以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

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発展途上って話。。。

2014-04-26 14:22:52 | 日記
先日、ウチの仲間から頼まれて装着したLEDヘッドライト。。。

その後が気になる方々も多いかと思いますが、、、

結論から言いますと、、、

まだまだ改良の余地があるってトコです。。。

LEDの光の特性上、ヘッドライトとして使用する場合にお椀(リフレクター)に反射させて光源の発する光を拡散させてヘッドライトレンズの配光パターンで光を絞り、規定の光軸位置を照らすと言う部分で高輝度LEDの直進性の強い光束がリフレクターにぶつかった際に電球の光の様な拡散性が無いので思った程LED光は拡散しない。。。

よって、、、光軸を合わせても直線的には明るい感じがするが、照射幅が狭くなる故に、正規の光軸で比較すると電球よりも暗くなった気がする。。。

特にハイビーム時にその傾向は強く、「明るい」と言う部分で言えば期待外れと言いざるを得ない。。。

フォグランプの様な使用用途であれば、ヘッドライトの様な使用条件とは異なるので、実用的かどうかは別にしてファッション性に限定してしまえば宜しいかと。。。

光束については現在では一般家庭でも一般的に普及して来たLED照明の開発段階でも各メーカーがかなり苦労して来た部分なので、これが一般的な照明とは異なり照射基準が厳しい自動車のヘッドライトに用いるとなると技術的には厳しい道となるであろう。。。

LED光源の光の料理のレシピには、製品開発途上で使用する条件に合致させる為に各社凌ぎを削る部分で、結果市場での製品評価に反映してしまうところなのでシビアにならなければならないところであります。。。

使用するLEDのスペック、電源の条件、使用用途、設置条件、照射条件等々一つ一つの条件にシビアに設計&コストをかけたものが=信頼性の高いと言える製品になるのです。。。

価格の安い大陸製LEDを使用すれば、LEDのスペック通りに電源を設計しても短寿命で昇天するのは目に見えてますし、設計上ポイントとなる部分の押さえどころを無視した低価格商品を作れば本来の目的での使用に難が発生しますし。。。

LEDはヘッドライトへの使用にはまだまだ発展途上製品ってコトです。。。
技術的改良が進んで、ヘッドライト用途については老舗のメーカーが胸を張って発売したら安定した製品の普及が始まったと考えたら良いかと。。。

弊社的にはまだまだHIDの時代かな。。。と。。。

自動車にとってヘッドライトは保安部品で片目点灯でもおまわりさんに怒られます。。。

故に、滅多やたらに不灯になったり切れたりしたのでは免許証が何枚あっても足らず、、、高い反則金で信頼性の高いHIDが買えてしまいますからあまりに安いHIDはお奨め出来ませんですな。。。

現在、3万円台位で発売されているH4のHi/Loスライド切替式HID-Kitのリレーも殆どが大陸製なので短命なモノが殆どです。。。

弊社では、インバータとバーナーについてメーカー保証、、、リレーは保証対象外としている製品に関して信頼性の高い無接点式電源安定化リレー&Hi/Lo切替無接点リレーユニットを組み替え出来る製品を間もなく発売致します。。。

コレでリレーが壊れてもHIDシステムの丸ごと交換何て面倒臭い話から逃れられますよね。。。

気になる方はご一報下さいませ。。。

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