11月22日は43回目の誕生日だった。だからとゆうわけでもないが、山下公園でやっている横浜トリエンナーレに行ってきた。料金は1800円。いろいろと面白い作品が並んでたけれど、印象に残ったのは芸術作品を売っているおっさん。100円硬貨を投入し、メニューにある番号を言うと、受け取り口から作品が出てくるという代物。この人は毎日会場に詰めているそうだが、ずーっとそこで芸術を作っているわけでもない。思ったよりいいのが出てきたり、逆に明らかにがっかりしている人もいて、まるで縁日のクジのようだ。作品は基本的に色紙に書かれたり貼ったりしてあって、作者の住所とサインもついている。この行為自体が一種のアートで、観客も参加しているのが狙いだろうが、100円で買える芸術なんて所詮こんなもん、という皮肉もあるかもしれない。平日だったので客数は少ないが、それでも僕が見ているだけで2-30人はお金を投入していただろう。1日単位ではいい金額になる筈だ。材料費などを差っ引いても。
自分は今肉体労働のバイトをしているが、時給は1000円未満であり、1日7時間働いても7千円にならない。その作家は、別に稼ぐことを目的にしてないとは思うが、芸術家なんて一部の人間を除けば基本的には貧乏だと思う。だから実益を兼ねられるのではないか。もっとも、会期中そこにいなきゃいけないという制約の方が厳しい気もするが。
北海道の、とある美術館である作家の作品群を見た。その人は故人だが、生前は作品では飯が食えず、他に職業を持っていたという。圧倒されるような作品を描いても、売れなければ食えないのだ。ゴッホだって生前は、親族以外に絵が1枚も売れなかったというし。
帰りに横浜大世界に初めて寄ってみた。大世界と書いてダスカと読む。500円だったが、中国人による足芸や二胡の演奏、京劇などを見る。時間は短いがかなり本格的で、いいものを見たと思った。入場券の半券を帰る時に、次回(2ヶ月以内)の入場券と引き換えられる。
ところで、最上階にはかつて実際にあったダスカの雰囲気を展示したスペースがあるが、そこの中国象戯の盤面がデタラメなんである。将棋の王将に当たる駒がなかったり、そもそも駒が足りない。盤に糊で貼り付けられてるから直すこともできない。こうゆうのは良くある。横須賀の戦艦三笠には、船室にチェスの盤が置いてあって雰囲気を出しているのだが、ポーンが同じ筋に何個も並んでたりと、物理的にほとんど不可能な駒配置なのだ。
香川にある菊池寛記念館でも似たような経験がある。菊池寛は将棋好きで、愛用した将棋盤が置いてあるのだが、不可能局面ではないにしても、「幾らアマチュアでもこんな局面にはならないだろう」って感じの駒配置なのだ。下手に将棋を趣味にしていると、そんなとこが気になってしまう。
自分は今肉体労働のバイトをしているが、時給は1000円未満であり、1日7時間働いても7千円にならない。その作家は、別に稼ぐことを目的にしてないとは思うが、芸術家なんて一部の人間を除けば基本的には貧乏だと思う。だから実益を兼ねられるのではないか。もっとも、会期中そこにいなきゃいけないという制約の方が厳しい気もするが。
北海道の、とある美術館である作家の作品群を見た。その人は故人だが、生前は作品では飯が食えず、他に職業を持っていたという。圧倒されるような作品を描いても、売れなければ食えないのだ。ゴッホだって生前は、親族以外に絵が1枚も売れなかったというし。
帰りに横浜大世界に初めて寄ってみた。大世界と書いてダスカと読む。500円だったが、中国人による足芸や二胡の演奏、京劇などを見る。時間は短いがかなり本格的で、いいものを見たと思った。入場券の半券を帰る時に、次回(2ヶ月以内)の入場券と引き換えられる。
ところで、最上階にはかつて実際にあったダスカの雰囲気を展示したスペースがあるが、そこの中国象戯の盤面がデタラメなんである。将棋の王将に当たる駒がなかったり、そもそも駒が足りない。盤に糊で貼り付けられてるから直すこともできない。こうゆうのは良くある。横須賀の戦艦三笠には、船室にチェスの盤が置いてあって雰囲気を出しているのだが、ポーンが同じ筋に何個も並んでたりと、物理的にほとんど不可能な駒配置なのだ。
香川にある菊池寛記念館でも似たような経験がある。菊池寛は将棋好きで、愛用した将棋盤が置いてあるのだが、不可能局面ではないにしても、「幾らアマチュアでもこんな局面にはならないだろう」って感じの駒配置なのだ。下手に将棋を趣味にしていると、そんなとこが気になってしまう。