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チラシの裏

「竜を駆る種族」復刊

2006年10月08日 | SF
「竜を駆る種族」がハヤカワベストセレクションで復刊。これでヴァンスの再評価になれば嬉しいです。「魔王子シリーズ」も復刊なるか?復刊したときは萩尾望都の表紙イラストも存続希望。そして久保書店で出ていた「終末期の赤い地球」もハヤカワで復刊してくれないでしょうか。表紙イラストは武部本一郎のものをそのまま使うことを強く希望。続編の「The eyes of the overworld」(だったっけ?)の翻訳 . . . 本文を読む
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ローリング邸の殺人

2006年10月07日 | ミステリ
惜しい! ねらい目はいいんだけど、無理がありすぎ。もうひとつプロットをひねれば傑作とまではいかないまでも秀作になっていたと思います。クリスティの短編に似たプロットがあったし、カーの「奇蹟を解く男」のプロットを思い出してもらえれば、近いものがあります。 でもさすが「エンジェル家の殺人」を書いた作家、意外な動機ミステリとして面白いです。小ヒット!ちなみに後書きは読まないほうがいいです。「白魔」も訳して . . . 本文を読む
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移動都市

2006年10月06日 | SF
創元SF文庫の新刊がこれ、「移動都市」。核戦争後の未来を舞台に、たがいに食い合う移動都市のお話、のようです(まだ未読なので)。食い合うって言ったって、機械を取り合うというようなことでしょう。移動する都市というと、同じ英国作家の代表作を連想しますが、もしかするとM・J・ハリスンの「パステル都市」あたりからも影響受けているかも。 「パステル都市」というのは、 はるかな未来、女王や騎士が復活し封建社会 . . . 本文を読む
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白夫人の幻

2006年10月05日 | ミステリ
しかし唐代(日本は聖徳太子の時代)が舞台なのに、この現代的な動機。「発端の怪奇性、中盤の論理性、結末の意外性」が効果のほどはどうであれ、その3つがちゃんとある歴史ミステリなんですよ、これが。 後書きみると、これからポケミスで初期シリーズの改訳も出していく予定とのこと。ディー判事もの全集にするつもりらしいです。こりゃ全巻買わないといけないですね。 初期5部作(この5作品でいちおう一区切りついている . . . 本文を読む
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シャーロック・ホームズ ベイカー街の幽霊

2006年10月03日 | ミステリ
マーティン・グリーンバーグ、ジョン・レレンバーグ、ダニエル・スタシャワーの編纂による、ということが日本語でどこにも表記してないけど、いいんでしょうか。オカルト事件とホームズをからませるパスティーシュ集。 オカルトとホームズという組みあわせの如何を問うまえに、短編ミステリとしてちょっと一言。 かつて江戸川乱歩が短編ミステリに必要なものということで「発端の怪奇性、論理の展開、結末の意外性」(不正確か . . . 本文を読む
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シムーン その8+「勝手に続編シムーン」

2006年10月01日 | アニメ・特撮
すいません。右脳が書けって。 第26話は最終回というか、エピローグというか。 謎の答えがいくつかありましたが、さらに混迷へと導く伏線もあり。 タイムパラドックス的小ネタ、ユンの生まれた地方の風習とか。アーエルの語源とみるとあそこは嶺国? しかし。 リモネ&ドミヌーラは時間を超える旅人となりオナシア化する。ということはアーエル&ネヴュリルもそうなる、ということ? シムラークルム宮国は解体されて . . . 本文を読む
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