Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●東京新聞の心に沁みた記事【園長から平和の伝言 保育者の思い】

2014年07月30日 00時00分18秒 | Weblog


東京新聞の記事【園長から平和の伝言 保育者の思い 小冊子に反響】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014072690070115.html)。

 「黙っていては いけないのだと思う あきらめては いけないのだと思う」。安倍晋三首相が決めた集団的自衛権の行使容認について、こんな言葉で始まる・・・・・・」・・・・・・ブログ主は、「人殺し」に行かせてはいけないと思う。人の親として、子どもが殺されるような悲惨を、平和憲法を持つ我国がやってはいけない。アベ様や公明党の大好きな「積極的平和主義」の行きつく先を想像すべきだ。「死の商人に成り下がってはいけない

   『●戦争屋による憲法違反の「集団的自衛権」閣議決定・・・ 
                 「やめろと言わないのは“許した”のと同意」
    「「▼「明日戦争がはじまる」という詩を人に教えられた。
     <まいにち満員電車に乗って/人を人とも思わなくなった/
     インターネットの掲示板のカキコミで/心を心とも思わなくなった/
     虐待死や自殺のひんぱつに/
命を命と思わなくなった
     じゅんびはばっちりだ/
戦争を戦争と思わなくなるために
     
いよいよ明日戦争がはじまる>▼宮尾節子さんという詩人が
     書いた」・・・・・・
ニーメラーの「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき
     を思い出した。


   『●憲法違反を犯しつつ壊憲する愚な・・・・・・
                       「原理原則の無い国」「悪魔の島」
   『●野中広務氏「憲法があり、9条があったからだ」・・・・・・
                   自公議員や翼賛野党議員への痛烈批判
   『●戦争できる国にしたくてしょうがないらしい・・・アベ様に一番に戦場へ
   『●「人殺し」なんぞには行かせたくない


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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014072690070115.html

園長から平和の伝言 保育者の思い 小冊子に反響
2014年7月26日 07時01分

   (ひらお保育園の職員に集団的自衛権について話す
    田中雄二園長(中)=東京都稲城市で)

 「黙っていては いけないのだと思う あきらめては いけないのだと思う」。安倍晋三首相が決めた集団的自衛権の行使容認について、こんな言葉で始まる小冊子を東京都稲城市にある「ひらお保育園」園長の田中雄二さん(62)が作った。平和憲法の根幹を閣議決定だけで変えたことへの危機感を分かりやすく、詩のような言葉で表現した。反響も大きい。田中さんは「多くの人に声を上げていくことの大切さを伝えたい」と呼び掛けている。 (宇田薫)


 田中さんは、与党間などの憲法解釈見直しをめぐる議論を注意深く見守ってきた。行使容認が閣議決定された七月一日には「安倍さんは力ずくでここまでやってしまうのか」と危機感を持った。翌二日の朝、十ページにわたる文章を一気に書き上げた。

    「私になにができるか 考えました そして ここにみなさんに
     伝える言葉を 記すことにしました」

 田中さんは大学を卒業後、一九七七年に同園に就職。約四十年間で送り出した園児の中には、自衛隊のパイロットになり、最近結婚した男性もいる。「政治信条は人それぞれだし、自分の思いを押しつけるつもりはない。でも、子どもたちが他国の人を殺し、殺されるようなことはしてほしくない」。保育者としての思いが、メッセージの原動力になった。

 メッセージはピンク色のA4用紙を二つ折りにしたもので、三百部を手作りで仕上げた。第二次世界大戦で数え切れない人が亡くなったこと、憲法は時の政権が戦争を繰り返さないために生まれたことを、できるだけやさしい言葉でつづった。「知っていますか 安倍総理大臣にも 小野寺防衛大臣にも 憲法を擁護する 義務があることを」と諭すように訴える。

 書き上げた次の日の三日、園で職員と保護者全員に配った。若い職員からは「政治の話は難しい」との声も聞かれた。

 しばらくすると、小冊子を送ったほかの保育園の関係者や地域住民から「うちでも配りたい」と頼まれるようになった。保護者らから「大事なことを言ってくれてありがとう」「高校生です。俺たちのことを考えてくれる先生がいる」などと返事が寄せられ、共感の広がりを感じた。

 田中さんにとって小冊子は「保育園長からの伝言」。「今後も国の動きをしっかり注視していきたい」と話している。

◆田中保育園長からの伝言 全文

 ひらお保育園の田中雄二園長のメッセージの全文は以下の通り。

 

 寝ていては いけないのだと思う 黙っていては いけないのだと思う あきらめては いけないのだと思う

 昨日、安倍内閣は臨時閣議で 憲法の解釈を変えるという 途方もない手段で 日本の平和憲法の柱 「戦争の放棄が変えられた

 みなさん 知っていますか

 二年前 自民党が政権に復帰した 総選挙の得票率を

 わずかに24% 全国民の民意の四分の一 それで国会の議席 過半数を占めるという 小選挙区制度の不思議さ その不当さ

 みなさん 知っていますか

 第二次世界大戦の中で 日本軍として参戦した 兵隊二百四十万人が死んだこと

 そして 日本軍によって アジア全体で殺された人たちは二千万人ということを なかでも 中国では 一千万人もの 多くの命が 奪われたこと

 みなさん 知っていますか

 戦争が終えた一九四五年の 日本の平均寿命を 男性二十三・九歳 女性三十七・五歳 信じられない この年齢 そのもつ意味 そのもつ重み

 一九四五年三月 東京下町への大空襲 八月六日 広島への 原爆の投下 八月九日 さらに 長崎へも…

 累々(るいるい)として おびただしい 死者の叫び 命の訴え

 けっして 取り戻すことのできない 命の代償 家族の無念さ

 そして 戦争が終えた そして 憲法が産まれた

 時の権力によって 時の政権によって 二度と再び 戦争が 起こされることがないように 事情や状況を問わず 外交問題の解決に 武力を行使することが けっしてないように 私たちの 日本国憲法が 産まれた

 その後 六十七年間 朝鮮戦争でも ベトナム戦争でも 湾岸戦争でも また イラク戦争でも アフガン戦争でも 日本が直接に 戦争を起こすことは なかった 日本が直接に 戦争に巻き込まれることは なかった

 いま 寝ていてはいけないと思う いま 黙っていてはいけないと思う いま あきらめてはいけないと思う

 子どもたちが そのまた子どもたちが 建物を くらしを 地域を破壊し ひとのいのちを 奪わないため ひとにいのちを 奪われないため

 くらしや文化 言葉や習慣は違っても 地球に住む さまざまな世界の人たちと ともに手をつないで生きるため

 知っていますか 安倍総理大臣にも 小野寺防衛大臣にも 国務大臣には 憲法を擁護する 義務があることを

 知っていますか 私たち 日本の国民には 二度と戦争を起こさないために 憲法を守り 育てる 不断の努力が 求められていること

 寝ていては いけないと思う 黙っていては いけないと思う あきらめては いけないと思う いま このときに

 不戦の誓いのもと 憲法の骨格に 第九条「戦争放棄」を 明確にもつこの日本の国で

 憲法改正の手続きも 議論も経ず 閣議で解釈の変更を 了承する形で

 これまで六十七年間 現在の憲法下では法的にできないと すべての政権が公言していた 集団的自衛権

 これを「解釈改憲」として 閣議で決定した「現政権」

 この事態に 一人の保育者として 一人の日本人として 私になにができるか 考えました

 そして ここにみなさんに 伝える言葉を 記すことにしました

 子どもの命を守りはぐくむこと これを阻む 理不尽な動きには 学び 訴え 協同し 行動していく

 このことを理念としてもつ 我が社会福祉法人「厚生館」の 職員として 施設長として

 また これまで 多くの保護者と たくさんの子どもたちに

 輝くいのちのすばらしさを 日々の中で 教えてもらった 一人の保育者として

 あらためて訴えたい 伝えたい

 憲法を守ろう いのちをはぐくもう

 戦争につながる動きに ノーの行動を示そうと

  七月二日 ひらお保育園 園長 田中雄二

(東京新聞)
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●「憲法9条にノーベル賞を」!、暴走改憲を止める一矢に! ~世界の笑いものにならないために~

2014年04月24日 00時00分13秒 | Weblog


asahi.comの二つの記事【憲法9条にノーベル賞を 主婦が思いつき、委員会へ推薦】(http://www.asahi.com/articles/ASG422SDQG42UTIL008.html)と、
【「憲法9条をノーベル平和賞に」推薦受理 実行委に連絡』(http://www.asahi.com/articles/ASG4C2W6KG4CULOB001.html?iref=comtop_6_05)。
東京新聞の記事【集団的自衛権「砂川が根拠」 首相、歴代の議論無視】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014041190070021.html)。

 「戦争の放棄を定めた憲法9条をノーベル平和賞に推した「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会(事務局・神奈川県相模原市)に、ノルウェー・オスロのノーベル委員会から推薦を受理したとの連絡があり、正式に候補になった」・・・・・・壊れゆく平和憲法壊憲から救う一つの手法となってほしい。でも、受賞しても壊憲しては、世界の笑いものに。 
 無責任・無自覚な自公政権投票者による暴走壊憲を止める一矢に!

   ●「平和憲法」が泣いている
   ●「(積極)平和主義」「不戦の誓い」が聞いて呆れる、
                   「死の商人主義」「外交破壊主義」
   『●「治安維持法」を止めるために:
       : 「アベ様のNHK」などマスメディアだけに任せてはおれない

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http://www.asahi.com/articles/ASG4C2W6KG4CULOB001.html?iref=comtop_6_05
 
憲法9条をノーベル平和賞に」推薦受理 実行委に連絡
2014年4月11日11時34分

   (ノーベル委員会から実行委員会にメールで届いた通知)

 戦争の放棄を定めた憲法9条をノーベル平和賞に推した「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会(事務局・神奈川県相模原市)に、ノルウェー・オスロのノーベル委員会から推薦を受理したとの連絡があり、正式に候補になったことがわかった。

 連絡はメールで9日夜、実行委に届いた。「ノーベル委員会は2014年ノーベル平和賞の申し込みを受け付けました。今年は278の候補が登録されました。受賞者は10月10日に発表される予定です」との内容だ。

 事務局の岡田えり子さん(53)は「受理されてうれしい。受賞者は個人か団体となっているが、受賞者を日本国民としたことを委員会は受け入れてくれた。これで日本国民一人一人が受賞候補者になった」と話した。

・・・・・・・・・。
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http://www.asahi.com/articles/ASG422SDQG42UTIL008.html

憲法9条にノーベル賞を 主婦が思いつき、委員会へ推薦
柳沼広幸
2014年4月2日18時43分

   (台所の食卓でパソコンを開き、署名サイトにアクセスする
      鷹巣直美さん=神奈川県座間市)

 戦争の放棄を定めた憲法9条にノーベル平和賞を――。神奈川県座間市の主婦鷹巣直美さん(37)が思いつきで始めた取り組みに共感の輪が広がり、ノルウェー・ノーベル委員会への推薦に至った集団的自衛権の行使や改憲が議論される中、「今こそ平和憲法の大切さを世界に広めたいと願う

 鷹巣さんは20代のころにオーストラリアのタスマニア大学に留学。そこで出会ったスーダンの男性難民から、小学生の時に両親を殺され、正確な年齢も知らずに育ったと聞き、平和や9条の大切さを実感した。

 今は小学2年と1歳半の子育てに追われる日々。「子どもはかわいい。戦争になったら世界中の子どもが泣く」。家は空けられないので集会やデモには参加できない。自宅でできることを考えた。

 2012年の平和賞は231件の推薦の中から欧州連合(EU)が受賞した。「欧州の平和と和解、民主主義と人権の向上に貢献した」とされた。鷹巣さんは「EUには問題もあるが、ノーベル平和賞は、理想に向かって頑張っている人たちを応援する意味もあるんだ。日本も9条の理想を実現できているとは言えないが、9条は受賞する価値がある」と考えた。

 昨年1月、インターネットで見つけたノーベル委員会に、英文で「日本国憲法、特に第9条に平和賞を授与して下さい」とメールを送信。その後も計7回送ったが、返事はなかった。

 友人にやり方を教えてもらい、5月に署名サイトを立ち上げると、5日で約1500人の署名が集まった。ノーベル委員会に送信すると、すぐに返事があり、ノミネートの条件がわかった。推薦締め切りは毎年2月1日。国会議員や大学教授、平和研究所所長、過去の受賞者らが推薦できる。受賞者は人物か団体のみ。憲法は受賞できない。

 考えた末、鷹巣さんは受賞者を「日本国民」にした。「9条を保持し、70年近く戦争をしなかった日本国民の受賞に意味がある。みんなが候補として平和を考えるきっかけになれば

・・・・・・・・・。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014041190070021.html

集団的自衛権「砂川が根拠」 首相、歴代の議論無視
2014年4月11日 07時00分

 安倍晋三首相や自民党幹部が集団的自衛権の行使を容認するため、一九五九年の最高裁による砂川事件判決を根拠にする考えを相次いで示している。しかし、この判決は五十五年前のもの。歴代政権は判決を踏まえた上で、集団的自衛権の行使は「憲法上許されない」とした政府見解を三十三年前に定め、維持してきた。安倍首相らは今になって、判決に独自の考えを加えて解釈改憲に利用しようとしている。この判決の無効を求める動きまであり、憲法解釈の根拠とすることの正当性も揺らいでいる。 (金杉貴雄、新開浩)

 最高裁は砂川判決の一部で「わが国がその存立を全うするために必要な自衛のための措置をとり得る」とし、憲法九条の下でも自衛権は認められるとの見解を示した。

 集団的自衛権については触れていないが、政府はその後、六〇~七〇年代に集団的自衛権に関する憲法解釈を国会答弁などで積み重ね、八一年に「集団的自衛権は憲法上許されない」との答弁書を閣議決定。現在まで政府の見解として維持されている

 判決は個別的自衛権を認めたもので、集団的自衛権は問題になっていないとの考えが一般的な学説だ。歴代政権はこれを踏まえ、憲法解釈で集団的自衛権の行使を否定してきた。だが、首相は半世紀以上の経緯を無視するかのように「判決には集団的自衛権も入っている」と主張し始めた。

 長谷部恭男東大教授(憲法学)は「砂川判決から憲法上、集団的自衛権が行使できるとする結論は無理がある。判決で認められるなら、今までの政府見解に反映されたはずだが、そうなっていない」と指摘する。


◆元被告ら 再審請求検討

 この最高裁判決をめぐっては、有罪判決を受けた元被告らが夏ごろに再審請求する準備を進めている。請求の行方次第では、判決の存在自体が危うくなる。

 再審請求は、裁判長としてこの事件を担当した田中耕太郎最高裁長官(故人)が、判決直前にマッカーサー駐日米大使らと非公式に会談していたことが、機密指定を解かれた米公文書で判明したために提起されようとしている。

 日本の研究者らの開示請求で、二〇一一年に見つかった米国務長官宛ての公電(五九年十一月五日付)で、マ大使は、田中氏との会談の内容を報告。田中氏の言葉を「(一審を担当した東京地裁の)伊達(秋雄)裁判長が憲法上の争点に判断を下したのは、全くの誤りだったと述べた」と紹介し、「裁判長は、一審判決が覆ると思っている印象」と本国に伝えていた。

 開示請求にかかわった元山梨学院大学教授の布川(ふかわ)玲子氏(法哲学)は、これが評議内容を部外者に漏らすことを禁じた裁判所法に違反するとして、砂川判決自体を「無効」と指摘する。

 元被告の土屋源太郎氏(79)=静岡市=も「司法の中立を放棄した判決。安倍首相が解釈改憲の根拠にするのは問題」と批判。代理人の吉永満夫弁護士も「米公文書は再審の新証拠として十分成立する」と話す。


砂川事件> 1957年、東京都砂川町(現立川市)の米軍立川基地拡張に反対するデモ隊の一部が基地内に立ち入り、7人が日米安全保障条約に基づく刑事特別法違反の罪で起訴された事件。東京地裁は59年3月、米軍駐留は憲法9条2項が禁ずる戦力の保持に当たり、違憲として無罪を言い渡した。検察側の上告を受け、最高裁は同年12月、9条は日本に自衛権があると認め、安保条約のような高度に政治的な問題は司法判断になじまないとも指摘。一審判決は破棄され、その後有罪が確定した。

(東京新聞)
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