TDLのパレード撮影し販売=男女4人を逮捕-千葉県警
東京ディズニーランド(千葉県浦安市、TDL)などのパレードやショーをビデオカメラで撮影し、映像を録画したDVDをインターネットオークションで販売したとして、千葉県警生活経済課などは30日、著作権法違反の疑いで東京都練馬区関町北、会社員森田健介(36)、妻の路恵(29)両容疑者ら男女4人を逮捕した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071030-00000106-jij-soci
さすがデズニー。
この辺は抜かりないですね。
正直なところ微妙な話。
これを「著作」と捉えることが出来るのか。
「肖像」としての権利なら理解出来るんですが、「著作」と言われると…何か違うような気がします。
ま、金儲けしてたのが逆鱗に触れたんでしょうけど。
しかし著作権ってものの定義はどのように決着させるべきなんでしょうか?
パロディ、オマージュ、様々な呼び方はありますが、今出回っている多くの作品には、何らかの形で別作品の影響が出ている。
厳密に審査してしまえば、ほぼすべてが「著作権法違反」になるはず。
何処までが許容範囲か、という判断は結局「著作者」本人にしかつけることは出来ない。
だから今現在は「親告罪」なんですが…
著作権法違反の非親告罪化でパロディに危機? 「告発マニア生み出す」
こちらにあるように、現在、「非親告罪化」にむけて話が進んでいるとか。
ウザイ事限りなし。
これって結局カスラックその他中間搾取してる連中が、更に効率よく吸い上げてやろうって話ですよね?
理想としては、著作権者と直接交渉できる場を用意すること。
そのための手続き、利用時の著作権料の割合などなどを法制化してくれればいい。
確かに手間は増えますが、
・中間で搾取されない
・直接コンタクトが取れるため、二次創作に著作権者の意見を反映させやすい
・自身の作品への評価が分かりやすい
といった面で、著作権者のやる気も上がるでしょう。
個々の案件は対応出来ないという場合は、出版社や所属事務所が代行すればいい。
少なくとも現在の「相手が全く見えない」やり方よりは、非効率的ではあっても、「頑張った分だけキチンと評価される」システム。
本当に「業界を活性化」させる意志があるなら、このくらいのシステム改革はして欲しいものです。