フジテレビ開局50周年記念ドラマ「我が家の歴史」。録画していた三話分を、時間短縮のため早送りで見る。三谷幸喜脚本、豪華な役者陣と、話題を呼んだこのドラマはどうだったのか?
主人公は柴崎コウ。八女家のしっかりものの長女だが、勤め先のキャバレーの社長に見初められ、二号さんになる。(お妾さんのことね) 旦那(佐藤浩市)の経済的援助で八女家は潤うが、その後いろいろあり……。
ラストの運動会のシーンで危うく感動させられかけたが、荒唐無稽な設定やストーリーが多い本作においては、やはりそこが邪魔して感動には至らなかった。首相のSPの大泉洋(この人は南極観測隊員になったりと存在そのものが荒唐無稽。そこが面白いんだが)が、職務をすっぽかして甥の運動会に参加する軽さは、柴崎コウが工場の仕事を休めないという重さと釣り合いが取れていない。まして、やくざの中井貴一が裏で手を回して工場を休みにさせるのもいかにも不自然だ。
一番分かりづらかったのは松潤がいいとこのお嬢さんと駆け落ちしたら、旅先で洞爺丸が沈み、死んだと思った長沢まさみは、実は記憶喪失で生きていて夜の蝶に。さらにストリッパーにまで身を落とすという展開。はっきりいって無茶苦茶だ。永井荷風を出したかっただけじゃないか、と勘ぐりたくもなる。
関心したのは、棋士升田幸三役で出てた内野聖陽の駒を持つ手つきの良さ。調べたらこの人、「ふたりっ子」で棋士の役してたのね。昔とった杵柄か。
もう一つ気になったこと。八女家のお父さん(西田敏行)が歌う「ベアトリ姐ちゃん」の歌詞が、俺の聞いていたエノケンのCDと違っていること。
ドラマでは
「ベアトリーチェ 起きないか」だが、CDでは
「ベアトリ姐ちゃん まだねんねかい 鼻からちょうちんを出して」だった。気になって歌詞をネットで検索したが、分からない。まさか「ねんね」が放送禁止でもあるまいが…。
主人公は柴崎コウ。八女家のしっかりものの長女だが、勤め先のキャバレーの社長に見初められ、二号さんになる。(お妾さんのことね) 旦那(佐藤浩市)の経済的援助で八女家は潤うが、その後いろいろあり……。
ラストの運動会のシーンで危うく感動させられかけたが、荒唐無稽な設定やストーリーが多い本作においては、やはりそこが邪魔して感動には至らなかった。首相のSPの大泉洋(この人は南極観測隊員になったりと存在そのものが荒唐無稽。そこが面白いんだが)が、職務をすっぽかして甥の運動会に参加する軽さは、柴崎コウが工場の仕事を休めないという重さと釣り合いが取れていない。まして、やくざの中井貴一が裏で手を回して工場を休みにさせるのもいかにも不自然だ。
一番分かりづらかったのは松潤がいいとこのお嬢さんと駆け落ちしたら、旅先で洞爺丸が沈み、死んだと思った長沢まさみは、実は記憶喪失で生きていて夜の蝶に。さらにストリッパーにまで身を落とすという展開。はっきりいって無茶苦茶だ。永井荷風を出したかっただけじゃないか、と勘ぐりたくもなる。
関心したのは、棋士升田幸三役で出てた内野聖陽の駒を持つ手つきの良さ。調べたらこの人、「ふたりっ子」で棋士の役してたのね。昔とった杵柄か。
もう一つ気になったこと。八女家のお父さん(西田敏行)が歌う「ベアトリ姐ちゃん」の歌詞が、俺の聞いていたエノケンのCDと違っていること。
ドラマでは
「ベアトリーチェ 起きないか」だが、CDでは
「ベアトリ姐ちゃん まだねんねかい 鼻からちょうちんを出して」だった。気になって歌詞をネットで検索したが、分からない。まさか「ねんね」が放送禁止でもあるまいが…。