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●ポスト東京電力原発人災の原発推進、どんな理由が在ろうとも 「国際社会の尊敬も理解も得られまい」

2015年03月04日 00時00分10秒 | Weblog


東京新聞の社説【温暖化交渉 原発依存は通用しない】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015030302000138.html)。

 「京都議定書に続く温暖化対策の新たなルールを定める国際交渉は、スイスの準備会合で、順調なスタートを切った。自主削減目標提示の期限は迫る。原発頼みの日本は、取り残されてしまうのか・・・・・・原発事故は命や暮らし、自然をそれ以上に脅かす。福島の事故がその実態を世界中に知らしめた。当の日本が原発頼みの削減目標を掲げても、国際社会の尊敬も理解も得られまい」。

   『●「死の灰」を回避し得ない上に、
      「発電機能付き湯沸し装置」では温暖化は止まらない


 「発電機能付き湯沸し装置」では、温暖化が止まるはずもありません。
 ましてや、「死の灰」を回避し得ない上に、「トイレの無いマンション」問題を放置して、地球温暖化を理由に原発推進では、無責任にも程がある。それに加えて、「より強烈な? 死の灰」を生み出すフルMOX原発を造りつつある。愚かすぎないだろうか?

   ●「世界初のフルMOX原発で、年に約一トンの
        プルトニウム」を燃焼させて「安全」と言い得る自信に慄く

   『●責任ある答えの提示を: 大間「世界初のフルMOX原発」の
                  強烈な「死の灰」の処理・処分は何処で?


 ポスト東京電力原発人災の原発推進・原発輸出、どんな理由が在ろうとも 「国際社会の尊敬も理解も得られまい」。温暖化問題は後付の理由で、原発推進の真の理由はインフラ輸出戦略の一環なのじゃないか、と透けても見える。世界の軽蔑を受けるだけだ。

   『●『自然と人間』(2014年11月号、Vol.221)についてのつぶやき
     「■⑥『自然と人間』(2014年11月号、Vol.221) / 
       【対談 鎌倉孝夫斎藤貴男 帝国主義時代を想起させる
       安倍政権のインフラシステム輸出戦略(前)】、「輸出先の国民の
       生活をも変える開発は住民の反発を招くかもしれない・・
       過剰資本の処理としての資本輸出」。
       http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/69d0c6a3e04d43fbf8cf382aaf28e9ce

   『●インフラ輸出・原発輸出のためには国内での
         原発稼働・リニア建設が必要という「愚」な論理


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015030302000138.html

【社説】
温暖化交渉 原発依存は通用しない
2015年3月3日

 京都議定書に続く温暖化対策の新たなルールを定める国際交渉は、スイスの準備会合で、順調なスタートを切った。自主削減目標提示の期限は迫る。原発頼みの日本は、取り残されてしまうのか。

 去年の暮れにペルーの首都リマで開かれた気候変動枠組み条約第二十回締約国会議(COP20)は、会期を二日間延長した。

 加盟各国は土俵際で踏みとどまって、決裂を回避し、一年後にパリで開くCOP21で、先進国も途上国も応分の義務を負う、温室効果ガスの新たな削減ルール(ポスト京都議定書)を定める意思を確認できた。

 新ルールは、これまでのように先進国だけに削減目標を割り当てるものではなく、各国が自主的に削減目標を宣言し、それに向かって行動し、その進展を相互に検証することになる。

 リマでは、可能な限りこの三月までに、先進国も途上国も、より高い削減目標を国連に提出することなどを確認した。

 各国の目標案を検証し合う事前協議の開催は、中国、米国の二大排出国が強く反対したため、見送りになった。ポスト京都の実効性には、課題と不安が残る。しかし、二十年来の懸案だった、先進国と途上国の間の溝は、世界的な異常気象への危機感もあり、少しずつ狭くなってきたようだ。

 先月、スイスのジュネーブで開かれた今年初の作業部会では、各国の意見を採り入れた「交渉文書」が、すんなりまとまった。あらゆる国が参加する新ルールの原型になるものだ。今のままでいいとは誰も思っていない。

 米中も目標案は公表済みだ。ポスト京都への動きが加速する中、取り残されていくのが日本である。発電時に温室効果ガスを出さない原発が止まったままでは、目標が立てられないという

 国連の潘基文事務総長からも「三月までに目標を提示するよう頑張ってほしい」と特に要請を受けた。

 だが考えてみてほしい。国際社会は、なぜ温暖化に立ち向かうのか。命や暮らし、国土を守るためではないか。太平洋の島国は水没の危機にある。

 原発事故は命や暮らし、自然をそれ以上に脅かす。福島の事故がその実態を世界中に知らしめた。

 当の日本が原発頼みの削減目標を掲げても、国際社会の尊敬も理解も得られまい原発に頼らない温室効果ガスの削減案を世界に問わねば、出遅れは取り戻せない。
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