横スカッとジャンパーズ

徒然なる侭に、主にマリノスと日常をくっちゃべります。毒にも薬にもなりません!

この瞬間に立ち会えたことを嬉しく思う

2006年02月24日 08時08分30秒 | スポーツ
朝三時からフィギュア女子を見て。
自分の応援してきた村主、スルツカヤの競技生活の最後(世界選手権もあるが)を見届けるために気合入れてTV観戦した。
また、この大会後に大幅に行われるであろう世代交代。その後にどんな選手をこれから注目すべきかも見極める為でもあった。
思わず有給取ってしまったぜ!(笑)
いや、一応年度末に向けての有給調整なんだが。

まずは、金メダルおめでとう、荒川静香選手!
文句なしのほぼノーミス演技、ブラウン管越しにも伝わる迫力、美しい表現力。
完璧な金メダルを貰えるスケートだった。
長野から一度ガクッと落ちて世界選手権で優勝、そしてまた成績を落とし今日オリンピックの金メダル。
本当に素晴らしかった。

スルツカヤは大好きだから、本当のところ金を取って欲しかった。だがグランプリファイナルから若干調子を落とし始めていたようにも見えたから、今回も残念な結果に終わった。
母親の病気や自分の病気と今も戦いながら、笑顔で滑っていたスルツカヤ。
前回は悔しい銀、今回は納得するしかない銅。
ノーミスだったら越えられたかもしれない。それでもあの安定感はスルツカヤが何年も女王でいたから生まれたものだし、もう年齢を考えると次ぎの五輪は無いけれど、ずっと記憶に残るスケーターだろう。


村主は本当に残念。
凄く好きな選手だし、彼女のひたむきさや観客を第一に考える姿勢はいつも尊敬している。
今季は股関節を痛めて柔軟性が人よりも足りなかったのは事実だし(元々硬いらしいが)、どうもピークが全日本選手権だったようにも思う(だが一位でないと五輪には出られなかった)。しかし観客を引き込む魅力は村主独特。
難しいスピンは出来ないけれど(スパイラルも昔はもっと上がっていたように思う)、スケーティングや表現力は一番だったと言える。
SP,FSともども点数が出た瞬間、意外な低さに会場も村主自身も「えっ」と一瞬黙るシーンがあったが、それほど周りを魅了していた。

この三人にメダルをあげたかったよ……。


しかし。
サーシャ・コーエンはSPが素晴らしかった。
新採点方式になって点数配分がどうなったのか分からないが、ジャンプは失敗したけれど村主より傍から見ても難易度の高いスパイラル、スピンをしている。こういう結果なのは当然なのだろう。
不勉強なのでこれ以上は分からないが、前回五輪といい今回FSといい大舞台に弱いながらも本当に頑張った。途中で持ち直したのは、彼女の芯の強さが出たと思う。

安藤はバンクーバー大会の選手。
今回は本当に色々なことを学んだと思う。ここでマスコミに潰されず(そういえば長野が終わった時に荒川も大分叩かれた)美しく成長して欲しい。
初出場15位は本当に凄いことなんだ。しかも彼女はまだ18歳。
あ、でもこれだけは言いたい。
有名デザイナーのデザインしたコスチュームの着用禁止!
「普段使いできるフィギュアスケートコスチューム」みたいでおかしいよ
FSはピンクとエメラルドグリーンの色合いが綺麗だったけど、体前面の花のパッチワークといい、何よりSPの地味な感じといい。
コスチュームが選手の邪魔をしちゃダメ


日本人にとっては今大会歯角メダル。しかも金メダル。
だがそんなことよりも素晴らしい戦いをした選手全員の健闘をたたえたい。

さ、二度寝するか(笑)



追加>

そうだ、今後個人的に注目する選手。
6位のキミー マイズナーは迫力があるしジャンプもスピンも綺麗。表現力も今後伸びると思うと、注目したいなあと思う。
可愛いしね