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合間の博物館旅日記

博物館を回りながら日本各地を旅をする過程の壮絶な日記。(2005.4-9月)
旅終了後は適当に随時更新の予定。

松本明子の思い出

2005-04-09 23:22:47 | Weblog
 「鶴光のCM」を見た友人から、「あれは鶴光でなく鶴太郎の間違いではないか」とのメールが来た。鶴光で正しいのだが、片岡鶴太郎もそそのかしていたという事実があるのかもしれない。
 ところで松本明子にはちょっとした思い出があるので書いてみよう。あれは多分事件から5~6年後、松本明子が「俺たちひょうきん族」に美空ひばりの真似で登場していた頃だと思う。僕はその頃会社でC言語を覚える必要があり、社外講習に出ていた。場所は麻布。その時、松本明子が麻布郵便局に一日郵便局長として来ていたのである。僕は昼飯を抜いてそのイベントを見にいったのだった。歌を歌ったりした後のトークで、盛り上がりが足らないと思ったのか、松本明子が突然こんなことを言い出した。
 「実は私、昔テレビで××××って言っちゃいましてね」
 ××××には無論、オの字で始まる四文字が入る。引く会場。事件を知ってるであろう一部の観客のみ大喜び。僕はこれを聞いて、この女はちっとも懲りてないなと思うと同時に、一遍で松本明子のファンになったのである。結局ファンクラブに入るなどの行動はしなかったが。
 ところで「鶴光が干されて云々」という文章を書いたけど、本当に干されたのかどうかはよく分からない。元々テレビ畑の人ではなかったし。直後に「鶴光のオールナイトニッポン」が終わったように思うのだが気のせいかも。

 この日はさいたま市立博物館に行く。企画展の「江戸のパロディ」を見るため。内容は、古典の名作「伊勢物語」をパロッた「仁勢物語」とか、翻案百人一首、有名な文句の洒落など。例えばこんな感じ。
 「人間わずか五十年」を文字って「人参わずか五十文」とか。
 土偏に舟と書いて「タヌキ」と読むとか。(カチカチ山ね)
 「閉めておくれよ早くして 猫が戸棚の魚とる」「人目構わず昼間から 裸で抱き合う相撲取り」などの笑える都都逸(?)も紹介している。
 江戸時代のものだけでなく、昭和60年に高校生が作製した「現代版鳥獣戯画」の巻物も展示されていた。僕も高校の頃、修学旅行で仁和寺を見た時の作文を兼好法師の徒然草の文体で書いたことがあり、懐かしく思い出した。
 常設展も以前見たとき(まだ大宮市立博物館だった頃)とは印象が違っている。特に印象に残ったのは縄文晩期の亀形土製品。背中の部分に穴が開いていて、息を吹き込むと音が出る楽器である。
 中仙道の大宮宿は江戸から4番目の宿場町。宿場のジオラマがあるが、そこにシャーペンの芯や消しゴムのカスなどが落とされていた。子供がケースの隙間から落としたものらしいが、こうゆうのは速やかに取り除いてほしいものである。

 埼玉県立美術館を見る時間もあったのだが、妙にくたびれていたので赤羽に戻る。
 漫画喫茶に行く。名刺を印刷するため。旅先で名刺を配る機会がどんだけあるか分からないが、一応準備しようと思った。しかし我が家にはプリンターがないのである。(前は持っていたが壊れたので捨ててしまった。) バッテリーを買う時は、よっぽどその金でプリンターを購入しようかと思ったが、すぐに必要ではないと思って見送ったのだ。で、裏技。名刺の内容をホームページでアップして(1ページ10枚分)、漫画喫茶でその内容を印刷するというもの。印刷結果はコピーして個別に切り、使わなくなった過去の名刺に糊で貼る。手作り名刺だ。でも多分旅ではほとんど使わないだろうなあ。まさか博物館見学の度に配るわけにもいかんし。