5月も半ばとなり、木々の新緑が美しさを増しています🌿
みなさんは、大きな樹を見つめて、気持ちよさそうだなと思われたことはないですか〜

今回は、自分が大きな樹になったイメージで行ってもらう、気功を紹介します。
これは、気功では”立禅 (りつぜん)" や "站椿功 (たんとうこう)”と呼ばれる型に含まれるものです。
喧騒から離れて、樹々に囲まれたような自然の中に入ると、ふっと気持ちが緩んだような感じがしませんか

あるいは、神経や心を緊張させたり疲れさせていることに、しみじみ気づかれる事も多いと思います。
それはなぜか‥、という説明は難しいですが、でも、目に見えない気の流れを整えていこうとする気功では、
屋外で外気を浴びながら行ったり、樹や大地や風を感じながら行ったりすることは多いです。
それは、自然界の気、あるいは気の流れには、人を心地良い状態(健康)へと整えてくれる力があるからだと思います。
人の心地良い状態(健康)は、神経や緊張が緩んだ状態です。






そして、樹の全体(全身)を感じましょう。


イメージしやすいならば、両手を広げてもいいです。


空から注ぐ太陽の光はポカポカと暖かく、風があたる枝や葉っぱは心地良くゆれています。


身体の気が緩み、全体がよりよい状態に整ったらこんな感じがする方が多いです

・身体が緩んで、ふわぁ~と外に広がった感じがする。
・背筋が、上に伸びたような感じがする。
・気持ちもゆったりと落ち着いて、意識も広くなったように感じる。
・身体と周りとの境がなくなったように感じる。
・普段より、太陽や風の心地良さを感じる。

気の世界では、気の動きは意思に従うとされています。
だから、イメージをしながら動くと、気の集まりのような身体はイメージ通りに動いていこうとします

最初は、写真などの映像で、好きな樹を見つけて、その樹を見ながら行うとイメージしやすいです。
また、屋外にある、気持ち良さそうだな〜と感じる樹を見ながら、その樹になったつもりで行ってみるのもお勧めです。
大きな樹や小さな木、庭にある木や公園にある樹など、違った感じがするかもしれませんね〜



樹々が元気なこの季節に、遊び心で楽しんで頂けたらと思います。





