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●『DAYS JAPAN』(2012年8月号)読了

2012年09月04日 00時00分50秒 | Weblog


DAYS JAPAN』(2012年8月号、Vo.9、No.9)、9月に読了。
 「広河隆一責任編集◎世界を視るフォトジャーナリズム月刊誌」。
 2011年3.11以降、読書量激減・・・。『DAYS JAPAN』も貯まってるけれど、取りあえず、表紙に惹かれて、本書から先に「視」了。

 表紙は、ある意味、すごい写真。「関西電力大飯原子力発電所の再稼働に反対して、首相官邸前で行われたデモの空撮写真。2012年6月29日」(Photo by Masaya NODA/JVJA)。酷暑の2か月が過ぎ、全く不要だったことが明らかになっても、まだ稼働は続く。関電社長は稼働を続けたい、と信じられないことを口にするし、首相の「責任」で再稼働を決めたのに、不要だったことが明らかになった今でも、「地元」民を危険にさらした「責任」には知らん顔をしたままです。ましてや、2030年電力シナリオの議論の最中に「原発は単に夏の電力確保のためだけでなく、社会全体の安定と発展のために引き続き重要だ」などと言い出す始末です(『●当該選挙民が責任を持って原発推進議員に落とし前を』)。
 それにしても、毎週これだけ多くの人々が首相官邸を取り囲んでも、また、各所で抗議の声を上げても、原発推進するのですから、首相をはじめとした原発推進議員を含めた原子力ムラ住人にはあきれ果てます。かって彼らに投票してしまった方には、是非、落選させることで選挙民の「責任」を果たしてもらいたいです。
 「とどろく「再稼働反対」の叫び」(写真/野田雅也/JVJA(正しい報道ヘリの会)、小原直史、PANA通信社、pp.6-7)。暗闇の中おびただしい人たちが首相官邸を取り囲んでおり、写真から「「再稼働反対」の声は、地鳴りのように」本当に聞こえてきそうな感じです。
 「TOPICS/福井県 民意ふりきり大飯再稼働」(写真/津田壮章、森祐一、pp.8-9)。市民のバリケードを警察がくずそうとしたり、人々の波を警察や機動隊が押しとどめています。
 「沖縄・球美(くみ)の里オープン」の宣伝と募金協力の呼びかけ(p.11)。

 「無視される犠牲と差別の責任者」(文/大田昌秀、写真/浅見裕子、米空軍/PANA通信社)。オスプレイ配備でまたしても揺れる沖縄。オキナワとフクシマ。広河編集長らの「沖縄・球美(くみ)の里子ども保養プロジェクトについて、久米島出身の大田さんは、「このような心優しく行動力のある人たちの尽力が続く限り、被災地の若い人たちは、沖縄戦の地獄の底から生き延びた沖縄の若人たちが粘り強く平和社会の創出に立ち上がった先例に学び、必ずや被災地の再起に寄与し得ると期待するものである。私たちオキナワの人々は、被災地の方々のご来沖をいつでも心から歓迎する次第である」と。
 「チェルノブイリとフクシマ/第7回 福島の母たちから沖縄・久米島へ」(鈴木薫、p.36)。

 斎藤美奈子さん「OUTLOOK 6・29の伝え方にみる各紙の市民メディア度」(p.37)。ともに「14点」(100点満点)で、5、6位が産経新聞読売新聞なのが、笑える。「産経の基準では原発の何倍もレバ刺しが問題らしい。大丈夫?」、(読売新聞の)「1面の写真が佐渡の「皆で休むトキ」なのも、なんだかマヌケ。市民の集会が怖くてトキが集う光景に逃げたとか」、「レバ刺しやトキでごまかすのはダサいよ」。

 伊原美代子さん「おばあちゃんと猫⑱ スイカと夏のお昼寝」(p.49)。ミサオおばあちゃんチのフクマルの欠伸姿、ほっとして、心が和みます。

 その他、インド(BRICsの一角)、スーダン(ヌバ山岳地帯)、フィリピン(違法金鉱山)。

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