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『創』(2010年8月号)、8月に読了。
「映画「ザ・コーヴ」上映中止騒動の全経緯/鈴木邦男さん突入の騒然現場写真」(pp.14-16)。「・・・市民が、持っていたスケッチブックに「恥ずべきは上映妨害」と書いて掲げている」。「・・・「君たちのやっているのは弱い者いじめの営業妨害じゃないか」と講議団に抗議」した鈴木邦男さん。
特集/映画「ザ・コーヴ」上映中止騒動。
篠田博之編集長「上映中止騒動の全経緯とそこで問われたもの」(pp.26-31)。「・・・一般に想定される「抗議行動」の範疇を超えている・・・。/・・・「主権回復を目指す会」と「在日特権を許さない市民の会(在特会)」・・・」。
森達也・綿井健陽・坂野正人・鈴木邦男・野中章弘さん「上映会で議論された上映中止と「自粛の連鎖」」(pp.32-37)。
田原総一郎・崔洋一・石坂啓さん「映画館主と表現者たちの上映中止をめぐる議論」(pp.38-45)。
綿井健陽さん「和歌山県太地町の人たちは映画をどう考えているのか?」(pp.46-50)。「表現の自由」とは一体何なのか。「・・・撮影した側と撮影された側の間の関係性において、フェアに呼応して相互理解を得られる言葉なのだろうか。表現する手段や機会を普段は保証されない人たちを尊重することで初めて対等に成立する権利だと思う」。
上杉隆・神保哲生・高田昌幸氏「記者会見の開放をいかにして進めるべきか/崩壊しつつある記者クラブ制度と大手マスコミの特権」(pp.52-63)。
長岡義幸さん「否決はされたものの秋には再浮上/「非実在青少年」と条例改定をめぐる攻防の行方」(pp.76-83)。「・・・石原都知事は・・・。/・・・規制強化反対を訴えたマンガ家や読者らに悪罵を投げつけた」。
佐高信さん「タレント文化人筆刀両断!/「いいやつ」と「どうでもいいやつ」村上春樹」(pp.84-85)。
森達也さん「極私的メディア論/第53回 プロパガンダ展で見たプロパガンダ」(pp.94-97)。「・・・つまりこの展示の最後は、イランがいかに危険な国であるかを訴える(まさしく)政治的プロパガンダとして終わっていた。・・・展示にはイラク戦争が無い。・・・中東戦争もないし、イスラエル・パレスチナ問題もない。/要するにイスラエル国家にとって都合の悪い戦争や虐殺が、すべて削除されている。/「・・・・・・露骨ですよねえ」/プロパガンダの危険性を訴える展示で、・・・臆面もないほど見事なプロパガンダが行われていた」。
林眞須美さん「大阪拘置所で綴った近況と心情/死刑確定後も無実への思いは変わらない」(pp.102-107)。免田栄さん、赤堀政夫さんの死刑台からの生還。
矢崎泰久さん「ワープロ打ちのその文面を見て次々と疑問が湧いてきた/井上ひさしが残した謎の『遺言公正証書』」(pp.108-115)。「・・・『文藝春秋』は・・・表紙に特記し、電車の中吊り広告にもデカデカと発表している。こんなインチキも珍しい。・・・ユリ夫人が書いた「手記」を大々的にうたうのならともかく、井上ひさし本人が書いたかのように欺いたことは、どんな理由にせよ許されることではない。死者に対しても冒涜に他ならないと思う。羊頭狗肉とはまさにこのことだろう」。「・・・小泉首相に頼まれて道路公団民営化の委員になり、当時からしきりに権力にスリ寄っていた全共闘くずれの猪瀬直樹が、日本ペンクラブの最重要委員会の委員長に任命されるなんてまさしく噴飯ものではないか。・・・/日本ペンクラブに絶望した私たち(本多勝一、鎌田慧、佐高信、北村肇)5人は脱会届を提出し、会報に抗議文を掲載するよう求めた。井上会長の後任・阿刀田高会長はそれすら無視した」。
「永六輔[放送タレント]×矢崎泰久[元『話の特集』編集長]のぢぢ放談/第14回 菅直人なん知らない!」(pp.128-135)。「「市民運動家」という言葉の違和感」、「市民感覚が問われる沖縄問題への対応」、「「市民感覚」と「庶民感覚」」、「顔つきが変わったのは政治屋になったせい?」。
大川豊さん「月刊「壊(こわす)」/第86回 参院選と菅一発内閣」(pp.144-147)。福岡県大木町の「おおき循環センター/くるるん」
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