横スカッとジャンパーズ

徒然なる侭に、主にマリノスと日常をくっちゃべります。毒にも薬にもなりません!

友人の結婚式

2007年04月09日 00時14分04秒 | アーチェリー
土曜日は学連仲間のすみす嬢と、Tさんの結婚式。
大学も学科も全く違う、アーチェリーという絆を通して結ばれた二人。
と、その他諸々。
アーチャーなんて生き物は、(一時的にしても)飛び道具を愛する物騒な人間。
しかも個人競技なものだから、良くも悪くもマイペースな人間大集合!
言い換えれば、自分の主張を大切にする代わりに、他人の主張も大切にする人間の集いが、学連仲間なのだと思う。
勿論あくっまさんもマイペース。新郎新婦もマイペース。
ここを読んでいるあなたも、きっとどこかでマイペース。
学連であろうとなかろうと。友人とは、己の鏡なのだから。
決め付けられて憤慨した方々には、申し訳ない。


さて。
そんなマイペースの極地にいるような二人の結婚式が、土曜日に行われた。
あくっまさん、今回も結婚式前の緊張した面持ちの新郎と、ホテルの美容室ですれ違う。

一つ学んだ事。
着付けの髪セットの時間と、新郎のメイクの時間は同じらしい。
次回着物を着るときは、その辺も注意しないといけない。まあ、あくっまさんも髪のセット中は身動きできないのだが。
その日も鏡越しで手を振り挨拶。


ついでに今回、ロボット歩きの新郎が新郎控え室へギクシャク進んでいくのも、化粧室から出たあくっまさんは発見。無事辿りつくのを確認し、ホッとした。
気分は、新郎ストーカー。



素晴らしいホテルで結婚式ということで、あくっまさんも着物で臨んだ。何せ成人式で着た着物、数をこなさないと元が取れない。
近所の美容室の着付けは散々なものだが(親の方がマシ)、ホテルは着付けが上手なのだからと、期待して着付け部屋へ。
だが、部屋中にはその日式を挙げる新郎新婦の親族で溢れかえっていた。肌襦袢のまま取り残されたあくっまさん、暇だからとそのままブラブラ歩いていると、スーツの着付け師に声を掛けられる。
それから五分ぐらい経ち、スーツの着付け師に全部着付けてもらう。
帯を可愛らしい変わり文庫にしてもらった後、助手のおばさんに「あの先生は雅子妃殿下の着付けをなさった方だから、全部やってもらうなんてラッキーよ」と囁かれた。

一つ学んだ事。
着付け室でうろちょろしていると、クレーマーっぽくなって上手い着付け師に着付けてもらえる。ラッキー♪

……しかし、わが娘のように可愛いすみす嬢の写真を46枚も撮りまくって、ニマニマ笑いながらTVスライドショーで上映会をしていたら、自分の姿をすっかり撮り忘れていた事に気付いた。
むしろレアキャラの方々との記念撮影を忘れていた。失念。
どなたか、あくっまさんの後姿を隠し撮りした方、情報求む!
勿論レアキャラの写真も募集。



挙式は日本人の神父さんが取り仕切る、荘厳な雰囲気の中行われた。
そんな中、ぴかてふ坊が新婦のスタンバイする横を通り抜け、チャペルの扉を開けてはいるという珍事件があったらしい。あくっまさんは前方にいたのでわからなかったが、タイミングが一つずれれば、映画『卒業』よろしく花嫁奪還の風になっただろう。
ぴかてふ坊曰く、「花婿を奪還したかった」そうだが。貴重な飲み仲間が減ってしまうのは、確かに寂しい。
でも新郎の健康を考えると、飲み仲間は卒業したほうが良いようにも思う、複雑な心境のあくっまさん。


挙式中、指輪の交換で二人の出会いからを思い出し、涙ぐんでしまうあくっまさん。
思い起こせば20歳になる前の春、新役というアーチェリーの試合運営の雑役として出会った仲間達。
その中で眩かしい笑顔と美貌と優しさで、がっちりあくっまさんのハートを掴んだ新婦。
もちろん鷲掴みにされた、新郎。
新郎の新婦に対する片思いは一年半以上。
イコール、新郎に対するあくっまさんの嫌がらせも、一年半以上。

そう、あくっまさんは新郎に対し、めちゃくちゃ嫌がらせをした。
新郎が新婦に声を掛けようとした瞬間、「すみすちゃーん!」と遠くから呼び寄せ引き離した事、数知れず。
新婦が重たそうに畳を運ぶのを手伝おうとした新郎から、先回りして新婦を手伝った事、数知れず。
二人っきりにさせないよう邪魔をしたこと、数知れず。




う~ん、ここまで書いて、いま思った。
これではあくっまさん、新婦に対する嫉妬野郎ではないか!!!!
多分二人が結婚するまでには数々の困難を乗り越えたのだろうが、もしやその中の障壁の一つだったのだろうか?
ドラクエⅢでいうなら、カンダタぐらいの序盤戦の中ボスレベルの。
よくぞ乗り越えてくれました。落涙。




ちなみに二人の誓いのシーンは、デジカメの液晶画面越しにしか見ることが出来ず、それも手が震えてシャッターが切れず終い。
照れもあり、直視できず最後は目を逸らしてしまう。
チャペルから出てきてグジュグジュ泣いていたら、ぴーのりさんに「お母さんみたいだね」と言われる。
気分はお母さん。



披露宴はまったく素晴らしいもので、素敵な新郎新婦も、美味しいご飯も、楽しいプロフィール上映も、泣けるスピーチも、学連仲間による迷コントも、全て新鮮だった。
しかしあれほど緊張している新郎も、迷コントを見て顎が外れそうになっている新郎も初めて見た。
迷コントを見ているあくっまさんの気持ちは、運動会で組み体操をする息子を見るお父さん。
色んな意味で、手に汗握る3分間。


披露宴も無事終わり、他の人より一足早く会場を飛び出す、あくっまさん。
二次会幹事なので、洋服へモデルチェンジ!
こっそりあくっまさんも、お化粧直し。
去年、着替える時に振袖の袖を踏んで袂に裂け目を作ってしまった前科者なので、今回はあくっま母が着替えの手伝いにホテルまで出張。
二次会打ち合わせまで時間が無かったので、着物を放り出したまま、あくっまさんは他の幹事や受付達とロビーへ集合。
そろそろ出発かという時に、あくっま母から電話連絡が。




「今、Tさんとすみすちゃんとすれ違ったわよ!」



母も立派なストーカー。



多少道に迷いながら、二次会会場へ。
お店のスタッフや仲間達と最終確認をする、あくっまさん。
今回の二次会、約100人が集う、非常に大規模な二次会なのだ。
あくっまさんは、幹事二回目。ほぼ素人。
ひっきー坊とぴかてふ坊、素人。
三人にある経験、代表者会議運営?


結論から言えば。
仕事が早い受付係や有志の受付、機転の利く他幹事二人、盛り上げ上手な新郎、縁の下の雑務をしてくれた新婦のお陰で、二次会はけが人も出すことなく終了した。
毎回こういう演出のお手伝いをして思うのだが、もっと上手くできればということ。
幹事は何度でも出来るが、結婚するのは一度しかないわけで(基本的に)その時その瞬間を携わるのに、もっと丁寧に素早い対応が出来ればな…と思う、チキンあくっまさんだった。



三次会は飲み屋で。
石川から来たレアキャラ、赤毛のサボテン坊とゆっくり話すことが出来て、感激。
更なるレアキャラとも再会、学連の下の代との交流も出来、五年ぶりの出会いに大騒ぎをする。
社会人の顔が、一瞬だけ学生に戻る。なかなか嬉しい瞬間だった。
新郎新婦も出席してくれて、何故か円陣を組んで一本締めをするという大昔の習慣が出て、その日は終わった。










今朝は、二日酔い。
心は学生に戻っても、体はしっかり社会人。
明日は、学生は学生でもクラブモードでビラ配り。
結婚式の時にも、新歓の情報がケータイに何通も届いていたが、おめでたい時にはあまり考えたくないので、その日は読まなかった。
この日記にもあまり出したくないのでこの辺で。






新郎新婦よ、幸せになってね♪