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ケンブリッジ大学の殺人

2010年03月10日 | ミステリ
幻の本格パズラー、とありますが、ラストの謎解きは茫然自失というか、超脱力です。

でもどこかの国の新本格とは違い、著者なりに本格ミステリのパターンを推し進めた結果、
すべての出来事が謎解きの手がかりになるとは限らない、というしごく当たり前の手法に行き着いた、
と好意的に解釈したいです。
というか、そうでも思わないと、最後まで読んできた苦労が報われません(笑)

■ケンブリッジ大学の殺人 グリン・ダニエル著 扶桑社ミステリ
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