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遥かなる光

2013年02月11日 | SF
ルポフの「神の剣 悪魔の剣」を誉めたという
エリザベス・A・リンの邦訳長編はSFの「遥かなる光」と、
ファンタジイのアラン史略3部作だけです。

デビュー長編の「遥かなる光」は薄味のディーレニイみたいで。
芸術家の青年が寿命と引き換えに星の世界へ行く(みたいな話だったはず?)なんて、
往年の少女マンガのようでちょっと小っ恥ずかしい。
目立つところといえば、著者は日本文化好きで合気道を習っていたそう。
キャラクターにも「レイコ」「イサオ」という名前が登場します。
ま、「スキヤキ」とか「バンザイ」とかいう日本人を出す作家にくらべれば、
正しい日本理解のうえでのネーミングのように思えます。



ファンタジイのアラン史略3部作は「冬の狼」「アランの舞人」「北の娘(上・下)」と4冊出ていました。
うーん、どっちの作品も表紙のイラストレーターに恵まれなかった感があるような…
ヨーロッパ中世風異世界を舞台にして、登場する格闘技は合気道をモデルにしているそうで、
前書きでリンが植芝盛平に賛辞を送っています。
で、ストーリーはまったく覚えてません(*゜.゜)ゞ
日本ひいきのエリザベス・リンなので、ルポフの「神の剣 悪魔の剣」を誉めるのはむべなるかな、というところ。
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