横スカッとジャンパーズ

徒然なる侭に、主にマリノスと日常をくっちゃべります。毒にも薬にもなりません!

viva Mexico!!

2006年06月25日 22時53分56秒 | サッカー
今朝のW杯決勝トーナメント、メキシコ対アルゼンチンを観た。

断言しよう。
今大会ベスト3に絶対に入る試合だった。
見なかった人、絶対に再放送を見たほうがいい。



いまだに落ち込んでいる。
もうメヒコの試合が見られないことを。

思えば前回大会。
マルケスはアメリカ選手に対し、極悪の笑みを浮かべてエルボーをかまして退場した。
ベスト16の壁は相変わらず越えられなかったが、何より後味の悪い試合だった。
だが今回の試合は、本当にいい試合をした。
審判の判定はアレなのが多かったが、メヒコ選手はクリーンな戦いをした。
10人の足技のレベルが非常に高く、アルヘンを圧倒していた。
何だかよく分からないペケルマンの采配で、後半はテベス、メッシ、アイマール、リケルメがぐるぐる回っている布陣になったが、それでも負けることは無かった。
怪我明けのボルヘッティもよくボールに絡み、本当に前試合の退場やパルドや若手の負傷交代が無ければ、また違ったと思う。

結果としては負けたが、アルヘンもメヒコも拮抗した良い戦いだった。
……なんかメヒコって、いつも「いい戦いをするけど勝ちきれない」というイメージがあるけれど。
それでも今回は「本当に勝ちたい」という意識がよく見えた試合だった。


Jリーグオンリーだった自分が、マルケスのバルサ移籍でちょこちょこ観出したスペインリーグ。
メッシも選手個人としては気になっていて、アルゼンチンにも好感を持っていたのだが。
ががががが。
いざ二つが対決しあうと、感情としてはあっさりメヒコをとっている自分がいた。
ちびっ子好きのあくっまさんなのに、サビオラやメッシがボールを持つと「消えろ○○!!(お好きな罵倒文句を入れてください)」なんてお叫んでしまうし、朝からハイテンション。
やっぱり技術もあって、気持ちも出ているサッカーを見るのは、本当に楽しい!
そういや二人がユニフォーム交換をしていたのは、ちょっと嬉しかった。

今回の敗戦は悔しくて仕方ない。
でも、ジーコジャパンが負けたときのように「あ~、終わりか……」という、気の抜けたような感覚はない。ただあるのは「このチームが好きだから、もっと観たい」という思いだ。
そして敗戦という事実がようやく納得できると、「やっぱりメヒコが好きだ、だから次回も頑張って!」という素直な応援の気持ちになる。
メキシコ、本当に好きだ。
南アフリカ大会には、バルサでロナウジーニョ二世と呼ばれる、ドス・サントス率いるU-17優勝世代が加わってくる。
ボルヘッティがいなくなるのは悲しいが、きっとまた愛せるメキシコ代表がやってくるだろう。
そういえばカンポスが前回大会で引退した時も悲しくって仕方なかった。
だが今は、ゴールマウスをサンチェスが守る姿で納得がいっている。
いい世代交代が訪れるのを願う。




……で。
日本はちゃんと、いい世代交代が出来るのだろうか?