今回は、前回の『リフレッシュ講座2nd』に参加された方の声に対する、取り組みをお伝えします。
その声は「力を抜く」ということが実感として分からない、難しいというものです
普段の生活では、”力を入れて何かをする”ことは多いですが、”力を抜いて何かをする”という機会は少ないです。
特に、家事に子育てにとやらなければならない事が多い方や、身体を動かす体操などをされない方には、
身体の力を抜くというのは、馴染みのないことだと思います。
このブログでは『緩む』『リラックスする』は、身体にとって、とても大切なことだとお伝えしています。
今回は、馴染みのない方でも感じて頂きやすい、簡単な方法を紹介します。
身体の力を抜くことで得られる、心地よさを感じて頂けたらと思います
「力を抜く」に慣れるために
以前にブログで紹介した『手足をほぐす』に加えながら、色々試してみましょう。
これは、 足を前に投げ出して座って行う簡単な動作です。
*思い切り力を入れてから、脱力する。
(例1)片方のつま先をたて、膝を抱くようにして、足を手前に引く。
踵を思い切り床に押し付けてから、脱力して、足を前へと投げ出す。
動かしていない、もう片方の足の感じと、比べてみましょう
(例2)タオルを片足の土踏まずにかけて、両手で思いっきり引っ張る。
さらに踵を前へと押し出し力を入れて、脱力する。
動かしていない、もう片方の足の感じと、比べてみましょう
なぜ、脱力するために力を入れるか?
力を入れて緊張させた部分は、力を抜くと、緩む方向へと動きだす。
それは、人間の神経は、緊張と弛緩の間を、ほどよい状態に調整しようとして動くからです。
通常の動きでは動かない部分が動き出し、その部分を緩める。
それは、力を入れることにより、細かな部分までを刺激するからです。
*同じ動きを続けて、動きに慣れる。
しばらく、同じことを繰り返すと、身体がその動きに慣れて、緊張が緩み、楽に動けるようになります。
『手足をほぐす』で紹介している、次の簡単な動きで、お試しください。
・かかとを支点にして足先を内外にパタパタと動かす。脚全体、脚の付け根の部分まで動くのを感じる。
・膝をトントンと軽く床に落とす。脚全体が振動するのを感じる。
しばらく動かした後は、動作を止めて感じましょう
なぜ、続けていると、楽に動けるようになるのか?
その動きを実現する、神経や筋肉や関節の連動が上手くいくようになる。
動き始めには、動き出す力と、上手く動けるよう調整する力(緊張)が必要だからです。
動かすと、その部分は柔らかく緩んだ状態になる。
動かす周囲に集まっている神経や血液やリンパ液が、刺激されて動き出すからです。
ポイント
ぎゅ〜っと力を入れて脱力した後、動かして止めた後、全体や動かした部分を感じましょう。
ゆっくり味わって、ゆっくり感じて、”力が抜けた緩んだ感じ”に慣れましょう
続けていると、身体が持つ感じる力も増し、身体に力が入っていることが分かるようになります。
すると次第に、細部までを上手に動かせるように神経も筋肉も目覚めて力を抜く感覚も分かるようになります。
力が抜けたと感じたことで、初めて、そこに力が入っていたことに気づくこともあったり、
また、力を抜こうと思って、かえって力が入ってしまったりすることもあります💦
そんな時は、気持ち良さを指標にするという原点を思い出して頂けたらと思います
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