節分、立春だった。今年はそのことをほとんど忘れ、意識しないうちに過ぎた感じだ。いつの間にか春ということになりそうだ。
節分のときに恵方巻きというのを食べるようになった。ようになった、というのは自分のこととして考えてみて、ということだ。節分だからといってのり巻きを食べるということは私は無かった。誰かがそういう風にして食べているのを見かけたかというとそんな話も知らない。また、どこかの方向(恵方と言う・・・)を向いて丸ごとかじれば良いことがある、ということも知らなかった。最近になってテレビなどで急にやりだした気がする。どこかの風習なのだろうか。そういう言い伝えがあるというような雰囲気でやっている。ネットで調べてはいない。そもそも、のり巻きをどちらかの方角を向いて丸ごとかじるというのは初めて聞いたことなのだ。何かこじつけでまことしやかでウソ臭く、うさん臭い。宣伝というものが大流行りの今の世の中、無理した流行らせたがり、といった感じのするものが多い気がする。いちびりとはまた違うのだろうけれど。言い伝えに頼った流行らせたがリというのもありそうで、そもそもこの恵方巻きというものをある方向に向いて丸かじりするというのは、言い伝えなどであったのか・・・それも私には定かではないのだった。そんなことにようやく気付いたといったところ・・・。
先日の節分では豆を少しだけ捲いた。後はほとんどボリボリと食べてしまった。軽くて香ばしくて美味い豆だった。豆の入った袋を見ると、どこか東北の産だった。