こんにちは!
(株)あいすくむりの加勢です。
今日は、これからアイスビジネスに参入をお考えの方へ向けた、少しリアルなアドバイスをお届けします!
最近、「ジェラート店を始めたいのですが、アドバイスをいただけませんか?」というご相談をよく頂くようになりました。
もちろん、自分のお店を持つことは夢がありますし、自分好みの内装にこだわり、自分が美味しいと思うアイスを提供するのは、やりがいもありますし、楽しいです。
でも正直なところ——ジェラート店単体では、なかなか儲からないのが現実なんです。
もちろん、「どこからが儲かるのか?」というのは人によって基準が違いますし、実際に繁盛しているお店もあります。
ただ、B to C(個人のお客様向け)のビジネスだけでは、売上や利益が天候や季節などに大きく左右されやすいという難しさがあります。
そこで私がオススメするのが、B to B(事業者向け)との組み合わせです。
私自身の経験ですが、私は欲張りなので(笑)、
「自分の理想とする店舗運営をしながら、安定した利益も確保したい!」と思っていました。
だから、B to Cの店舗販売と、B to Bの業務用卸販売の“ハイブリッド型”ビジネスを展開しています。
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店舗でお客様に直接アイスを販売する → ブランドの世界観やファンを育てる
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同時に、飲食店や観光施設、土産店などに業務用アイスやソフトミックスを卸す → 安定した売上基盤を築く
この2つをバランスよく育てていくことで、継続的な成長ができているのだと思います。
理想を追いかける「加勢牧場」=B to C
私は、加勢牧場という牛乳の生産からジェラートの加工・販売までを一貫して行う会社を経営しています。
「本当に美味しい牛乳を、できるだけ自然に、できるだけ丁寧に届けたい」
そんな思いから、ガンジー牛の飼育、牛乳の生産、そしてジェラートやソフトクリームの製造・販売まで、自社で一貫して手がけています。
これはまさに『理想を追いかける“B to C(個人のお客様向け)ビジネス”』です。
商品のクオリティや店舗体験を大切にし、お客様に直接喜んでいただけることは、やはり格別です。
でもその反面、売上は天候・季節・立地・イベントなどに大きく左右されるため、安定性には課題があるのも事実です。
安定した経営のための「あいすくむり」=B to B
その一方で、私が運営するもうひとつの会社、(株)あいすくむりは、
「オリジナルアイス・ソフトクリームのOEM開発」や「小ロット製造」を強みにした、事業者様向けのB to Bビジネスを展開しています。
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「自分のお店専用のアイスを作りたい」
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「こだわりのミルクを使って、ブランドに合ったソフトを開発したい」
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「でも、大量ロットはちょっと難しい…」
そんなお声に応えるべく、少量でも本格的な製造・開発ができる体制を整えました。
このB to B事業では、売上がより安定し、季節変動や来店数に依存しにくいため、経営基盤として非常に大きな柱になっています。
半分、自慢話のような内容になってしまいましたが
『加勢牧場』と『あいすくむり』の2つの仕組みをうまく使うことで
自分自身の理想を実現しながらも、しっかりとした利益体質の組織運営を可能にしております。
何かの参考にしてください!