以前から行きたい、行きたい、行きたい~っ、と思っていた念願の佐渡を訪問してきました!!
お盆休みシーズンをズラしたので、上越新幹線は余裕で座れました。
今回乗ったMaxときの車両は、車体がでかく高速化に対応できないため、数年後に引退するようなことをニュースで言っていました。お疲れ様です!
新潟に到着。全っ然涼しくない~。
ちょっと奮発して水中翼船・ジェットフォイルで海を渡ります。
旅客機のボーイング社が造る船みたいです。
約1時間で佐渡の両津港に至ります。
上陸~!
2年5ヶ月もの間、不当な配流生活を送った佐渡ですから、大事なご霊跡が沢山あるようです。
僕がレンタカーで廻った多くのご霊跡を、日蓮聖人の時系列順に紹介していこうと思います。
島の南東岸を走る県道45号線から、少し山側に入る路地に折れると、松ヶ崎の街並み保存集落が連なっています。
黒い屋根に黒い壁に統一された木造の民家ばかりで、とてもまとまりがありますね。
江戸時代、蝦夷・松前~大坂間を航行した北前船の中継地として栄えた名残りを、街並みに感じます。
龍ノ口の奇瑞のあと、1271年10月10日に依知を出発した日蓮聖人は、角田浜から日本海を渡り、10月28日に佐渡に着岸されました。
着岸したのはここ松ヶ崎の、鴻の瀬(こうのせ)という浜だそうです。
佐渡と本土の最短距離は、新潟市角田~佐渡市松ヶ崎の31.5kmで、距離的には最も効率の良いルートを航海してきたのだと思われます。
お、ここが着岸の霊場かな?
小径を少し歩くと・・・
ありました!この岩ですね。
こんもりとした大きな岩です。海岸の地形なんて変わりますからね、もしかしたら昔は波が洗う岩だったのかもしれません。
古くから地元では、日蓮聖人がこの岩に着岸した、と言い伝えられているようで「法華岩」と呼ばれているようです。
当時の11月を目前にした佐渡海峡、冷たい風が吹いて、本当に寒かったんだろうな・・・。
現に日蓮聖人を乗せた船は、大風に荒れる海のため、相当苦労して渡ってきたようです。
法華岩の上にある五輪塔は、佐渡霊跡護持会の方、そしてこの至近にある本行寺の護持会の方が施主となって、3年前に建てられたそうです。
ご霊跡を維持して頂き、心から感謝します。
画像からもわかるように、法華岩の真上には道路の高架が走っています。
ちょっと残念な感じもしますが、雨や雪から岩を守ってくれる頑強な屋根、って前向きに考えましょう。
いよいよ佐渡に着き、不当にも罪人としての生活が始まります。
当時、佐渡流罪というのは政治犯や思想犯など、幕府に都合の悪い人に課せられたとても重い刑だったそうです。
生きて帰ることなど叶わないのが常識だったそうです。
どうやって2年5ヶ月をお過ごしになったのか、そしてなぜ罪が赦されたのか、個人的にとっても興味があります。
早く次のご霊跡へGO~!