横スカッとジャンパーズ

徒然なる侭に、主にマリノスと日常をくっちゃべります。毒にも薬にもなりません!

食欲上昇中

2005年05月23日 22時34分06秒 | アーチェリー
昨日は学生時代と比べるとお粗末でも、一ヵ月半の練習でもそれなりにうつ事が出来たので満足している。
久しぶりに試合をしている高揚感は、何にも換え難い。
その代償として本日は筋肉痛……年取ったな

前回も出場して思ったのだが、若い人は本当に少ない。
正直なところ、大学時代の知人でアーチェリーを続けている人はいない。唯一昨日会えたのも国体代表の友人ぐらいだ。
学生のアーチェリー離れを危険視する声も大きいが、地域が学生を吸い上げる努力を怠っているからアーチェリー人口がなかなか増えないというのもあるのではないだろうか。
せっかく高校・大学で高い道具を買って始めても、社会人になったらやめてしまう人が多い。
勿論仕事に時間を取られるというのもあるだろうが、スポーツ人口は昔と比べると減っているという話は聞いていない。ジムに通ったり、フットサルをしたりと社会人からスポーツをする人もいる。
実際にアーチェリーを止めても他のスポーツをしている友人はいる。
うまく学生上がりの社会人層を地域のアーチェリー協会も取り込めれば、全体の層も厚くなって社会人から始めたいという若い初心者も増えるのではないだろうか。
……ま、高校や大学で飽きてしまったという人も多いと思うが。

仲間がいると練習も楽しい。そして人数をそろえなくても競技が出来るアーチェリーは今の社会に適しているスポーツだと思う。時間があったら仲間=地域のアーチャーとうち、少ない時間でも一人で打ち込める、両面をかね揃えたスポーツだからだ。
しかし「仲間」というのがどうみても老齢化している。大会の様子でも「若い人がいない」と書いたが、地域の練習場でうつ仲間が同世代ではなかったら、やはりモチベーションが下がるのも仕方ないと思う。

その中で自分は何故続けているのか。
一つは偶然にも射場が家の近所だったということだ。練習がし易いという環境面のほかに、学生時代の頃から地域のアーチェリー協会の人と知り合うことが出来た。
家の傍に射場がないとたまたま来た学生アーチャーを取り込むなんて難しいと思うが、地域としても地道に学生アーチャーへの声掛けを続けたら少しずつでも新社会人アーチャーが増えるかもしれない。
自分もそうだったが、射場がコミュニケーションの場なんて思う学生は、ほとんどいないのだから!

そして自分の続ける最大の理由は……まだ諦めていないのかもしれない。
学生時代で終わらせるにはあまりにも中途半端だった成績に。
クラブ活動や学連での仕事は非常に満足できた。いまでもその時の仲間達は大切で、胸を張って自慢できる。彼らがいるから、あの大学四年間が自分にとって何物にも変えがたいものだと思う。
もしクラブに入っていなかったら、自分は非常につまらない四年間を過ごしていただろう。
友人の幅は少なかったままだと思う、貴重な経験も大して積めなかっただろう。遊ぶことはいつでも出来るけど、がむしゃらに一つのことに打ち込める自由な時間は、大学の四年間で最後だった。
それが病気で広島にいた一年間に、嫌なほど気づいた。

それでも満足できなかった成績に固執する自分は、もしかすると青春にしがみついているだけなのかもしれない。
人生に折り合いがつけられず、終わってしまった四年間に無理矢理延長線を付けているだけなのだと思う。
こんな燻った思いをした人がもし地域に一人でもいるなら、それを上手く吸い上げる地域社会があればと、ふと思う一日だった。

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