことしてるわ」みたいなことになるのかな??
まぁ、そんなことはどうでもいい。
何年かかかってでも、何かしら結果を出して
「ほらね」って言える日が来たらいいな。
今の子供たちや、これから生まれてくる子供たちに
ほんの少しでも健全な水田を残せたらいいなという気持ちを忘れないで
お金がかかっても、労力や時間がかかっても
今、やっておかなければいけないと責任を感じている。
そんな自分の気持ちがどこかに埋もれてしまって
誰にも伝わらないとしても、報われないとしても
自分自身の問題として、取り組んでいきたい。
簡単に用水路で泥を落として、国道沿いを歩いて帰った。
家に着いたら、雨は本降り。
庭の井戸水で、足の泥をきれいに落とす。
井戸水の温度は冷たくて心地よい。
冬にはあたたかいので、我が家の井戸はしっかり深いことがわかる。
改めて感謝する。
価値観によっていろいろと違うのかも知れないけど
こんなに様々と恵まれていることに改めて気付く。
足りないことを憂うるのは徹底的にやめにして
これほどまでに恵まれた地球環境を与えられているということに
もっともっと気付いて、豊かな気持ちで生きていきたい。
そして出来る限り、大事なものを守っていければと願います。
自分が出来ることは、ほんのちいさなことでもね。