レンコンは「穴」も味の内。あれが、ギッシリ詰まっていると、きっとアゴが疲れることだろう。なら、「いっそのこと、すり下ろしてしまえ!」という手もあるが、面倒だし、結局は、鶏のひき肉なんかと練り合わせて「揚げ物」にするのだから、余計に手間がかかる。
子供の頃、レンコンといえば、酢の物か煮物の具としてでしか食卓に登らなかったので、あまり好みではなかった。とくに、酢の物自体が嫌いだったので、あの「真っ白で薄っぺらな穴ぼこ野郎」が、憎々し気に見えたものだ。
このレンコンが、炒め物の具として、肉との相性がいいことに気づいたのは、ごく最近のことだ。それも、テレビの料理番組を通じて知った。やってみると、火が通りやすいことに気づいた。時には、割高だが、切って水煮にしたものを利用することもある。手間が激減するので、便利だ。
今、密かに思っているのは、薄くスライスしたものをさっと茹でてから冷やして、「生野菜」的に肉をはさんで食べること。なかなか面白そうな気がする。あとは、縦に割って、中央の穴ぼ周辺をごっそり削ぎとって、そこに手を加えて調味したひき肉を詰めて、フライパンで焼いてしまう、という野蛮な調理法。削ぎとった穴たちは、細かく刻んでひき肉に練り込んでしまうので、ムダにはしない。すこし、甘辛目の和風の味付けが欲しくなるところだが、そこはグッと堪えて、スパイスを効かせ、コンソメベースの洋風にまとめてみるのもいいかもしれない。これも、「穴」の効用といったところだろうか。
ちなみに、九州名物の「カラシ蓮根」。決して嫌いではないが、1つ食べたら、半年くらいは「カラシ蓮根食べた」気分が持続するので、私の所要量は、年間約2枚である。
子供の頃、レンコンといえば、酢の物か煮物の具としてでしか食卓に登らなかったので、あまり好みではなかった。とくに、酢の物自体が嫌いだったので、あの「真っ白で薄っぺらな穴ぼこ野郎」が、憎々し気に見えたものだ。
このレンコンが、炒め物の具として、肉との相性がいいことに気づいたのは、ごく最近のことだ。それも、テレビの料理番組を通じて知った。やってみると、火が通りやすいことに気づいた。時には、割高だが、切って水煮にしたものを利用することもある。手間が激減するので、便利だ。
今、密かに思っているのは、薄くスライスしたものをさっと茹でてから冷やして、「生野菜」的に肉をはさんで食べること。なかなか面白そうな気がする。あとは、縦に割って、中央の穴ぼ周辺をごっそり削ぎとって、そこに手を加えて調味したひき肉を詰めて、フライパンで焼いてしまう、という野蛮な調理法。削ぎとった穴たちは、細かく刻んでひき肉に練り込んでしまうので、ムダにはしない。すこし、甘辛目の和風の味付けが欲しくなるところだが、そこはグッと堪えて、スパイスを効かせ、コンソメベースの洋風にまとめてみるのもいいかもしれない。これも、「穴」の効用といったところだろうか。
ちなみに、九州名物の「カラシ蓮根」。決して嫌いではないが、1つ食べたら、半年くらいは「カラシ蓮根食べた」気分が持続するので、私の所要量は、年間約2枚である。