横スカッとジャンパーズ

徒然なる侭に、主にマリノスと日常をくっちゃべります。毒にも薬にもなりません!

貴様、客商売だろ?!

2008年08月02日 15時25分34秒 | Weblog
あくっまさんは、とっても短気だ。
短気は損気、いつも言われる。
そんな損するあくっまさんの話。


あくっまさんは総務だ。会社の事務手続きの窓口である。
そんなわけで、社外の人とも何かと接触がある。例えば、前職だった保険業の方とも何かと会う。

あくっまさんの保険営業の方との基本スタンスは、「愛想が無い」。
各社の営業に愛想よくしていたら、毎回保険営業を受けてしまう。それはとても厄介だからだ。
まさに事務的対応というやつである。


そんなあくっまさんの前に、某保険会社の若い女性営業がやってきた。
新卒採用で研修を終えたばかりなのだろうか。非常に情熱的な営業だった。
言い換えれば、しつこかった。


終業時刻に出入口に張っていて、走って追いかけてくるのである。エレベーターホールでもしつこく保険の話をマシンガントーク。
階段で帰ろうとすると走って追いかけ、トイレに逃げ込むと男性トイレでも入り口でまっている(戸口ではないが)

しかも、すぐ人の顔と名前を忘れ、何度も名前を尋ねたり…。

社内でも文句が多くなっていたので、いい加減クレームをいれようかと思っていた矢先だった。
彼女が新しい契約をゲットしたらしく、電話がかかってきた。

あく「保険担当のあくっまです」
保険「あくっま様ですね、よろしくお願いします」

いや、そんな初対面みたいな事を言われても、あんた何度も挨拶してるって…。あくっまさんの本名は珍しいので、大抵の人には忘れられないのだが。

相手に合わせて初対面の挨拶をしていると、彼女が電話口から話しかけた。


保険「御社の従業員の方からご契約いただきましたが、最初に何をすればよろしいですか?」

Σ( ̄□ ̄;)

なんであくっまさんがおたくの仕事の指示をしないといけないのだ。
しかしあくっまさんは優しいので、動揺しながらも「…多分○○という書類をうちの会社が記入しないといけないんですよね」と答えると、わかりましたと返事があった。

保険「ではお昼休みにお伺いしますので、受け取っていただけますか?」

いや、お昼休みはあくっまさんも休みだから。

記入する課長が夏休みなので、受け取ったら翌日記入してもらって渡すと答えて電話を切った。

そしてあくっまさんは昼休み後に書類を受け取った。すると彼女は「今日書いていただけるんですよね」という。

あく「電話でもお答えしましたように、本日課長は夏休みなので翌日で」
保険「ぇ、今日と聞いたのですが」


( ̄□ ̄;)!!言ってないよ

もう一度同じ事を繰り返すと、彼女はようやく納得した。が…。

書類に訂正印忘れ、保険会社側の記入忘れ発見!

これでは受け取れないと書き直してもらい、仕事だからと感情を抑えて書類を手に入れた。


そして翌日。

昼休みを過ぎても、彼女は来ない。
夕方あくっまさんが席を外しているときに一度電話がかかってきたそうだが、また連絡すると彼女は言って受話器を置いたそうだ。


遅れてくるのか、とあくっまさんは終業時刻を過ぎても辛抱強く待った。なにせ昨日あれだけ急かしたのだから、書類がすぐ必要なのだろうと気遣ったのだ。

だが30分を過ぎても彼女は現れない。
電話も来ない。

堪忍袋の緒が切れたあくっまさんは、彼女のいる営業所に電話をした。


すると。


保険「あくっまさん、お電話ありがとうございます」

ちょっと待て。


あんたなんで、うちの会社から30分かかる所にいるんだ。


あく「あの、今日いらっしゃると昨日おっしゃっていましたよね…?」


保険「はい、今日お伺いしますと言っていましたが、月曜日でもいいですか」


ちょっと待て(再度)。


この書類、あくっまさんにとってはどうでもいい書類で、むしろ貴女があくっまさんに頼んでいるんじゃないのか、コラ。
あくっまさんの声が刺々しくなっているのに、彼女は気付かないらしい。「それではよろしくお願いしますね」とにこやかに言って、彼女は受話器を置いた。
ガチャン、ツーツー。

その後のあくっまさんの怒りっぷりは、リアルあくっまをご存知の方は想像に難くないだろう。



あたし、あんたのなんなのさ!

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