ベニイロフラミンゴは、その名のとおり羽が鮮やかな紅色をしている。
この鳥、生まれたときは白い羽だが餌としているプランクトンや
藻類に含まれるカンタキサンチンを、採ることで羽が紅色になるという。
では、動物園など飼育されているところではどうするかというと
餌のなかに染料を混ぜ込み、羽に色がつくようにしているという。
フラミンゴたちもまだ目がさめやらぬ開園間もない時間は
柵の近くからフラミンゴに写真撮るよと断り、レンズを近づけても大げさに逃げ惑うこともない。
朝のおめかしに忙しく、人間なんてかまっている暇はないらしい。
それでも、しつこくレンズを向けていると、赤い羽根の中なの小さな金色の目が
「うるさいわねー、あっちに行きなさいよ、お化粧中に失礼ね」と凄んでくる。