10月も末だってのにまたまた台風ですねー。
今月は見事に土曜日毎に雨が降りましたね。。。
そんな中で故障検査依頼で日々ゴソゴソと内職している地味な寅で御座居ます。。。
さて、最近ヤフオク等でW126 V8モデル用のF/Pリレーとして売られている社外品。。。
社外品でも異常に格安で、ケースには純正品の様な純正品番 003 545 2505 と入り、メルセデスのマークが無いだけでもっともらしい出来栄えである。。。
既に純正品のメーカー供給が終了しているので純正品が故障したら社外品との交換、若しくは純正品の故障品を修理して使用する方法の二つの選択肢に迫られる訳でありますが、、、
「格安社外品で治るなら安いのは有り難い!」と、ヤフオク等でポチッとして購入→交換。。。
で、、、その数ヶ月後に何の前触れも無く「ストン!」とエンスト。はい。それま〜で〜よ!って話に墜ちた事例が多い様ですわ。。。
で、問題の格安社外品の外観純正品は、、、出どころもメーカーも不明のコピー品と判断するのが正しい様で、、、故障も多い様である。。。
で、、、ダメ元で試したユーザーさんからこのポンプリレーユニットの故障検証依頼が二件程御座居ました。。。
検査をすれば二台とも同じ壊れ方。。。
何方も無接点化してありましたが無接点基盤には全くの不良はナシ。。。
って言うコトはウチでもテストしたら同じ問題が出るんでねーかと同型品を故障するまでガンガン使ってやれと先月半ばからウチのW126 500SELに装着して使用した結果、、、
10月初旬の京都出張では長時間のアイドルで変なアイドルコントロールをした以外は普通に走れてましたが、、、
先週半ばの水曜日の定休日に見事お亡くなりになりました。。。(笑)
それも八王子市の高尾山手前のウチのご先祖様が眠る高尾霊園にお墓参りに行った帰りの山の下の駐車場手前でいきなりグライダーに。。。(ー ー;)
その場で純正品ベースのO/H後四年モノの無接点化済みのF/Pリレーに交換したら何事も無かった様にスイスイと。。。(笑)
こりゃ、検証依頼を受けた先の二台のブツと同じ故障だとワクワク期待して帰宅。。。
夕飯食うのもそっちのけで故障品の検証。。。
結果、、、セルモーター信号と回転信号の入力信号がポンプリレーユニットの基盤上にドンと居座って制御指示を出す中枢のマイコンになるIC(集積回路)で全く処理されていないが故にポンプリレーのON信号が出力されず、ポンプリレーがONにならない。
故にF/Pが回らず燃料が運ばれないのでエンジンが掛からないって具合。。。
先に検証した二台と同じ結果。。。
無接点化基盤には何の問題も無ければリレーコントロールには増幅回路が入っているのでマイコンICを故障させる様な因果関係は何処にも見当たらない。
現品を見た感じでICの品番は削り取られているし、品質の良い半導体素子が用いられているとは思えない。
恐らく、使用条件のスペックも個体毎にバラツキのある貧相な半導体なのであろう。
よって車載条件における耐久性も信頼がおけるレベルの製品じゃないと判断出来る。
人間で言えば脳幹中枢が逝ってしまっている脳死状態なので修理は不適応である。
ドナーにもならない単なる産廃ゴミと判断するしかない。。。
このコピー部品のプリント基盤パターンの製造も貧相でランド(電子部品のリード取付穴)のスリーブの打ち込みもいい加減。。。半田付けもお粗末。。。中学生のラジオの工作の作品の方がよっぽど高品質なんじゃないかと笑ってしまう域。。。
使用されている半田にも耐候性が全く無く、酸化が著しい粗悪レベルの半田である。
溶解する温度レベルもマチマチで半田ゴテで高熱を加えると基盤のランドが基盤パターンと共に基盤から剥離する。
こんな車載設計を全く考えていない大陸コピー品と判る品質最低のポンプリレーユニットで安心してドライブなど出来やしない。。。
本国が純正品の供給を終了しているが故に純正新品が手に入らないモノに関しては再生出来るモノは再生使用するのが一番安心かもですね。。。
社外品のKAE製も市場で故障が頻発した為か、最近のモノは10年前の製品よりマシになった。。。
☆画像は弊社の無接点化加工後のモノです。
☆画像右側のポンプリレーは純正品の6cy用で比較用に撮影したものです。
それでも価格が価格である。。。純正品のクオリティーには敵う訳がナイ。。。
だが、KAEは今まで基盤の制御部故障は遭遇したことが無いので大陸コピー品に比べればまだ良い方であると言える。。。
KAEはF/Pリレーのスイッチングをしている電磁式機械リレーがウイークポイントになって不良が出易い。この部分のリレーの改良も結構頑張った感じである。。。(笑)
ただ、、、純正品もそうだが使用されている半田が車載条件での使用では剥離や割れを生じるリスクは大きく変わらない。。。
リスク低減には旧い半田を除去して日本製の車載対応の半田に打ち替えるのが一番宜しい様だ。。。
旧車維持において純正品が供給終了となれば社外品に頼りざるを得ない部分もありますが、格安部品の抱えるリスクが嫌になる様な事態に陥る事もあるので注意が必要です!って当たり前か。。。(笑)
今回は品質不明の粗悪社外部品についてのお話でした。。。
今月は見事に土曜日毎に雨が降りましたね。。。
そんな中で故障検査依頼で日々ゴソゴソと内職している地味な寅で御座居ます。。。
さて、最近ヤフオク等でW126 V8モデル用のF/Pリレーとして売られている社外品。。。
社外品でも異常に格安で、ケースには純正品の様な純正品番 003 545 2505 と入り、メルセデスのマークが無いだけでもっともらしい出来栄えである。。。
既に純正品のメーカー供給が終了しているので純正品が故障したら社外品との交換、若しくは純正品の故障品を修理して使用する方法の二つの選択肢に迫られる訳でありますが、、、
「格安社外品で治るなら安いのは有り難い!」と、ヤフオク等でポチッとして購入→交換。。。
で、、、その数ヶ月後に何の前触れも無く「ストン!」とエンスト。はい。それま〜で〜よ!って話に墜ちた事例が多い様ですわ。。。
で、問題の格安社外品の外観純正品は、、、出どころもメーカーも不明のコピー品と判断するのが正しい様で、、、故障も多い様である。。。
で、、、ダメ元で試したユーザーさんからこのポンプリレーユニットの故障検証依頼が二件程御座居ました。。。
検査をすれば二台とも同じ壊れ方。。。
何方も無接点化してありましたが無接点基盤には全くの不良はナシ。。。
って言うコトはウチでもテストしたら同じ問題が出るんでねーかと同型品を故障するまでガンガン使ってやれと先月半ばからウチのW126 500SELに装着して使用した結果、、、
10月初旬の京都出張では長時間のアイドルで変なアイドルコントロールをした以外は普通に走れてましたが、、、
先週半ばの水曜日の定休日に見事お亡くなりになりました。。。(笑)
それも八王子市の高尾山手前のウチのご先祖様が眠る高尾霊園にお墓参りに行った帰りの山の下の駐車場手前でいきなりグライダーに。。。(ー ー;)
その場で純正品ベースのO/H後四年モノの無接点化済みのF/Pリレーに交換したら何事も無かった様にスイスイと。。。(笑)
こりゃ、検証依頼を受けた先の二台のブツと同じ故障だとワクワク期待して帰宅。。。
夕飯食うのもそっちのけで故障品の検証。。。
結果、、、セルモーター信号と回転信号の入力信号がポンプリレーユニットの基盤上にドンと居座って制御指示を出す中枢のマイコンになるIC(集積回路)で全く処理されていないが故にポンプリレーのON信号が出力されず、ポンプリレーがONにならない。
故にF/Pが回らず燃料が運ばれないのでエンジンが掛からないって具合。。。
先に検証した二台と同じ結果。。。
無接点化基盤には何の問題も無ければリレーコントロールには増幅回路が入っているのでマイコンICを故障させる様な因果関係は何処にも見当たらない。
現品を見た感じでICの品番は削り取られているし、品質の良い半導体素子が用いられているとは思えない。
恐らく、使用条件のスペックも個体毎にバラツキのある貧相な半導体なのであろう。
よって車載条件における耐久性も信頼がおけるレベルの製品じゃないと判断出来る。
人間で言えば脳幹中枢が逝ってしまっている脳死状態なので修理は不適応である。
ドナーにもならない単なる産廃ゴミと判断するしかない。。。
このコピー部品のプリント基盤パターンの製造も貧相でランド(電子部品のリード取付穴)のスリーブの打ち込みもいい加減。。。半田付けもお粗末。。。中学生のラジオの工作の作品の方がよっぽど高品質なんじゃないかと笑ってしまう域。。。
使用されている半田にも耐候性が全く無く、酸化が著しい粗悪レベルの半田である。
溶解する温度レベルもマチマチで半田ゴテで高熱を加えると基盤のランドが基盤パターンと共に基盤から剥離する。
こんな車載設計を全く考えていない大陸コピー品と判る品質最低のポンプリレーユニットで安心してドライブなど出来やしない。。。
本国が純正品の供給を終了しているが故に純正新品が手に入らないモノに関しては再生出来るモノは再生使用するのが一番安心かもですね。。。
社外品のKAE製も市場で故障が頻発した為か、最近のモノは10年前の製品よりマシになった。。。
☆画像は弊社の無接点化加工後のモノです。
☆画像右側のポンプリレーは純正品の6cy用で比較用に撮影したものです。
それでも価格が価格である。。。純正品のクオリティーには敵う訳がナイ。。。
だが、KAEは今まで基盤の制御部故障は遭遇したことが無いので大陸コピー品に比べればまだ良い方であると言える。。。
KAEはF/Pリレーのスイッチングをしている電磁式機械リレーがウイークポイントになって不良が出易い。この部分のリレーの改良も結構頑張った感じである。。。(笑)
ただ、、、純正品もそうだが使用されている半田が車載条件での使用では剥離や割れを生じるリスクは大きく変わらない。。。
リスク低減には旧い半田を除去して日本製の車載対応の半田に打ち替えるのが一番宜しい様だ。。。
旧車維持において純正品が供給終了となれば社外品に頼りざるを得ない部分もありますが、格安部品の抱えるリスクが嫌になる様な事態に陥る事もあるので注意が必要です!って当たり前か。。。(笑)
今回は品質不明の粗悪社外部品についてのお話でした。。。