カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

街を歩くと・車に乗ると

2013-02-04 | エッセイ

★渋谷で屋上に乗っかった丸いドームが見られる。金属板か何かで葺いて銀色に光っている。その機能が何かは知らないが丸いからどうせプラネタリウムに決まっている。先日その近くを通った。超高層のホテルがある。センチュリーハイアットだったかな。地下駐車場から車が出てくるところだった。ガードマンが前の歩道に立ち誘導していた。「はーい車出ます、はーい車出ます」 車がゆっくり斜路を上り歩道に顔を出した途端、それまで低めだった声が急に「車通ります、車通ります」と2オクターブ位高くなるのだった。大きくなるだけではなく高音になるのだ。そして張り上げる。近辺、界隈に響き渡る。車が歩道を横切り、車道へ出切ってしまうと、今度は急に低い声で、どうもありがとうございました、とか何とかもごもごと言うのである。落差、あるいはギャップで人の注意を喚起する作戦のガードマンと見た。


★車にカーナビを付けて久しい。付けた始めは、あっちへいけ、こっちへいけ、右だ、左だ、ルートが変更になった、などととにかくいろいろしゃべるものだな、と思った。そのうち、知らない街などで目的地へ無事到着できたときなど、実に頼りになるな、と恩義など感じるようになり、頼りになる仲間のような気がし始めた。機械に感情移入し始めたわけだ。危ない・・・。しかし、実際頼りになるなと思うことが多いのだ。未知の土地などを行く時など特に。このカーナビ、声がNHKの久保田祐佳アナに似ている。この間タモリの番組に出ているときに見ていて誰かの声に似ているな、誰だったかな、とずっと思いだしていたのだ。だから番組の内容はほとんど覚えていない。カーナビは頼りになるので「次、右へ曲がります」と久保田アナ似が言うと、今や、「はい」と素直に返事をして右へ曲がるのである。おまけに疲れを知らず、どこまでも丁寧にこちらの間違いを修正しながら案内してくれる。とんでもない方向へハンドルを切ると、少し答えが出るまで静かになることもある。しばらくするとまた明るい疲れを知らぬ声が出てくる。深夜など、自宅近くまでようやくたどり着き、運転で疲れが出ている私に「マイエリアです。カーナビを終了します」という声が流れると、思わず「ご苦労様でした。無事着きました」などとカーナビと対話してしまうのだ。危ない・・・。テレビを見ている時などニュースで久保田アナが出て来て(あッ、カーナビの人だ、と勝手に思っている)「今日、どこそこで、なになにの花が満開となりました。今が見頃です・・・・」などと言うと今度はこっちにも「はい」と返事をしているのだ。危ない・・・・。



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テレビを見てあれこれ

2013-02-04 | エッセイ

★テレビで百名山(BS)をやっていて、今回は八甲田登山を紹介していた。酸ヶ湯温泉から上るコース。酸ヶ湯には以前泊まったことがある。ここから歩き始めて登り2時間半くらいのコースを紹介していた。2時間から3時間くらいの登りは丁度楽しみながら登れるくらいの時間だ。良さそうなコースだった。コースの途中に湿原があり、収録時期が秋とあって、薄い赤色に染まっていた。湿原の草が一面、紅葉していた。樹木の紅葉はいくらでも見たことがあるが草の紅葉はどうだったか・・・。「草紅葉(くさもみじ)」というそうだ。尾瀬などでも見られるようだ。草の紅葉はそこまで意識して見たことはないし、実際に見たことが無いのかもしれない。赤く染まった草原は不思議な感じだった。草紅葉という言葉も初めて知った。


★マラソンで川内選手が優勝した。ウルトラスーパードリンクが効いたな。


★笑点にいつものごとく歌丸さんが出ていた。言葉もトンチも明快だ。
A「歌丸、いつまでも歳とらないねえ・・・!」
B「あれ以上どうやって歳とれってんだ。もうとっちまったんだからさ。」



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