紹介ページだけ読んで誤解するかもしれませんが、
ウィアード・テールズから直接翻訳されたわけでなく、
ウィアード・テールズ掲載作品をイギリス人が編集したアンソロジー、
「ノット・アット・ナイト」をネタ本にして、
そこから戦前に翻訳された作品を集めたもの。
だから、最後に収録された「成層圏の秘密」が、
ウィアード・テールズ本誌から直接翻訳されたこと
(つまりアンソロジー未収録作品)が確認される唯一の例、
という一文が納得できます。
さらに、同じ作品に複数の翻訳ヴァージョンが存在する理由も腑におちます。
ネタ本があるんですからね。
で「ノット・アット・ナイト」の日本語訳「一人で夜読むな」という題は
日本人の琴線に触れたらしく、このあといろいろなところで借用されていました。
横溝正史もこのタイトルで短編書いてましたね。
しかし、オリジナルのB級具合が翻訳の仕方によって
さらにB級具合がZ級にまで発酵して、
匂いがプンプンするようになるのは不思議です。
「蟹人」なんて、初期仮面ライダーに出てくる改造人間そのまんまですよ。
ま、「クトゥルフの呼び声」のアンサーソングかと思えば、
納得できるような、できないような。
好き嫌いのはっきり分かれる作品群なので、好きな人は大好きでしょうが、
小説として認められない人がいるんでしょうねえ。
ウィアード・テールズの懐というか、
ホラーだけでなく(怪奇)SF、(怪奇)ミステリなどを包含した
深さが分かるような気がするので、
そこあたりのアンソロジーも出て欲しいですね。
そういえばウィアード・テールズのアンソロジーといえば、
青心社の文庫版4冊、国書刊行会の叢書(5冊+別冊?)ともに、
古本屋でも見なくなりましたね。
うちには青心社のこれ「悪魔の夢 天使の溜息」しかありませんが、
「ウィアード・テールズ傑作集」というだけあって、
C・A・スミスやR・ブロック、ラヴクラフト御大にT・ウィリアムズなど
錚々たるメンバーの作品に、
編訳者の大瀧啓介によるウィアード・テールズ史も載ってます。
この本なら古本屋で手に入りやすいかも。
ウィアード・テールズから直接翻訳されたわけでなく、
ウィアード・テールズ掲載作品をイギリス人が編集したアンソロジー、
「ノット・アット・ナイト」をネタ本にして、
そこから戦前に翻訳された作品を集めたもの。
だから、最後に収録された「成層圏の秘密」が、
ウィアード・テールズ本誌から直接翻訳されたこと
(つまりアンソロジー未収録作品)が確認される唯一の例、
という一文が納得できます。
さらに、同じ作品に複数の翻訳ヴァージョンが存在する理由も腑におちます。
ネタ本があるんですからね。
で「ノット・アット・ナイト」の日本語訳「一人で夜読むな」という題は
日本人の琴線に触れたらしく、このあといろいろなところで借用されていました。
横溝正史もこのタイトルで短編書いてましたね。
しかし、オリジナルのB級具合が翻訳の仕方によって
さらにB級具合がZ級にまで発酵して、
匂いがプンプンするようになるのは不思議です。
「蟹人」なんて、初期仮面ライダーに出てくる改造人間そのまんまですよ。
ま、「クトゥルフの呼び声」のアンサーソングかと思えば、
納得できるような、できないような。
好き嫌いのはっきり分かれる作品群なので、好きな人は大好きでしょうが、
小説として認められない人がいるんでしょうねえ。
ウィアード・テールズの懐というか、
ホラーだけでなく(怪奇)SF、(怪奇)ミステリなどを包含した
深さが分かるような気がするので、
そこあたりのアンソロジーも出て欲しいですね。
そういえばウィアード・テールズのアンソロジーといえば、
青心社の文庫版4冊、国書刊行会の叢書(5冊+別冊?)ともに、
古本屋でも見なくなりましたね。
うちには青心社のこれ「悪魔の夢 天使の溜息」しかありませんが、
「ウィアード・テールズ傑作集」というだけあって、
C・A・スミスやR・ブロック、ラヴクラフト御大にT・ウィリアムズなど
錚々たるメンバーの作品に、
編訳者の大瀧啓介によるウィアード・テールズ史も載ってます。
この本なら古本屋で手に入りやすいかも。
以前この記事を拝見したときには
青心社の件は無かった気がします。
図書館の予約で漸く順番が巡ってきて
今手元にありますが
文庫だとばかり思い込んでいました。
前書きがいいですね
”原作からの逸脱を評価”
”ゲテモノ度の高い方を優先”
ソノラマ文庫からも
ウィアード・テールズ傑作選
「眠られぬ夜のために」
"I Can't Sleep At Night"が
出ていました。
青心社の4巻ものは物好きにも
2冊づつ持ってます。
そういえば、と思って。
私も買っておけばよかったと後悔してます。
古本屋でよくみかけたので、
そのうちと思っていたら、けっこうレアになっちゃってますね。
「怪樹の腕」の感想もまたお聞かせください。