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合間の博物館旅日記

博物館を回りながら日本各地を旅をする過程の壮絶な日記。(2005.4-9月)
旅終了後は適当に随時更新の予定。

隠し剣 鬼の爪

2005-04-29 23:32:11 | Weblog
 池袋新文芸座に行って「たそがれ清兵衛」と「隠し剣 鬼の爪」を見る。前者は劇場で1回、テレビで1回見ている。改めて見るとよく出来ている。後者は初見。粗筋など細かいところも「たそがれ」に似ている。何でこれを作ったのかと思いながら見ていた。途中から違ってくる。「鬼の爪」という技は、必殺仕事人みたいなもの。主人公が清兵衛みたいにつつましくなく、自己主張するところ。病気の妻や呆けた母、子供といった扶養家族、借金なんかと無縁で、さっさと武士の立場を捨てられるのが本作の違いだ。でもその分深みがなく話としては「たそがれ」に軍配が上がる。しかし後者の能天気さも好きだが。
 映画のあと、劇場下のパチンコ屋で打ってしまう。1回も当たらず。1万円以内のつもりが半端でなく負ける。パチンコの怖さは、実質的な損害云々より、自らが制御できなくなる恐ろしさであろうか。アルコールや麻薬と同じく中毒性があり、人間が変わってしまうのが恐ろしいようだ。なんて他人事みたいに言っている場合ではない。