A.M.'s kitchen

ふと心に浮かんだことを、短く、軽く、たまに鋭く、書き残しておく場所です。

掲示板4

2009-02-23 11:08:03 | よしなし事
一斉メールしたところ、大量の返信に対応する苦労から開放されるために、掲示板を開設した経緯の第4弾(最終話)。

 掲示板への投稿があった際に、管理者へ通知されるメールを、参加メンバー全員に転送する実験は、見事に成功。しかも、フィルター機能によって、「投稿のお知らせ」だけが抜き出されることも確認できた。
 ところで、Webメールのフィルター機能を使う前に、別の手口を準備していた。それは、無料のメーリングリストを利用する方法だ。
 1つのアドレスに送信すると、登録されているメールアドレスに一斉に転送されるのがメーリングリスとだ。送信者は元もとの送り主ではなく、メーリングリスとのアドレスに置き変わる。そのため、そのまま返信すると、再びメーリングリストに送られ、全員に転送される。
 つまり、管理者への通知先をメーリング・リストにしてしまおうと考えたわけである。しかし、これには、困った問題もあった。

・新規投稿の通知だけを、選んで転送することができない。
・メーリングリストのサービスが止まると、通知が送られなくなる。

2番目の問題は、Webメールを使った場合に起きうることだし、それは掲示板システムそのものにもいえる。やはり、1番目の「投稿のお知らせ」だけを、管理者宛てメールから抜き出して転送できることが重要となる。フィルター機能で「転送」ができるWebサービスは、まさにうってつけだったわけである。

 こうして、無事、転送の手はずも整い、掲示板は稼働しはじめた。しかし、いくつか気になることも出てきた。それは、

・保存できる記事数が少ない(600件)。
・携帯の絵文字が送れない、など、携帯でできる機能が少ない。

 メンバーの利用は、ほとんど携帯が中心になることが予想されていたので、携帯版の機能が充実していることは大前提となる。記事数が増えてきた場合に、検索ができることも重要だ。
 そこで、あらためて掲示板探しをしてみた。すると。これらの要求に答えるものがすぐに見つかった。すでに、記事はいくつか掲載されだしていたが、「やるなら今!」と割りきって新しい掲示板を開設した。その通知は、古い掲示板に書き込むことで、件の転送機能を使って全員に通知できた(はず…)。
 新しい掲示板は、保存記事件数は2500件。ただし、親記事50件までで、返信50件までの、50×50=2500という制限がある。制限をこえると古い記事から自動的消される。以前の掲示板は、有料サービスに切り換えると、容量が増やせた。また、有料サービスにすると、記事をダウンロードすることもできた。しかし、新規の掲示板は、無料でもダウンロードができる。つまり、こまめにダウンロードしておけば、完全にすべての記事が保存できる。だが、それも、あまり必要はなさそうである。画像を除けば、掲載記事は、すべてWebメールに「お知らせ」として通知されているからだ。このWebメールは大容量なので、満杯になることはほぼありえない。

 こうして、無事、「無料サービス」をかき集めて、掲示板はスタートした。ポツポツ、記事も増えはじめ、利用価値は出はじめている。また、今は週1回は顔を合わせられるメンバーも、次第に会える頻度も少なくなってくることがわかっている。そんな時の連絡や近況報告にも利用されることだろう。また、メンバーをくくるカテゴリの特異性から、「困った時のお助け依頼」にも使われることも予想される。
 そして今、メンバーが集まった記念に作ろうと決めたTシャツの業者選びなどで、板は活発に利用されだしている。

※ 写真は週末に作った「肉のみ焼き」。お好み焼きから、粉やらキャベツやらを抜いて、肉だけをお好み焼きを焼くように両面焼いただけ。これをドレッシングにつけてリーフレタスに巻いて食べる。表面をカリカリにするのが秘けつ。

掲示板3

2009-02-19 14:11:24 | よしなし事
 一斉メールへの返信対応で苦労した結果、掲示板を作った経緯の第3弾。

 掲示板システムから管理者に送られてくるメールの中から、新規投稿のお知らせだけを全員に自動的に送るには、どうすればよいか。
 私がまずとった方法は、管理者あてのメールの送信先を、自分の携帯からWebのメールサービスに変更することだった。もちろん、どこのサービスでもよいわけではない。狙いは、「送られてきたメールを、複数のアドレスに自動転送する機能」があるところである。
 私も2、3使用しているサービスがある。そのうち、ほとんどは「新着通知」として、1件だけしかメールアドレスを登録できない。これでは、意味がない。ましてや、全部の中から「掲示板の投稿通知」だけを選んで送るなどという機能はない。特定のメールだけを選ぶ「フィルター」機能は、ほとんどのサービスが対応しているが、結局、指定のフォルダーに振り分けるだけの場合が多い。よしんば、できるものがあったとしても、新着があったというお知らせだけで、内容はこのメールサービスにログインしないと読めない。これでは、メンバーに余計な手間をかけてしまう。事態は、またもや暗礁に乗り上げた。

 ところが、調べていくうちに、1つだけ、この「フィルター」機能に、「条件に合致するメールを転送する」という機能を持ったものがあった。これを、私がやりたいことに当てはめると、次のような内容になる。

「xxxxx@xxxxx.xxxから送られてきたメールで、文中に『投稿通知』という言葉を含んでいるものを、yyyyyyy@yyyyy.yyyへ転送する」

となる。1つのフィルターで転送できるアドレスとは1つだが、フィルターはいくつでも作れる。というわけで、同様のフィルターを人数分用意すればよいことになる。
 さっそく、利用している複数のWebメールサービスや自分の携帯を転送先に指定して実験してみた。

(つづく)

※写真は、昨夜、高円寺の隠れ家的居酒屋「ごち」で食した、黒酢ドレッシングのチャーシュー。黒酢には、まだ十分身体が馴染んでいないが、酒の肴としては絶品だった。

掲示板2

2009-02-18 10:26:18 | よしなし事
 掲示板の運営など『無縁』と思っていた私が、ひょんな「一斉メールへの返信攻め」をきっかけに無料掲示板に登録した話の第2弾。

 実際、運営を始めてみて気づいたのは、「緊急性のある話題」を全員に読ませたい場合。人によっては、1日1回、こまめに掲示板をチェックする人もいれば、メールで知らせないと見に来ない人もいる。結局、私がとった方法は、一斉メールで「○○の件、掲示板に書きました」と流す方法だった。掲示板に書いた上にメールも書く、という二度手間だが、返信対応の点で言えば、やはり省力化できる。たとえば、簡単な質問だったら、別の参加者が自主的に答えてくれることも期待できる。
 しかし、やがて、この「二度手間」を何とかしたい欲求が湧いてきた。どうしても、投稿されたら自動的にメンバーにメールが飛ぶようにしたかった。しかし、掲示板の機能だと、メールは管理者にたった一通送られるだけである。
 メール通知機能をもった新たな掲示板を探そうかとも考えた。しかし、その時間ももったいない。今現在、持ち上がっている案件もあるので、ここで「こっちへ移ります」というのは、メンバーの手間を考えると気が引ける。では、どうしたものか…。
 そこで考えたのが、この管理者向けのメールを全員に転送してしまおうという手だ。当初、この通知は、私の携帯のアドレスに送られるように設定していた。携帯メールには、転送先を指定する機能がある。しかし、登録できるのは1アドレスだけ。しかも、関係ない私信も飛んでしまうわけだから、この機能を利用するわけにはいかない。ということで、この方法はすぐに行き止まりとなった。そこで、あらためて実現したいことを具体的に並べてみた。

・新規投稿の通知を、メンバー全員にメールで知らせたい
・管理者用の通知を転送したいが、「新規投稿」以外の掲示板管理に関するメールは取り除きたい
・メンバーには、余計な操作や設定を行わせたくない

 ということで、考えたのが、まずは管理者用メールの送信先を変更することだった。

(つづく)

 写真は、夕べの夕食。ボイルした菜の花にポン酢ベースの和風ドレッシング。そこに、クレージーソルトでソテーした鶏もも肉とねぎをのせた。鶏は表面カリカリに仕上げた。自信作。

掲示板

2009-02-17 17:34:08 | よしなし事
 最近、必要に迫られて掲示板を作った。「作った」とはいっても、無料のサービスに登録しただけだ。
その必要とは、複数の人間にメールで連絡する機会が増えたためだ。メールだと、送る際は、一斉に送れば一度で済むのだが、返信は個別に行わなければならない。実際、一斉に送った内容に対し、質問や確認の返信が矢継ぎ早に来てしまい、ほとんど同じ内容のメールを一通ずつ返信するのに辟易してしまったのである。人と話しながらだったので、時間もかかった上に、携帯の電池の目盛りが1つ減ってしまった。
 掲示板なら、これらの手間が圧倒的に減らせる。また、受手が読み返そうとした際、うっかり(あるいは携帯のフォルダのサイズや保存件数の制限で)メールが消されることを心配しなくていい。また、記事と返事との関連性が付けられているので、整理された状態で読める。
 さて、問題は「どこのサービスを選ぶか」である。無料とはいえ、掲示板のサービスは星のようにある。そこで必要なのが、「選択基準」である。今回、私は、以下の基準を満たすものを探した。

・携帯電話に対応している。
・パスワードによって、限られたメンバーにしか読み書きできない。
・パスワードが個別ではなく、共通である(だれかが忘れても、仲間にメールで尋ねられる)。
・データの容量が多い。
・画像も投稿できる
・投稿のお知らせがメールで届く

 立ち上げるまでの時間の猶予がなかったので、大急ぎで選んだものは、上記の基準をほぼ満たしていた。記事数は600が限界だが、それを上回るほど盛り上がったとしたら、格安なので有料にすればいい(年間3000円)。実際には、連絡用としての使いみちが中心となるので、600だとおつりがくるだろう。
 画像は200件しか保存できないが、これも自分のブログに貼って、掲示板にリンクさせることで回避できる。

 ただ、唯一の問題が、投稿の通知が「管理人」にしか届かないことだった。

(つづく)

★写真は、最近作った料理(?)で、一番見栄え(写真うつり)のよかったもの…。