A.M.'s kitchen

ふと心に浮かんだことを、短く、軽く、たまに鋭く、書き残しておく場所です。

2007/09/26 の3品

2007-10-01 10:15:36 | 食生活

この日は、「魚のうまい」高円寺の焼き鳥屋へ。この日は珍しく、魚メニューが豊富だったので3品を一挙に注文した。まずはもどり鰹。背側の赤身の部分だが、脂がない分、身の旨さがよくわかる。新鮮だったので、ほとんど薬味すら必要ない。思わず「もう一皿」といいそうになったが、他の2品を食べおわってから考えようと思いとどまった。

つづいて、あこう鯛のかす漬け。何といってもまずは、香ばしい薫り、次に不快甘味とぶりっとした食感の身。骨も中骨をのぞいてバリバリ食べられる。そして、最大の楽しみは、皮と皮の裏のとろっとした部分。「あー、魚食ったー」という満足感が、しばらく心地好く尾を引いた。

さいて、最後は季節定番のさんまの塩焼き。揚げ物と焼き魚は"外食する"ことがモットー(キッチンが汚れるので…といってもすでにいろいろ汚れているが)。ことし、最初の塩焼きは、熱々のまま、まずは腹からガブリ。とくに、内臓の部分は、熱いうちに食べないと美味しくない。身は醤油だけでよいのだ、内臓は見事に大根おろしと調和して、独特の苦さが薄らいで旨味が引き立てられる。さらに大切なのは、後頭部のあたりの身。忘れられがちだが、目の上辺りまで細い肉がしっかり入っているのを見逃したら、「さんま好き」の名を語ることは決して許されない(笑)。
というわけで、他の常連と等しく、1本の焼き鳥を注文することなく、秋の夕食の幕はとじられた。

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