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●『こころをさなき世界のために』読了

2008年10月20日 07時58分16秒 | Weblog


『こころをさなき世界のために』8
月に読了。森達也著。洋泉社。20054月刊。サブタイトルは「親鸞から学ぶ〈地球幼年期〉のメソッド」。

唐突に第Ⅰ章が始まり、語り口調であり、公演か何かを取りまとめたものなのか、その辺の事情が不明で戸惑う。最初は、なぜ親鸞なのか、森さんとの関係もさっぱり不明で戸惑うばかり。

「オウムの構造もこれに近い・・・中国に侵略した日本軍兵士が・・・ヒトラーの周辺が、の意志を勝手に忖度する・・・巨大な楼閣・・・放送禁止歌に構造は似ています」(p.44)

(一つの国会で)「小渕内閣で、有事ガイドラインに国旗国歌法、住民基本台帳法に通信傍受法が立て続けに成立」、「セキュリティー社会への標榜というこの方向」(p.52)。斎藤貴男さんの危機感と共通。最近読んだ野中氏に関する本によると、国旗国歌法以外はほとんど官僚主導で、政治家は中身をよく理解していずに、拙速に成立。(ナチスドイツでの)「自由意思による巨大な規制の楼閣」(p.147)

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