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●何としてもこの悪しき流れを変えて、東京電力原発人災を世界の教訓に

2011年12月16日 00時01分07秒 | Weblog


東京新聞のコラム「筆洗」から(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2011120502000030.html)。

 東京電力原発人災についてまともな主張をしているマスコミは東京新聞日刊ゲンダイぐらいではないでしょうか? ネットや、小出裕章さんら良心的学者、神保哲生さん・青木理さん・綿井健陽さん・森達也さん・鎌田慧さん・内橋克人さんといったフリーのジャーナリスト、『創』『週刊金曜日』『DAYS JAPAN』といったミニコミのガンバリが無ければ、もっと恐ろしい状況になっていたことでしょう。
 人類がかつて遭遇したことのないこの原発人災(by 小出裕章さん)、なんせ核燃料が(人災で)原子炉をおそらく突き破るという恐ろしい人災を引き起こしたのですから、また、周辺住民はおろか世界中の人々に御迷惑をおかけしている訳ですから、これを教訓とせずに一体全体どうしたらいいというのでしょうか? 今すぐにでも全炉を停止・廃炉に向かって進め、長期に渡る停止した炉の管理技術、および、核廃棄物の管理技術の確立へと向かうことで、世界の〝〟となるべきだと思うのです。二度と原発維持や再稼働、増設や原発輸出といった〝〟を犯してはいけません。それしかFUKUSIMAが〝救われる道〟はないと思うのです。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2011120502000030.html

筆洗
2011125

 自分で食べ物を食器に盛ることを手盛りという。好きなだけ載せられるので転じて自らに都合よく取り計らうことが「お手盛り」といわれるようになった。「お」を付けるのは皮肉が込められているらしい福島第一原発の事故で、東京電力の社内事故調査委員会が発表した中間報告は、自らの正当性を強調し、自己弁護の表現が目立つまさに「お手盛り」の内容だった地震による重要機器の損傷を否定し、すべては想定外の津波のせいと訴えた。賠償を恐れる東電に、お手盛りでない調査を期待することなど無駄だったかもしれない旧海軍の少将や大佐級が戦後、四百時間にわたって敗因などを語り合った「海軍反省会」の録音テープがある。これを聞いた作家の半藤一利さんは沢地久枝(引用者注 澤地久枝)さんらとの対談で日本の組織の特徴を指摘している失敗したときには、一つとしてきちんとした記録として残したことがないですね。要するに、残すと責任者が出てしまいますからね」(『日本海軍はなぜ過ったか』)。もう同じ轍(てつ)は踏みたくない国会の事故調査委員会のトップに、元日本学術会議会長の黒川清さんが起用された。政府や学者、産業界、メディアの姿勢を厳しく批判し、外国人も交えた独立調査委員会の設立を訴えてきた人である。「敗戦」に等しい事故の教訓を、世界の共通財産にするよう徹底調査を望む。
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