おうどうもん(Oudoumon People of Hakata)

福岡周辺における祭りや四季の移ろいを・・・・・・

2017志賀海神社 胴結舞(どいまい)(青年は100kgの的を背負い歩く)《福岡市東区志賀島》

2017年01月15日 07時00分17秒 | 日記

 

日本の創成期の時代、日本近海から朝鮮、中国をまたにかけた航海術を持っていたといわれている安曇族。

彼らの拠点といわれる福岡市東区志賀島、かってはこの島に多く安曇という姓が残っていた。

古より志賀島の民が信仰をのよりどころとした志賀海神社で、正月の15日に近い日曜日に歩射祭が行われる。

これは安曇百足(あずみももたり)の、土蜘蛛退治に由来するといわれ病魔退散、五穀豊穣を願う祭事であるという。

 

 胴結締は弓の練習に用いられる俵のことで、これを歩射祭の前日に射手になる若者が、参道を200m担いで大人になった証を見せる。

 

 担ぐのは15歳位の若者が多く、白装束に白足袋姿のいでたちで臨む。

およそ100kgの重さの胴結を一人の少年が、首からダイダイを紐でつないだものをぶら下げ背負う。


 残りの青年がこれを支え、笛や太鼓のお囃子に合わせ道中歌を歌いながら参道を歩く。

この日は小雪交じりの空模様、厳冬の厳し道を一歩一歩前に進んでいく。