最近・・・ウチに戴くお問合せの中で「燃料が濃い!」って話が数件あったのでちょっと話題にしてみます。
車はW124 400Eや500E等LH制御の車が多く・・・。
「中古で購入したが何か吹けが宜しく無い。アイドリング時も何かガソリン臭い。」
って場合と・・・。
「ROMを交換したら暫くは良かったが何かアイドル時にガソリン臭い。」
ってな場合・・・。
で・・・診断機をかけたらインジェクターのオープンタイムが異常に長かったとかってオチが多く・・・。
スロットルアクチュエータと通信しているE-GASコンピューターのトラブルって話もありますし、GMモジュールが悪戯してるって場合もあります。
そんな場合は「ASR」ランプ点灯によるFAIL SAFEという現象が発生し、初期症状ではエンジンを一旦止めて再始動すると治ってしまうものが殆どです。
コレはハード系のトラブルですのでモジュール自体の修復でコントロール側は完治する場合が多いです。
が・・・スロットルアクチュエータやメインハーネスで問題を抱えているとモジュールを修理しても再度破損する場合がありますのでスロットルアクチュエータやメインハーネスの直近での交換履歴の無い個体は同時に交換だと思うのが正しい認識ですね~。
さて・・・そんな話で片付くケースは自然劣化の部類ですからまだ良いとしまして~。
LHコンピュータに内蔵されている「ROM」がノーマルから変更してある場合はまた話が変わります。
吸排気系がノーマルでエンジン自体ノーマルで、「ROMだけ変更すると速くなる。」等と間違った認識を持った方がROMだけ単体で交換してしまい・・・。
大抵、「チューンUP ROM」と謳われ巷で流通しているモノの殆どは何処かのメーカーさんやショップさんのチューンROMのマップをコピーしたモノが殆どで・・・。
例えばブラバスのROM!
★画像はイメージです。
コレはブラバスのカリカリチューンを受けた個体に燃調のセッティングを施したプログラムを読み込ませたROMを作成してSetすることを前提に出来ているROMで・・・。
ノーマルセッティングの車にブラバスのプログラムマップで燃調を指示したら・・・。
インジェクターの噴射時間が多くなる故にノーマルでは不必要な量の燃料が噴射されてそりゃ未燃焼ガスが出ますわ・・・。
点火時期や吸排気についてチューニングしてあるブラバスはそれだけガスを喰わせないと本領を発揮しないばかりかエンジンを壊す結果になりかねないので燃調もそれなりに合わせてあるワケで・・・。
コレはAMGだろうが何だろうがチューニングの各ブランドの何処でも言えることで、ノーマル車に適合する訳がない・・・。
チューニングのプロSHOPさんもチューニングの度合に合わせて個体個体でROMセッティングを行っているのでROMってヤツはチューニングの度合に応じて行うセッティング・・・。
つまりキャブ車の時代に吸気系や排気系を弄ったりそれに伴ってカムを変更したことで点火タイミングを変更したり・・・それに伴ってニードルバルブを弄ったりメインジェットの番数で温度や湿度等を加味したセッティングを行っていたのと同じ原理です。
故にフルノーマル車でメーカーが公道で問題無く走れる様にセッティングしたバランスの良い状態に対してセッティング変更をかましたROMをSetすれば何かがバランス悪くなって当然なんですよ。
巷ではチューンドエンジン用にセッティングされたROMのマップをコピーしたROMが出回ってる様ですが、結局はインジェクターのOPENタイムが長くセッティングされている等、ノーマルエンジンが快調に回るにはちょいと問題がある様なモノの様ですね。
それを証拠に、未燃焼ガスが触媒から還元システムで戻る量が多くノーマルの還元ルートのキャパをOVERしている個体も多く見受けられます。
結果・・・関連するチャコールフィルターを詰まらせ、MOTバルブのチャタリング等の問題を勃発させます。
チャコールフィルターを清掃或いは交換しても燃料が濃いには変わらないのですからまた早期にチャコールフィルターは詰まります。
最悪は触媒を燃やしますから御注意下さいませ。
結局・・・単純なるROMの変更はセッティングのバランスを崩す結果を招く可能性が大きいってお話になります。
又、インジェクターのノーマル同士の交換についてはROMの交換等全く必要性が無いので誤解されぬ様念の為申し上げておきます。
よって・・・何も知らずに中古で購入した車でROMが変更してあったが故に燃料が濃くなっているケースも多いので注意が必要です。
前ユーザーさんの時代に大金を支払ってROMを交換してしまって調子悪くなって手放した何て話も実際にある位ですから・・・。
ノーマルで乗るならば「ROMは交換しない。」が鉄則です!
★画像はイメージです。
最悪は・・・何度も言いますが・・・触媒が燃えます・・・。合掌。(-人-)
車はW124 400Eや500E等LH制御の車が多く・・・。
「中古で購入したが何か吹けが宜しく無い。アイドリング時も何かガソリン臭い。」
って場合と・・・。
「ROMを交換したら暫くは良かったが何かアイドル時にガソリン臭い。」
ってな場合・・・。
で・・・診断機をかけたらインジェクターのオープンタイムが異常に長かったとかってオチが多く・・・。
スロットルアクチュエータと通信しているE-GASコンピューターのトラブルって話もありますし、GMモジュールが悪戯してるって場合もあります。
そんな場合は「ASR」ランプ点灯によるFAIL SAFEという現象が発生し、初期症状ではエンジンを一旦止めて再始動すると治ってしまうものが殆どです。
コレはハード系のトラブルですのでモジュール自体の修復でコントロール側は完治する場合が多いです。
が・・・スロットルアクチュエータやメインハーネスで問題を抱えているとモジュールを修理しても再度破損する場合がありますのでスロットルアクチュエータやメインハーネスの直近での交換履歴の無い個体は同時に交換だと思うのが正しい認識ですね~。
さて・・・そんな話で片付くケースは自然劣化の部類ですからまだ良いとしまして~。
LHコンピュータに内蔵されている「ROM」がノーマルから変更してある場合はまた話が変わります。
吸排気系がノーマルでエンジン自体ノーマルで、「ROMだけ変更すると速くなる。」等と間違った認識を持った方がROMだけ単体で交換してしまい・・・。
大抵、「チューンUP ROM」と謳われ巷で流通しているモノの殆どは何処かのメーカーさんやショップさんのチューンROMのマップをコピーしたモノが殆どで・・・。
例えばブラバスのROM!
★画像はイメージです。
コレはブラバスのカリカリチューンを受けた個体に燃調のセッティングを施したプログラムを読み込ませたROMを作成してSetすることを前提に出来ているROMで・・・。
ノーマルセッティングの車にブラバスのプログラムマップで燃調を指示したら・・・。
インジェクターの噴射時間が多くなる故にノーマルでは不必要な量の燃料が噴射されてそりゃ未燃焼ガスが出ますわ・・・。
点火時期や吸排気についてチューニングしてあるブラバスはそれだけガスを喰わせないと本領を発揮しないばかりかエンジンを壊す結果になりかねないので燃調もそれなりに合わせてあるワケで・・・。
コレはAMGだろうが何だろうがチューニングの各ブランドの何処でも言えることで、ノーマル車に適合する訳がない・・・。
チューニングのプロSHOPさんもチューニングの度合に合わせて個体個体でROMセッティングを行っているのでROMってヤツはチューニングの度合に応じて行うセッティング・・・。
つまりキャブ車の時代に吸気系や排気系を弄ったりそれに伴ってカムを変更したことで点火タイミングを変更したり・・・それに伴ってニードルバルブを弄ったりメインジェットの番数で温度や湿度等を加味したセッティングを行っていたのと同じ原理です。
故にフルノーマル車でメーカーが公道で問題無く走れる様にセッティングしたバランスの良い状態に対してセッティング変更をかましたROMをSetすれば何かがバランス悪くなって当然なんですよ。
巷ではチューンドエンジン用にセッティングされたROMのマップをコピーしたROMが出回ってる様ですが、結局はインジェクターのOPENタイムが長くセッティングされている等、ノーマルエンジンが快調に回るにはちょいと問題がある様なモノの様ですね。
それを証拠に、未燃焼ガスが触媒から還元システムで戻る量が多くノーマルの還元ルートのキャパをOVERしている個体も多く見受けられます。
結果・・・関連するチャコールフィルターを詰まらせ、MOTバルブのチャタリング等の問題を勃発させます。
チャコールフィルターを清掃或いは交換しても燃料が濃いには変わらないのですからまた早期にチャコールフィルターは詰まります。
最悪は触媒を燃やしますから御注意下さいませ。
結局・・・単純なるROMの変更はセッティングのバランスを崩す結果を招く可能性が大きいってお話になります。
又、インジェクターのノーマル同士の交換についてはROMの交換等全く必要性が無いので誤解されぬ様念の為申し上げておきます。
よって・・・何も知らずに中古で購入した車でROMが変更してあったが故に燃料が濃くなっているケースも多いので注意が必要です。
前ユーザーさんの時代に大金を支払ってROMを交換してしまって調子悪くなって手放した何て話も実際にある位ですから・・・。
ノーマルで乗るならば「ROMは交換しない。」が鉄則です!
★画像はイメージです。
最悪は・・・何度も言いますが・・・触媒が燃えます・・・。合掌。(-人-)