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日常あるいは平穏な日々

日々思う事をつれづれなるままに書いていこうと思います。

日常あるいは勉強の日々 ~グリーン・ニューディール政策~

2009年02月07日 | 勉強
というわけで、今日は、東京某所にあるTさんの住まうマンションにあるミーティングルームをお借りした、グリーン・ニューディール政策についての勉強会に参加してきた。

●グリーン・ニューディール政策とは
簡単に言うと、自然に配慮した産業や、自然に配慮した機械や製品の開発や製造に対し、国が投資して活性化させる事で経済復興を目指す政策の事。
例えば
・「太陽光発電パネル」「風力発電」などのクリーンエネルギーを作る装置の製造、開発や設置。
・省エネ技術の開発への投資
などが考えられる。

今回の勉強会で特徴的だったのは、多くの人が、1次産業の活性化が欠かせないと感じていたこと。特に「農業」と「林業」。これは非常に理に適っているが、国の援助が欠かせない。果たして国は、1次産業に舵を切るという決断が下せるだろうか?今下せないとしても、いずれ近い内に、そう舵を切らざるを得ないところまで来ている事は確かだが、果たして?

日常あるいは講演を聴く日々 ~鈴木大地さん~

2008年10月02日 | 勉強
今日は、丸の内カフェで開かれたトークサロン

「トークサロン「頂点」vol.5 鈴木大地×田中ウルヴェ京
─スポーツ界のトップから学ぶ成功のゴールデンルールとは?─」

に参加し、鈴木大地さんのお話を聞いてきました。
質疑応答では、私も質問させていただけて、非常に嬉しい会となりました。

鈴木さんは、ソウルオリンピックで金メダルを取った後、バルセロナオリンピックを目指すわけですが、バルセロナオリンピックには、出場すら出来ませんでした。この当時の事を振り返って、以下の様な話がありました。

・ソウルオリンピックの金メダルは、命がけの趣味で取ったものだった。
・もし頂点と言えるものがあるのなら、それは、社会人として金メダルを取って、初めて言える事だと思う。そういう意味で、私は、まだ頂点を知らない。
・金メダルを獲得した事で、自らのモチベーションを、以前ほどには上げられなかった。
・上がらないモチベーションの中で、以前の様に練習ができない(本人曰く「楽をして」)まま、オリンピックに出場しようとしてしまった。これが最大の失敗だった。
・振り返ると、金メダル後の4年間は、非常に大きな4年間だった。
 「頑張り切れない人」「弱い人」「挫折を味わった人」そういう人の気持ちが分かるようになり、教育者として、その人の立場に立って話せる今の自分があるのは、あの4年があったから。

私は、この中で、ソウルオリンピック後の自分を振り返って「"楽をして"、オリンピックを目指そうとしてしまった」という言葉で言えてしまう鈴木さんに、自らに対する厳しさに、圧倒されるようだった。実際は、普通の人から見たら、絶対に楽では無かった筈だ。それでも、以前の自分と比して、そう言えてしまう。上を目指す事が許される人というのは、こういうものなのだと印象に残った講演でした。

日常あるいは平穏な日々 ~20080913-15~

2008年09月17日 | 勉強
13日(土曜)
13:00
プロジェクトK 第7回「架け橋」企画に参加。
ここでは、勝間和代さんによる「ワーク・ライフ・バランスへの現実的な処方箋」という講演が行われた。勝間さんの言う事は、非常に良く分かるが、GDPと少子化を結びつけた考え方に"だけ"は、大いに疑問を覚えた。その論調をまとめると、以下のようなもの。

 少子化の進行=GDPの低下=経済基盤の崩壊=老後や医療の不安

私は、現在の資本主義社会自体が行き詰まっており、他の価値基準を見いださなければ、どこまで行っても、環境や食料や老後などの多くの問題は解決しないと思っている。それに、急激な少子化は問題だが、長期的な少子化は是であるという人は多いし、私も同意である。そういう立場から話を聞くと、GDPに価値基準を置いて、少子化を問題であるという論調は、如何なものだろうか?
しかし、それ以外の、

 ・働く女性を支援する社会環境作りが重要
 ・社会環境とは、法整備、職場環境整備、社会人の認識の変革
 ・派遣社員の待遇の改善

というのは、非常に良く分かる。また、未だに出ない答えとして

 ・ワークシェアリング
 ・最低賃金の引き上げ

これを行う事で、以下の様な事が考えられる

 ・個人所得の低下と人件費の高騰から、国内産業の空洞化が進行

これについて質問したところ、勝間さん曰く「その懸念はあるが、問題が起これば、人は、それを解決する力を持っている。だから、私は楽観視している」との事だが、解決する手段が「元に戻す」しか無かった場合、一度起こった空洞化を元に戻すのは、容易では無い事を承知しての発言なのか。EUの一部では、同様の現象が起こっており、空洞化が起こった地域社会の崩壊が進行しているのを見ると、この問題を無視しては、安易に行うべきでは無い取り組みだと感じる。


17:00
大学院のOBOG勉強会
OBOG会の今後について話し合った。
OBOG会を、より活性化させる事が出来れば、と思う。
まずは、Webの作成とMLの活性化。


14日(日曜)
この日は、本当は、休息の1日とする筈であったが、大阪の友人より連絡があり、東京に来ているというので、一緒に、東京観光をする事に。
日暮里周辺を散歩したのだが、これがまた良い!
古い町並みを残しつつ、観光だけのつまらない町になっていないところが良い。
散歩しているだけで気持ちよいで、また、時間がある時に、のんびり歩いてみたいです。


15日(月曜)
環境系の勉強会。今回の内容は
「持続可能なエネルギー政策~70%削減のためになにをすればいいのか~」
各国の取り組み、日本の取り組み、地域の取り組みについての講義の後、グループディスカッションを行った。既存のアイディアだけに囚われない、自由な発想によるアイディア出しが行われた。一見、荒唐無稽な様であっても、実は的を得ているというのは、良くある話で、各グループから発表された内容も、非常に興味深いものであった。
勉強会の後は、懇親会。そして3次会へと雪崩れ込む‥‥。
勉強は、勉強だけでは面白く無い。やはり、こういう交流の場というのは、必要だな、と。

日常あるいは勉強の日々 ~TCS第5回公開講座~

2007年11月11日 | 勉強
この日はTCSの第5回講座。
アメリカの教育の研究成果(ジャスパー・プロジェクト)や、子供の思い込みが学習の阻害要因になっている点などについて話された。アメリカって実は、結構真面目に教育の研究も進んでいたらしい。しかし、政府が積極的では無かった事が、現在の状況を招いたようだ。教育は、すぐに目に見える成果としては表れ難いので、アメリカのように、短期に成果を求められる国には、政府や組織が教育にコストをかけるという考えは、根付き難いのかも知れない。
トピックは、以下の通り
・素朴理論=自分が認知できる事に事実を合わせる。
 →地球は丸い=パンケーキ状と捉える事が多い
 →物を極限まで小さくすると=重さは無くなると捉えられる事が多い
・メタ認知が大切
 →知るために知る。事物の正誤は、その知識が無くては判断できない。
  知識を得るとは、判断するための尺を自分の中に作る事。
・科学的思考の訓練が有効
 →論理的思考、検証を行う、弁証法的思考。
  (個人的解釈として、科学は哲学。哲学的思考学習が有効)
・学習は主体的な行為
・無知の知を知り、次の知に繋げる


そしてこの日、初めてTCSのスタッフに混じって昼食を摂る。みなさん教育に対する意識が高いので、非常に刺激を受ける。他に用事が無ければ、長く一緒していたかったが、他にも予定を抱えていたため、途中で退場。残念。
16時近くになって、Leoと合流し、池袋で行われている丸井のバーゲンへ。本当なら、後1時間は早く合流できた筈だが、会場に入るための葉書を忘れた事が痛かった。慌てる乞食は貰いが少ない。と言っても、ちょこっとだけ服を購入。あまり琴線に触れるものは無かった。
夕食を安く済ませた後は、カフェでまったり。これ、黄金パターン。
お気に入りは、Travellers Cafe。喫煙率が高いのが難点だが、コーヒーも美味いし、雰囲気も良い。しかしこの日は、「たまには」という事で別の店にしたのだが、やはり比べるべくも無かった。人と、のんびり話すのに、良いカフェは欠かせないですね。お勧めのカフェがある人、教えてください。

日常あるいは勉強の日々 ~知的資産経営フォーラム~

2007年11月07日 | 勉強
この日は、有給を貰って、日経が主催した『知的資産経営フォーラム』に参加してきた。
企業の経営者が、自社の経営について語るもの。
詳しくは、こちらを参照の事。

感想としては、1万円の価値があったかどうか‥‥。
内容も、玉石混交。
話せる事もあれば、話す事が出来ない事もあるのかも知れず、そういう事も影響していたのかも知れない。
プレゼン能力というものの重要さを実感しただけでも良かったのか?

最近、日経が主催するフォーラムに、少し不信感があります。
事前に得られる情報からの期待値に沿わない内容が多いからです。
情報は、自分の足で稼ぐものかも知れないと思った1日だった。

日常あるいは勉強の日々 ~若廃勉強会~

2007年10月31日 | 勉強
2007/10/31
この日は、若手産業廃棄物処理業界勉強会。
勉強会では、この業界は、法律による規制が厳しいのだという事を知る事が出来た。
何故、その様な規制があるのか、様々な要因があるようです。
また、地方によっても規制の内容が異なるため、県や市を跨いで廃棄物を処理するとなると、これまた色々と問題があるようで、逆にビジネスチャンスもありそうでした。しかし難しいのは、ゴミを処理するという1点に限って言えば、コモディティ化されたサービスなので、付加価値を、どこに持って行くのか?独自のサービスを提供する事は可能なのか?それが出来なければ、常にレッドオーシャンを泳がねばならない、という事です。なかなかに難しい。

金融経済勉強会 ~3つの視点~

2007年10月19日 | 勉強
今日は勉強会

タックスマネジメントが、如何に経営にとって重要かを知る。
と言っても、マネジメント手法までの説明は無かったが、幾つかの事例について説明があった。
面白い。会計ってやっぱり生ものだ。

そして最後に、複数の視点で物事を見るという話。
今日の講師は、3つの視点という事を仰っていたが、3が良いのか?
という疑問も投げかけていた。
個人的な見解としては、3という数字にこだわる必要性を感じない。
常に今ある価値観を疑う事で、2つにも3つにも4つにもなるだろう、という考え。
ただ数字を意識する事で、より複数の視点でものを見る事に対する意識が高まる効用は見逃せないかも知れない。

日常あるいは勉強の日々 ~第5回Suscation勉強会~

2007年10月14日 | 勉強
2007/10/14 14:00より

今日は、Sustinable Education、略してSuscation勉強会。
以下トピック。

■持続可能な社会を創るために6つのアクション。
・生態系の適正な利用と管理
・低炭素社会
・循環型社会、
・平和と安全
・機会の平等、
・人口の抑制

■持続可能な社会を創るためには3つの変化・発展が必要
・科学技術の発展
・社会の仕組みの変化
・価値観の変化

■ワークショップ(持続可能な社会を創るために必要なこととは)
多くのアイディアが出た。
しかし個人的には、今の社会を持続するために、
という前提に立っている意見も多かったな、と思った。
今の社会が既に無理が来ていて、今の状態なのだから、
何かは捨てる必要があるのではないか?
そんな事を考えたが、すぐには答えは出なかった。

なんか、この後、イベントを行う事になるよう。
さて、どうなります事やら。

日常あるいは勉強の日々 ~IMOBOG会~

2007年10月13日 | 勉強
今回、講義を行ってくださったのは、小池 和男 教授
内容は『トヨタ海外事業所の比較』
最初の「日本が輸出大国というのは、間違い」
という話から始まり、その数値的根拠、じゃあ日本の強さは?
という話に繋がっていく。

以下、そのトピック
・日本のGDPは海外への直接投資が支えている
・日本は内需依存度が高い
・日本企業の重要な資源は、人材。これは海外でも変わらない。
・地下資源など、物質資源は海外勢に抑えられている。
・日本の強みは、人材開発。特に中堅の開発。

トピックの最後の項目の説明や、その根拠についての説明が主であったが、非常に興味深い内容だった。流石に、現場主義を貫いた方だけあって、様々な情報に非常に説得力がある。
聞いていて思ったのは、これからはやはりアジアだな、と。今回の講義では、アジアの強さというか可能性を見た気がした。

日常あるいは勉強の日々 ~第2回国際コロキアム東京2007~

2007年10月13日 | 勉強
に参加してきました。
以下は、そのまとめ。

【参加ワークショップ】
教育成果の評価と格付

【内容】
■評価の取り組み
 ●EESD Observatry の取り組み
 エンジニアに対して、アンケートを行い、その結果から大学を評価するという取り組み。
 EUに所属する複数の大学の協力の下行われた(公正性の担保)
  但し、そのためにEUの大学でも限られた範囲に限定(エンジニア系の学生に特化)
 リソースや設問や評価方法(Consept Mapを使用)などを明確にし、公平性を担保
 《成果》
  ・一定の評価を受ける
 《課題》
  ・定量評価の難しい内容も存在する(詳しくは下記参照)
  ・global展開が困難(如何にして、各大学の協力を取り付けるか)
 ●その他の取り組み
  - アンケートを取る取り組みが行われるも、定量評価の難しい問題に直面
  - 任意の団体による、情報収集が始まっている
   →評価が大切なのでは無く、そのプロセスで得られる情報が大切
   →得た情報を提供する事に取り組んでいる
 ・Times Higher Education Supplement
  - メディアによる、情報の歪曲がある
  - 評価方法としては、一定の評価はできる
 ・MBAに対する批判がある。
  利益至上主義的
  カリキュラムにおけるCSRへの取り組みが弱い

■discus
・学校の評価では以下のような困難性がある
 →評価を受ける事に対する学校側の拒否反応
 →学校の評価は卒業生の実績も必要だが、そこまでモニタリングできない
  - 人的リソース不足
  - コストの問題
  - など
 →定量的な評価を行い難い内容がある
  - カリキュラムの内容
  - 教師への教育の取り組み
  - 学校の理念や方針
  - など
・数値的な項目に落とし込めるものは、定量評価できる
 →学内アンケート
 →CO2排出量
 →水の排出量
 →ゴミの排出量
 など
・課題
 →評価の公正性と公平性を、どう担保するか
 →評価の公正性を如何にして認めさせるか

・英語以外のメディアの評価が重要
・評価が公表される事による、学校側の競争が生まれる筈なので、評価は必要
・ビジネスマンに対し、Sustainability に対する知識は求められない
 good person、good engener、が求められる。
・大学の自己評価、それを一般にアピールする力が足りない。


【所感】
・ESDへの対応という、目に見え辛い学校の取り組みについてもある一定の評価が可能。
・企業が作成するアニュアルレポートのなどへの学校側の取り組みが遅い。
・評価の公平性、公正性の担保する事、及び、それが担保されているか、 いないかを、情報を見る側に認知していただくのが難しい。
・英語圏での取り組みは進んでいるが、ローカライズは、まだまだ。
・ESDへの取り組みを行う上で、経済原理が変わらないと、全世界的な取り組みに繋がり難い。
 →ESDに取り組む、経済合理性が見え難い
 →経済的インセンティブを、どう見せるか?

●私の意見
 「経済的インセンティブとは、つまり、サービスが顧客に支持される度合いである。
 世界における消費者の多くが途上国に集中(人口の割合に依存)しており、途上国にSustainabilityの重要性を認知してもらう必要性が高い。その為には、公平で公正な情報を多角的に発信し、隅々まで届ける必要がある。
 その為の取り組みを、何処か(または複数の組織の協力の下)行う事が出来なければ、大きな前進は、望めないのではないか?」