例えそれが誰かの利益になるのだとしても、自分でそれを為そうと決めたのならそれはすべて自分のためでしかない



「売れ残った本」半額に 出版社17社、ネットで本格販売

おぉ~、こういうのは基本タブーだと訊いていましたが、出版社側から積極的にこういうのをやるようになりましたか。
しかし4割が手に届くことなく返品て…
販売はこちらですね↓
http://www.bh-jinbocho.com/zkin/bhj_top

初めて神保町に行った時に、新古本販売しているお店があってそれに随分感動したのも懐かしいおもひで。
田舎には無いですからね~
たまにデパートなんかのイベントでやることはあるんですが。

掘り出し物を探したいと思います。


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落ち目だしそろそろ消えちゃうだろうなと思う作家 byアルファルファモザイク様

1 イラストに騙された名無しさん :05/03/07(月) 01:30:52 ID:ibDFApE0

とりあえず、時雨沢恵一。
5年後にはいないと思う。

え~好きなのに~。
否定は出来ませんが。
ラノベってジャンル自体に、打ち止め感が漂ってる感じがします。

なんというか・・・・導入から展開が全部同じに見える。大して読んでませんが。
設定なんかも当たり障り無いもの、もしくは初めから破綻してるものばかりで。
時雨沢さんなんかは滅茶苦茶ですが、その滅茶苦茶な部分迄込みで話を作ってるような感じがするので、すんなり入れる。

私的には、ラノベはとりあえず「ダブルブリッド」を完結してくれればいいです。中村さんどうしてるんでしょうかね。
そういえば十二国記も完結してくれないですかね~
気になる終わり方したままだ。

そういえば「聖霊の守り人」。
読んでみましたが・・・・まあ児童文学なんだし仕方ないかな。



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東の海神西の滄海を今更ながら購入。
やっぱり十二国記は面白いですね。マジで政治家や官僚に読ませてやりたい。
国、官、民のあり方。様々な思惑。そして人道。
考えさせられることばかりです。
正義を声高に歌い上げるのは簡単。でもその裏にあるものも考えておかなくてはならない。どれだけ正義を謳ったところで、戦争なんて結局多くの兵と民を殺すものでしかない。

こういうのを考えて欲しいから久間発言も意味があると思うんですが…
何一つ止めることの出来ない、解決することの出来ない“正義”に何の意味があるのか。
どれだけ“道”を説いたところで、私達は多くの犠牲の上に今の生活を得ている。
この作品中での「玉座というものは所詮血で贖うものだ」という言葉と同じように。
でもほとんどの人はそれを意識していない。『華胥の幽夢』収録の乗月の一文。
「罪と知らずに罪を犯すことは二重の罪悪」
そういうことなんだと思います。

今民主党が謳っていることは実体の無い正義そのもの。
例えば年金や消費税。財源について一切言及が無い。所詮実行する意思の無い戯言。

また自民党を筆頭に各政党がやっていることは猾吏の専横。
だからといってその全てを排除してしまえば国として立ち行かなくなる。代わりがいないんだから。だからこそある程度の内包を許し、その上で行き過ぎを取り締まるシステムの構築が必要。まあどうしたら良いのかさっぱりですが。

『華胥の幽夢』収録の“華胥”。
この華胥という話は、先帝(扶王)が没し、新たに登極した、道を弁え非常に有能な新王(砥尚)が没してゆく姿を描いた話。
この中にこういった台詞が。

「扶王が課した税は重かった。だから軽くすべきだと砥尚さまは考えたわけですよね。すると国庫は困窮し、堤ひとつ満足に造ることができなくなりました。飢饉が起こっても蓄えがなく、民に施してやることもできなかった。」

「砥尚さまは、税とは何で、何のためにあり、重くすることはどうして罪で、軽くすることがどうして良いことなのか、本当に考えたことがあったのかな。ただひたすら、扶王のようではないために、軽減したのじゃないでしょうか。税を軽くすることで何が起こるのか、そこまで考え抜いて出した結論だったのかな・・・」

「人を責めるのは容易いことなんですよね。特に私たちみたいに、高い理想を掲げて人を責めることは、本当に簡単なことなんです。でも私たちは、その理想が本当に実現可能なのか、真にあるべき姿なのかをゆっくり腰をすえて考えてみたことがなかったとなかった気がするんです。」

「税は軽いほうがいい、それはきっと間違いなく理想なんでしょう。でも本当に税を軽くすれば、民を潤すこともできなくなります。重ければ民は苦しい、軽くても民は苦しい。それを弁えて充分に吟味した上での結論こそが、答えでないといけなかったんじゃないかな。」

この通りなんだと思います。
私達が探さなければならないのは、これをきちんと理解している為政者。
民主が主張しているのはこういった考えの全く無い薄っぺらい主張でしかない。
だからといって自民が言っているような今のままでの増税は到底容認できません。滑吏の排除が出来て無い以上、私達の負担が大きくなるだけですから。

…一体どうしたら変えられるんでしょうかねぇ…

東の海神 西の滄海―十二国記
小野 不由美
講談社

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3月22日、ということでフルバ最終巻の発売日。
早速購入。

大団円なのは判ってましたが、やっぱりこの話はこういう終わり方が一番ですね~。
方向性が確定してから、ここまで話が続くってのも珍しいような気がする。キャラ一人ひとりにきちんと目を向けて描いてるってのは凄いですよね~。最近アニメにしても漫画にしても消化不良な終わり方の作品がほとんどですから。伏線を張ってあるキャラのすべてに簡単なものでもきちんとエピソードが用意してある。この優しさは作品そのものって感じですね~。高屋さんの人柄の反映でしょうか。
まっすぐ突き進んでいくような話の描き方。なんだか勇気付けられます。絶対学校の教材にしても恥ずかしく無いって!!文化省には是非検討していただきたいものです。

完結を機に、って訳かどうかは知りませんがアニメ「フルーツバスケット」DVD-BOXなるものも発売、ということでかなり安いので買おうかどうか迷ってます。ミュージックCD付属、というのも惹かれるんですよね~。ただ肝心の収録曲が不明。キングレコードのデータベースのお粗末さには呆れます。どうしても「セレナーデpf.solo.Ver.」は欲しい。大体DVD全巻購入特典って、フルバの存在を知ったときにはもう終わってるって!!
ということで入手できなかったので、BOXに入ってるようなら即買いなんですけどね。

フルーツバスケット 23 (23)

白泉社

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フルーツバスケット DVD-BOX

キングレコード

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フルーツバスケット22巻購入。

フルーツバスケット 22 (22)

白泉社

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遂にクライマックス!と思ったらまだ続きがあるんですね~。
今巻は安心して見れます。

キーワードは“受容と解放”ですかね。

すべてを受け入れ、すべてを解放する慊人。
夾は父親と対峙し自分の望む道を歩くことを告げ、透に本当の想いを告げる。
由希は真知に十二支憑きであることを告白する決心をする。

とまあクライマックス、といえばクライマックスなんですけどね。
慊人が解放の意思を示すことですべての十二支が解放される。
由希も、夾も、すべての十二支が。
まあその段階でハッピーエンドは確定、と。

「このまま終わりか!?」と思ったところで続き、ということで微妙に消化不良な感が・・・3月には最終巻が出るということなのですっきりするのはそれからですね。


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坂木司「青空の卵」読了。


名探偵はひきこもり

という帯と表紙のデザインの良さのみで購入した作品でしたが、満足度は10段階で8くらい。
ご都合主義的な部分はありますが結構面白かったです。
向上心の強さが感じられる作品はやっぱ良いですね~。

外資系の保険会社に勤める坂木司とその友人でひきこもり気味のプログラマー鳥居真一が日常で繰り広げられるちょっとした出来事にまつわる謎を解き明かしていくという物語。
非常に明晰な頭脳の持ち主でありながら、複雑な生い立ちが原因でひきこもりがちの鳥井に少しでも外の世界との接点を持たそうと、様々な出来事を鳥井の下に持ち込む、びっくりするくらいお人よしの坂木。

一瞬腐女子が大好きな系統かとも思ったんですが、登場人物一人一人の心情を追う分にはそんな感じはまったくなし。
たくさんの人と出会い、その人たちの生き様に触れて少しずつ成長していく二人。
紹介文のように「感動の物語」かというとそんな感じはしないけど、後味が非常にすっきりしてます。
ジャンルはライトノベル?

3部作ということで続きも既に読了してるんですが、また後日。

青空の卵

東京創元社

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BLACK LAGOON第6巻購入。

オモロイわ~。別に銃とか好きなわけじゃないですけど、このスピード感、ノリはそうそうありませんからね。

今巻一番の見所、ロベルタ再登場。

生者のためには施しを
死者のためには花束を
正義のために剣を持ち
悪漢共には死の制裁を

なんかカッコよくないですか?
これってラブレス家の家訓でしたっけ?

何を思って殺したのか」?…そう、お問いになられましたね。
思うことなど何もございません。
何一つないのですよ、別に感傷もなく、特に感想もない。
感情を殺すこともなく、冷徹である必要すらありません。
なぜなら殺す側にとって殺される側は―どうでもいい人間、だからです
そして、理由は―「いるよりもいないほうが都合がいい」―どこかの誰かに、そう思われた。
その者がすごしてきた日々のすべてを―金か、欲か、それとも大義か。
そんなものと引き換えに否定された

ロベルタの台詞。
これが真理。
多分そうなんだと思う。
大義や正義を振りかざすものにとってそれにそぐわない人間なんて「どうでもいい」んだと。
銃とかバンバンぶっ放してるし、人もバンバン死んでいく。
はっきり言ってしまえばR指定確実な作品ですが、綺麗事じゃない、そういった汚いものから目を背けがちな私達を、演出一つで目を背けることができないようにする、ある意味どんな宗教書よりも人道を説いているんじゃないかと思います。
まあ「ただの娯楽」の可能性のほうが遙かに高いですが。

結論
やっぱオモロイです。


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『空の中』読了。
意外とあっさり読めました。
電撃、というだけあってなりはごついが内容はライトノベルそのもの。

内容はSF。

民間超音速旅客機開発計画の試作機「スワローテイル」と自衛隊次期主力偵察機としてテスト飛行中のイーグル改が四国沖の自衛隊演習空域で立て続けに事故を起こしたところから始まる。

高度2万メートルに何万年もひっそりと存在していた謎の知的生命体。

事故を起こしたイーグルのパイロットの息子。
彼が事故の日に海岸で見つけた謎の生物。
そして彼の幼馴染。

イーグルのテスト飛行に同行していた若い女性パイロット。
スワローテイル事故原因を突き止めるべく開発から出向された技師。

そしてスワローテイルのパイロットの娘。

彼らの思惑、未知の生命体に遭遇したことへの人々の惧れ、好奇などの様々な反応。
そして未知との邂逅、理解と反目、その末に訪れた混乱と許し。

いろんな登場人物の視点で描かれているので一瞬理解に苦しむ部分がありますが、きちんと噛み砕いて読めば問題は無いです。
ライトなSFが好きな方にはお薦め。
グッと来たところといえば

間違ったことは間違ったこと。
それを正しいことには出来ない。
出来るのは間違った、ということを認めること。
何度も間違えるけど、次は間違わないように、と思いながら生きるしかないんだ。

かなり意訳ですがこんな感じ。
正当化に意味はない。
過ちを認め、自分を律しながらやっていくしかない。

律する事、戒める事。
みんな忘れてますけど大切ですよね。

空の中

メディアワークス

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東野圭吾『手紙』読了。

感動巨編!というと微妙。
でも間違いなく秀作。

「差別はね、当然なんだよ」
「我々は君のことを差別しなきゃならないんだ。自分が罪を犯せば家族をも苦しめることになる―すべての犯罪者にそう思い知らせるためにもね」

帯にもでかでかと書かれてましたが、この作品中で一番印象に残る言葉でした。

兄弟二人きりで生きてきた剛志と直貴。
剛志は弟の学費のためにと窃盗を画策する。
盗みに入った先はかつて仕事で入ったことのある、裕福な老婦人の家。
しかし盗みに入ったところを婦人に見つかり、思わず殺してしまう。
強盗殺人罪で逮捕された兄。
刑が確定し、刑務所で服役中、直貴の人生には兄の犯した罪からくる様々な問題が降りかかる。

差別と逆差別。
本音と建前。
難しい人の思いの在り方を淡々と描くこの作品。
答えの無い問題への問題提起。

最後の最後まで結局何一つ解決してはいない。
それでもどこかに救いがあるような気もしてくる。

上に書いた台詞は直貴が就職した会社の社長の言葉なんですが、この言葉の後に続く台詞もかなりの名台詞。

「君という人間が信用できないといってるんじゃない。犯罪者の弟だから同じ血が通っている、だから君も同じように悪事を働くおそれがある、なんて非科学的なことは考えていない。会社にとって重要なのはその人物の人間性ではなく社会性なんだ。」
「しかしね、本当の死と違って、社会的な死からは生還できる」
「その方法は一つしかない。こつこつと少しずつ社会性を取り戻していくんだ。他の人間との繋がりの糸を一本ずつ増やしていくしかない。君を中心にした蜘蛛の巣のようなつながりができれば、誰も君を無視できなくなる。その一歩を刻む場所がここだ」

何かが大きく変わっていけそうな言葉。
でもこの言葉にはもう一つ続きがある。
この後直貴は結婚し、娘が生まれる。
「犯罪者の弟」というレッテルの下で迫害を受ける直貴と妻の由実子と娘。

「何故、自分達だけでなく娘まで迫害されなくてはならないのか?」

当然の疑問。そこにもう一度告げられる社長の言葉。

「逃げずに正直に生きていれば、差別されながらも道は拓けてくる―君達はそう考えたんだろうね。若者らしい考え方だ。しかしそれはやはり甘えだ。自分達のすべてをさらけだして、その上で周りから受け入れてもらおうと思ってるわけだろう?仮にそれで無事に人と人との付き合いが生じたとしよう。心理的に負担が大きいのはどちらだと思うかね。君たちのほうか、周りの人間か。」
「いつ、いかなるときも正々堂々としているというのは君たちにとって本当に苦渋の選択だろうか。私にはそうは思えないな。わかりやすく、非常に選びやすい道を進んでいるとしか思えないが」

その後、妻と娘がひったくりに遭い、娘が怪我をする。
加害者の親が謝りにきた姿を見て気付く。

「正々堂々としていればいいなんてのは間違いだってことさ。それは自分達を納得させているだけだ。本当は、もっと苦しい道を選ばなきゃいけなかったんだ」

と。

間違っていたわけじゃない。でもそれは結果として正しいわけでもなかった。
ただそれだけのこと。

全部書いてしまうと感動がなくなっちゃうんでこの後は是非、自身で読んでいただきたいと思います。ってまあ読んでる人のほうが多いとは思いますけどね。映画も公開中ですし。
不完全燃焼なラスト、というのは否めません。が、多分「不完全」であることに意味があるんだと思います。私は、ね。

手紙

文藝春秋

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まふーっと買ってきました「隠の王」5巻。

突然湧いて出てきたはなちゃん。
降って湧いたようなキャラなのにキーマンっぽい。
先が読めねぇ…侮れんなこの作品。

最終的にどう動くのかもさっぱりだ。
少なくとも「ドラ○ン○ール」現象が起こる可能性は皆無っぽい。
NARUTOもブリーチもあの現象さえ起こさなかったらもっと面白かったはずなんだが…。

あぁでも隠の王って月刊誌掲載なんだよね~。
次巻が出るのは当分先だなぁ。
まあ楽しみに待ってますか。

そういえば帯の登場人物から虹一が消えたなぁ・・・・・・・・・



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金が無いといった先からまた散財。

隠の王 (1) Gファンタジーコミックス

スクウェア・エニックス

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「隠の王」

オモロイじゃないですか。
やっぱ書店の試読はよろしくないですな。
ついつい買ってしまう。
おもろいので4巻まで買っちゃいました。
前から興味はあったんですけどあえて手を出さないようにしてたのに…あまりの誘惑への耐性の低さに我が事ながらあきれてしまう。

でもいいんだ!
オモロイのは事実なんだから!!

と開き直ってみたり。
結局虹一が何者なのか、と言うところが一番気になります。
2巻冒頭で既に伏線張ってあるしね。
森羅万象って設定も気に入りました。
“森羅万象”ってもののけ姫の鹿神様みたいな力ってことなんですかね?

さぁ明日は5巻を買ってくるか。



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薄い。
とっても薄い。
本文とあとがきの割合が何かおかしい。

村山由佳 『永遠。』

永遠。

講談社

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別れるしかなかった。
ふたたび
逢うこともなかった。
言葉にすると、
想いは
こぼれおちてしまう。←帯より

映画「卒業」とのコラボ、と言うことですが、これだけで十分読み応えあります。
というより「卒業」って?
見たこと無いです。

三代続いたお水一家に生まれた吉田弥生。
その母親、葉月。
近所に住む弥生の友達以上恋人未満の幼馴染、徹也。

『永遠。』は徹也の目線で描かれている。

古くからの名家に生まれた弥生の父、真山悟。
葉月は弥生を身ごもった後、悟には居場所を告げず去り、未婚の母として弥生を出産。
弥生が18のとき、葉月が癌で余命わずか、そんな時父が存命であることを知る。
葉月の逝去後、大学教授をしていた短大へと入学する弥生。
父の住む向かいのアパートに居を構え、幾度もの接点がありながら、自分が娘であることを告げなかった弥生。
父が落とした自分名義の通帳。
そして短大卒業の日。
何も告げず父と別れた弥生は徹也の待つ水族館へと向かう。

本当に“あら”すじですがこんな感じで。
好きな人を一心に想う気持ち。
無器用としか言いようの無い愛の形。
こういうの大好きです。
そうするしかなかった。
でも今も想う。

本当に無器用な真山。
その無器用さがいとおしいと思った葉月。

「思ったことをなかなか口にしてくれないのは、言葉にするとこぼれてしまうものがたくさんあるってことをよく知ってるからなんだな、ってね」

弥生の問い
「お父さんのことは、恨んでいないの?」
への葉月の答え
「どうして恨める?あんたを私にくれた人なのに」

ぐっっときます。
ああ村山さんらしいなぁって思いましたね~。

初めにも書きましたが、バランスがおかしい本書。
本文はかなり文字数が少なく読みやすい99p。
あとがきと解説が44p。
あとがきと解説が厚いよ。本文のおおよそ半分。凄いっす。

やっぱこういう話を書かせると村山さんの右に出る人っていないなぁ、と実感する一冊でした。


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かなり以前からはまっているにもかかわらず、感想を書くのは初めて?

気付いたら平積になっていたので購入。

「フルーツバスケット 21巻」

前巻ではダークさ全開。このままどこへ行ってしまうんだろうと思っていましたが、さすがは「不思議系学園物ハートフルラブコメ」。
きっちり盛り返してきましたね。
前巻からの夾の告解。
紅野を刺した慊人。

今日子を助けなかったことへの良心の呵責。後ろめたさ。
由希を憎むことで生きる理由を得たこと、そうしないと自分を守れない自分の弱さ。
そんな自分が透を好きになったこと。
母親を敬愛して止まなかった透が初めて口にした母への反抗。
自分を許すことのできない夾の気持ち。

そして透を介しての慊人の心情の大きな変化。


もう登場人物の心情がぐるぐるぐるぐる回りに回ってここまで辿り着いた、ってのが素晴らしい。
最初の頃からかなり伏線が張ってありましたからね~。
多少後付設定もあるんでしょうが、あれだけの伏線をきっちり帰結させたこの方の手腕に脱帽です。


さすがに「こんな奴いねーよ!」な透ですが、その超人的な心の広さは見習うべきですね。
押し付けではない優しさ。
この作品、初めからずっと通してあるテーマは「弱さに向き合うこと」。
道徳の授業に取り上げても遜色ない作品だと思うんですけどねぇ・・・。
キャラを追うのではなく、キャラの心情を追うとこの作品の本当の良さが分かると思います。

多分クライマックス目前。
どんな答えを出してくれるのか、期待してます。





そういえばランキングに登録してみたんですが・・・使い方がよく判りません。
どのランキングに反映されるのか・・・?

が、気が向かれたら押していただけると喜びます。

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書店にて目を引かれたので購入してみた。

その子を、ください。

アスペクト

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特別養子縁組についてのお話。
「どうしても子どもを育てられない」という親がいれば「どうしても子どもが欲しい」という夫婦もいる。

6歳以下の子どもであれば法的に実子と同じ扱いを受けられる制度が特別養子縁組という制度。
通常の養子縁組は養親より年少であれば年齢制限は無く、戸籍には実の親と養親の両方の名前が記載されるそうです。

これは筆者の方が実際に携わったケースについて書いてあるノンフィクションなんですが、やっぱりこの世界は複雑なんだなぁと思い知らされますね。
でも血が繋がっていない親子の絆。それを特別なものととるのは何か違うな、という事はよく判りました。


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ということで小野不由美さんの傑作ファンタジー、十二国記シリーズ短編集「華胥の幽夢」を。

いや~講談社文庫版の「華胥の幽夢」を人に貸してたんですが、返ってこないものでX文庫版を買っちゃいました。内容は一緒なんですけどね。
ホントは講談社文庫版が欲しかったんですが(表紙が結構恥ずかしいんで)、何故か行くところ行くところ全て品切れ。廃版になってるような気配もないし・・・?

表題になっている前才王の物語「華胥」を含め、『黄昏の岸 暁の天』で描かれていた冬狩中に泰麒が漣へと向かう「冬栄」、『風の万里 黎明の空』その後の芳国恵州候月渓を取り巻く人々を描く「乗月」、『月の影 影の海』と『風の万里 黎明の空』の間の陽子と楽俊のやり取りを描く「書簡」、『風の万里 黎明の空』後の奏国太子利広と奏国宋王の有様を描く「帰山」の5編からなる短編集。

「乗月」「書簡」に関してはアニメにもなっていたのでご存知の方も多いと思います。
一番好きなエピソードは「乗月」ですね。
月渓の迷い。ただ“憎む”ことの出来ない月渓の人間性。
月渓の人間性にはなにか惹かれるものがあります。
もう一つが『風の万里 黎明の空』後の祥瓊の有様。「人は変わる事が出来る」ってそういうことなんだなぁと感心しきりです。

一番すきなのは「乗月」なんですが最も考えさせられるのが「華胥」。
人を非難するのは容易い。でも正道を示せないものに非難する資格はあるのだろうか?
という非常に耳に痛いお話。
違うと思う、でも何が正しいのかは示せない。
実際よくあることだと思います。

「考えることを惜しまないこと」

それだけは心がけてるんですけどね。
なかなか難しいです。


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