水滴を纏うバラ
顔を出したお日様が、雲とかくれんぼをしているかのような朝
花びらに水滴を飾り、弱い光の中でもバラの花はバラの花だ。
「私を見てよ、ほらそんなとこで浮気しないでこっちよ」と
あちらこちらからお声がかかる。
花を撮るときには、ストロボを使用した方が
発色がいいと思い込んでいるので
カメラバッグには、必ずストロボを携えていく
花ばかりではなく、お昼間のお祭り等でも日中シンクロを多用する。
まぁ、人それぞれだからこれも好みの問題で
「写真は光と影よ」と、使用しない人もいる。
バラの花をただ撮るだけだが
あちらこちらからかかる声に惑わされるながら
花たちの間を、チョウじゃなくガののように舞って行く
そういえば、バラ園でチョウの姿を、あんまり見かけないような気がしてるんだが